あてどもなくⅣ | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

前回のつづき

 

あてどもなくⅣ

 

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 何のアテもないままダム湖の岸辺で車中泊した翌未明じゃ。

 

 目覚めてみると

 

 なんと! 

 

 知らぬ間に雪が。

 

 

 ドアミラーにうっすらと積もっている。

 

 昨日のTVのお天気ねえさんの予報が当たったわい。

 

 

 気温はかなり高いのじゃがのう。

 

 

 

 

ヘッドランプを頼りに、よたよたと水際へ降りて行ったわい。

 

 

 

 

暁暗の中で湖面だけが白々と光る。

 

 

 

 

 雪が降ったとはいえ、この程度では銀世界とは言い難いのう。

 

 

 

 

 欲を言えば木々にも積もって欲しかったのじゃがこちらの思い通りにはいかぬわい。

 

 

 

 

 湖面がほんのり染まってきて夜明けも近いようじゃ。

 

 

 

 

 うっすらと染まった雲が流れてきた。

 

 山の向こうでは今ごろ朝焼けの真っ最中じゃろうのう。

 

 

 

 

 目の前の山が邪魔になるため、日の出のころには朝焼けはとっくに終わってしくまっているわい。

 

 

 

 

 岸辺の稜線に朝の光が注ぐ。

 

 

 

 

湖面にもお天道様のお恵みが。

 

 

 

 

湖の真ん中に佇む立ち枯れ木。

 

画面上部には陽光が射し込んだが、下の方はまだ日陰じゃ。

 

 

 

 

日の当たらぬ場所は暗闇のまま。

 

雪の白さだけがやけに目立つのう。

 

 

 

 

 徐々に徐々にお天道様のお恵みを享受する湖岸。

 

 

 

 

あちらでも

 

 

 

 

 こちらでも

 

 

 

 

 光と陰の競演じゃ。

 

 

 

 

アップアップ同じ場所でもシャッタースピードによってかなり印象が変わるわい。ダウンダウン

 

 建築物の土台が残っているあの湖底も、今日はうっすらと雪化粧じゃ。

 

 

 

 

以前にこの湖底を歩き回ったときにこの倒木で一休みした記憶があるわい。まだ残っていたのじゃのう。

 

 

 

 

 湖底に残るこの樹に雪が積もって欲しかったのじゃが、この程度の降雪量ではムリじゃろうのう。

 

 

 

 

 湖畔で見かけた鎮魂の(?)積み石。

 

ここで水難事故でも遭ったのか、それとも…。

 

一番上の石はお地蔵様のようにも見える。

 

 

 

 

 ダムへ注ぐ川にもうっすらと積雪。

 

 

 

 

黄金色に輝く川面。

 

 

 

 

 一輪だけ咲いていた椿を記念にパチリ。

 

 

 

 

 帰りがけにやっと見つけた春。

 

 わしにとっては今年初めて見た春景色じゃ。

 

 

 

 やれやれ。大分粘ってみたのじゃが、ここの撮影も不調のうちに終わってしまったのう。

 

 仕方がない。

 

 そろそろ引き揚げるとするか。

 

 

 しかし…🤔

 

 

 住処へ帰るには昨日も行った高原をイヤでも通らなければならぬのう。

 

 となるとマニアとしてはそこを横目で見ながら素通りすることはチト難しい相談じゃろうて🤪

 

 それに夕べは雪が降ったかもしれぬしのう。

 

 よしよし。

 

 とにかく行って見てやろではないかえ。

 

 それでは早速出発じゃぁ~。

 

 

(よせばよいのに…😩

 

つづく

 

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