前回のつづき
謎の飛行物体
無断転用禁止
11月中旬のことじゃ。
長野県・開田高原へ紅葉の撮影に出かけたのじゃが、途中に見かけた滝の撮影で時間を喰ってしまったわい(前回)。
秋の日は短い。
慌てて再スタートじゃ。
さて国道を外れて開田高原への坂道をどんどん登って行く。
坂道と言ってもでこぼこ道ではないぞえ。
幅広い2車線の立派な道路じゃ。
登る途中、周囲の山々を眺めながら登って行くのじゃが、何となく紅葉にはまだ早い気がしてのう。
しかしここまで来たからには引き返すわけには行かぬわい。
突進あるのみじゃ。
さて、いつもの開田高原への入り口へ差し掛かった。
「長いトンネルを抜けるとそこは…開田高原であった」
毎回々々ワンパターンの画像とフレーズで申し訳ないのう。
これもお決まりの画像。
まずはお目当ての紅葉状況を見たくてのう。
数本のモミジが立ち並ぶ林へ入って行った。
何じゃい。
まだ真っ青ではないかえ。
こりゃやっぱり早かったわい。
ところどころでは見ごろになってるものもあるのじゃが…。
まだ地面にはほとんど落葉していないしのう。
わしゃ真っ赤なモミジの絨毯を見たいのじゃよ。
今年の紅葉はどこも遅れているというから、もうちょいと後にすればよかったのじゃが我慢できずにやってきてしまったわい。
しかしこれでも例年より遅く来たつもりなのじゃがのう。
仕方なく、一旦、林から外へ出て来た。
周りの山々を見渡してみたのじゃが、やはり時期尚早の感は免れぬわい。
例によってぶつぶつとグチをこぼしながら車を走らせていると…
こ、こりゃ何じゃ?
山の中腹から白い煙のようなものが湧き上がっているのじゃよ。
霧?
しかしこんな好天気の午後では霧が出るとは考えられぬしのう。
よし確かめてやれ。
と、急いで近くまで車を走らせて行った。
近くへ寄ってみるとどうも無数の細かい粒がどんどん湧き上がっているようじゃ。
正体不明の群れへ突進じゃ。
ワァオ~!
こ、こりゃ一体何じゃ?
何が何だかさっぱり分からぬ。
まるで別世界へ飛び込んでしまったようじゃわい。
漂っているだけではなく、自力で動いているようにも見える。
周りの景色なぞ霞んでしまって見えやしないわい。
正体を見極めようとしてもふわふわ動いてしまって確認できぬ。
地元の衆に尋ねてみようと人影を探したのじゃが人っ子一人見つからぬのじゃよ。
ウロウロしているうちにやっと民家の軒下に座っていた男性を見つけたので尋ねてみたわい。
すると…
「雪虫だよ」
と男性の答えが返って来たのじゃ。
ユ・キ・ム・シ!
な~るほど。そうか!
雪の使者とも言われている雪虫じゃよのう。
雪虫は北海道に多いらしいが、ワシの地域でもときどき見かけることがあるわい。
夕方など、庭にふわりふわりと飛んでいるのを見かけることがあるのう。
しかしせいぜい数匹程度で、それにもうちょいと大きかったような気がする。
こんなに微細で、しかもこんなに大量発生した雪虫なぞ見たことがないわい。
家で見るのとは種類が違うかもしれぬのう。
教えてくだされた男性はさらに言った。
「ここでもこんなに大量発生したことは今までにないねえ。今日は異常だよ」
後で知ったことじゃが、夏が暑い年には大量に発生するらしいわい。
今年はその条件にぴったりじゃからのう。
雪虫が発生すると1~2週間後には雪が降るという。
雪なら今降ってくれてもわしゃ大歓迎じゃぞえ。
冬支度はもう用意万端整っているからのう。
車はすでにスタッドレスじゃし、ダウンコートの薄手と厚手、頭からすっぽり被う防寒マスク、それに今朝届いたばかりの新品の手袋も持参済みじゃ。
雪よ、お願いじゃから今すぐ降っておくれ😁
しかし今日の陽気ではそんな気配はまるでないわい。
それでも飛行物体の正体が分かってやれやれじゃ。
教えてくだされた男性に礼を言って雪虫の大群から抜け出したわい。
それではいつものようにこの高原のメインスペースとなっているコナラの一本木の辺りへ行って見るとするかのう。
つづく
余計なオマケ
ワシの住処の上空を通り抜けるブルーインパルス
2024.11.21
これは謎の飛行物体にあらず😅
無断転用禁止






























