よみがえるか睡蓮の池 | 88歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

88歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

よみがえるか睡蓮の池

 

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 まだデジタルカメラが普及し始める前のことじゃから一昔も二昔も前の話じゃがのう。

 

 ワシの住処の隣町に睡蓮の咲く池があったのじゃよ。

 

 公園などによくある人工的な池とは異なって、雑木林の中の自然豊かな池じゃった。

 

 人工的な匂いのする風景を嫌うワシにとってはうってつけの池じゃから、折に触れては頻繁に撮影に行っていたのじゃよ。

 

 ところがある年から突然、この池の水が空っぽになって泥沼化してしまってのう。

 

 辺りも雑草が生え放題の荒れ地と化してしまったのじゃ。

 

 詳しくは下のリブログをご覧くだされ。ダウンダウン

 

  さて、わしがあれほどお気に入りじゃった睡蓮の池に見放されてから十数年が経った今日のことじゃ。

 

 時節柄、久しぶりに睡蓮を撮りたくなってのう。

 

 と言っても、睡蓮となるとワシの知る限り、この近辺ではあまり見かけることがないのじゃ。

 

 そこで思い出すのはどうしても10数年前に消えてしまったあの池なのじゃよ。

 

 思い出したら何やら急に気になってきてしまってのう。

 

 暇に任せてダメ元でちょいと様子を見に行ったのじゃ。

 

 

 すると…

 

なんと!😮

 

あの泥沼化していた池はいつの間にか元の睡蓮の池に復活しているではないかえ!

 

こりゃどうしたことじゃ。

 

しかし理由なんぞどうでもよいわい。

 

池が復活してくれさえすればそれでよいのじゃ。

 

ただし池の全体像が見渡せるのはこの一画だけで、あとは周囲に張り巡らされた金網とそれを囲む木立が邪魔になって、思ったように撮影できぬのじゃわい。

 

 

 

 

 金網の外からでは自ずと構図も限られてしまうわのう。

 

 

 

 

 それに池の手前の雑木林が邪魔になって、睡蓮は枝の隙間からわずかに垣間見えるだけなのじゃ。

 

 

 

 

 これでは同じようなアングルばかりになって面白くないわい。

 

 

 

 

 

 それに葉っぱがやけに多い。

 

 以前はもうちょいとまばらじゃった記憶があるのじゃがのう。

 

 リブログで昔の画像を見返しても、あのころはちょうどいい距離感で葉っぱが浮かんでいる。

 

 それがこんなに多量に繁茂してしまっては水面なぞ見えやしないわい。

 

 花が葉っぱの上に乗っかっていたのでは何ともサマにならぬわのう。

 

 水面にぽっかり浮いているからこそ水生植物じゃわい。

 

 

 

 

 睡蓮のリフレクションを撮りたいと思っても、木々の間のわずかな隙間からでは思うに任せぬ。

 

 

 

 

しかし、ここが復活したことは何はともあれ嬉しい限りじゃ。

 

 

 

 

そんな中でこの辺りが何とか水生植物らしい画像になったのかのう。

 

 

 

 

同じ場面をもうちょいと広角で撮ると手前の小枝が入り込んでしまう。

 

 

 

 

 こうなったらもうやけくそじゃ。

 手前の小枝にピントを合わせてごまかしてやったわい。

 

 

 

 

 この辺りだけ木立が途切れていて、ほんのちょいと周りの環境が表現できたかのう。

 

 

 

 

 

 

 

 金網に囲まれた池を過ぎて小道をもうちょいと奥へ入って行くと、柵のない開放感のある池が見えてきた。

 

 

 

 

 こっちの池は先ほどの池とは持ち主が違うらしく金網がない。

 

 池の傍まで行けるわい。ありがたや、ありがたや。

 

 

 

 

 しかしこの池も葉っぱばかりがやけに多いのじゃ。

 

 

 

 

 その割に花の数が少なくてのう。

 

 わしゃ葉っぱは少なく、花は多めがよいのじゃ!

 

 …などと勝手放題ほざいてみても自然相手では何ともならぬわい。

 

 

 

 

 

 もうちょいと時が経てば花も増えてくるかもしれぬのう。

 

 

 

 

8月になったらもう一度来てみるとするか。

 

 

 

 

 それにしてもなぜいったん泥沼になった池が回復したのかのう。

 

 理由は定かではないが、この際そんなことはどうでもよいわい。まずはめでたや、めでたやじゃ。

 

 

 

 

 ただ、厳重な金網が張り巡らされていて、中へ入れさせてもらえぬのは致命的じゃがのう。

 

 こうなったら思い切って持ち主に頼み込んでみたらどんな返事が返ってくるじゃろう?🙄

 

 ひょっとすると中へ入れてくだされるか😃

 

 それとも「帰れ!」と一喝されてしまうか😖

 

 しばらくは悩める日々が続きそうじゃ。

 

 

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