やはり寂しい彼岸花
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彼岸花の下見に行ってから一週間ほど経った9月も下旬ごろのこと…。
下見の時はまだつぼみばかりで本数も少なかったからのう。
もうそろそろ花も咲き揃ったころじゃろう…
…と、暑さも少しは和らいだある日、あの「いつもの場所」へ出かけて行ったのじゃ。
あわよくば今夜は車中泊をして、未明の朝焼けに染まる彼岸花をモノにしてやろうと思ってのう。
ところが…
何じゃい、この寂しい光景は…😨
花は見ごろになっているものの、全体の数が少ないのじゃわい。
撮影位置をちょいとずらして、何とか数合わせをしてみたが、明朝の撮影はこの位置からでは気に入らぬのじゃ。
わしのお目当ての場所はこの位置なのじゃが、これでは寂しいわのう。
しかももう白茶けてしまっているのもあるぞえ。
仕方がない。
気を取り直して周辺を手当たり次第に撮って、早々に帰るとするか。
戯れる?カップル。
なるべく数の多いところを狙って。
寂し気な花もこれはこれで悪くはないかのう。
アゲハチョウはなぜか彼岸花を好むのう。
なかなかじっとしていてくれぬ。
つぼみのそばには虫食い葉っぱ。
銀杏が舞い散るころにまた来てみようかのう。
エノコログサはありきたりな雑草じゃが、ちょいとばかりフォトジェニックな草じゃ。
むむっ?
チカラシバじゃ。
こんなところにチカラシバが生えているとは、今まで気が付かなかったわい。
もうちょいと水辺に生えていると面白いかもしれぬ。
今年の彼岸花はこんなことで終わりそうじゃわい。
こんな咲き具合では車中泊をしてまで撮る気は失せたぞえ。
また来年じゃ。
ん?
来年じゃと?
来年もそんな元気あるかのう🧐
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