夕闇の枯蓮模様  | 87歳の車中泊奮闘記~風景写真に魅せられて~

87歳の車中泊奮闘記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、車中泊を繰り返しながら撮影を楽しむ様子です。
                       
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前回のつづき

 

夕闇の枯蓮模様

 

 

 越前海岸の荒波と天使の梯子を撮影した後・・・

 

 福井県・南条の花はすの里へ行くために内陸方面に舵を取ったのじゃが・・・

 

 辺りは薄暗くなってきてしまった。年寄りの夜間運転は危険じゃわい。

 

 そこで峠越えの途中にちょいとした空き地を見つけ、そこで一夜の宿を借りることにしたのじゃ。

 

 年寄りには無理は禁物じゃからのう。若い時なら一日で出来たことが、今では二日も三日も掛かるようになったのじゃ。

 

 

 翌日は早朝撮影の予定はない。山の中の空き地でぐっすり寝込んで旅の疲れを取ったあとの翌日、改めて花はすの里を目指したわい。

 

 実はここへ行くのはわしゃ初めてでのう。

 

 というのはハスの花の咲くころは、観光客やらカメラマンで大にぎわいになるじゃろうから、それが嫌で今まで敬遠していたというわけじゃ。

 

 しかしオフシーズンの枯蓮なぞは誰も見向きもしないじゃろうからのう。今の時期なら多分「密」にはならぬはずじゃ。

 

 

 到着してみると、そばに立ち寄り湯があったわい。これはありがたい。

 

 早速ここで汗を流した後はお昼寝じゃ。

 

 

 午後になってやっとカメラを持ちだして撮影態勢に入ったものの、辺り一帯はハス田ばかりが広がっていて、撮影ポイントがさっぱりわからない。

 

 

 

 こんなことなら、予めカメラ雑誌などで情報を仕入れてくればよかったのじゃが、最初の予定ではここに来るつもりはなかったからのう。

 

 仕方がないわい。

 

 

 

 駐車場の周りの枯蓮を適当にパチリパチリやっているうちに、ハス田の中に灯りが・・・?

 

 いつの間にか夕暮れになっていて、近くの宿泊施設や立ち寄り湯の街灯や窓に灯りが点いたというわけじゃ。

 

 

 

 

 

 

  おや?

 

 こんなところにサギが一羽・・・。

 

 

かなり近づいて行ったのじゃが逃げようともしない。

 

 

観光地じゃから人慣れしているのかのう。 

 

 

今まで夜間の枯蓮撮影なぞしたことがなかったわい。 



なかなか面白いものじゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 似たような画像ばかりの羅列になってしまったがどうかお許しくだされや。

 

 宵闇の中での撮影が面白くて、ついついむやみやたらとシャッターを切りまくってしまったのじゃよ。

 

 気がついたら辺りは暗闇になってしまって、手持ち撮影ではブレブレじゃ。

 

 あいにく三脚を車の中に置いたままにしていたからのう。もう止めにするわい。

 

 

 車へ戻り、広い駐車場の片隅で、いつものように🍺を片手にコンビニディナーじゃ。

 

つづく

 

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