前回の続き
ぶらり撮影記 その2 ハプニング
前回で述べたように、被写体を求めてあちらこちらを探し回ってみたのじゃが・・・。
やっぱりというか、案の定と言うか、この季節は目ぼしい獲物がなくてのう。
しかしこのまま引き揚げるのもシャクじゃから、最初の予定通りに高原へやって来たのじゃわい。
標高1300メートルともなるとやはり涼しいのう。
午後4時半近くで27℃じゃ。
下界じゃあ35℃どころか40℃に近いところもあるというのにのう。
写真の収穫はなくとも、避暑に来たつもりになっていれば腹も立つまい。
この高原には大小5つの池がある。
その中で一番大きな池を一回りしてみるとするわい。
池を一巡りしてみたのじゃが、腰が痛くなっただけで何の収穫もないのう。
いやいや、涼しいひと時を過ごせたのが今日一番の収穫じゃったわい。
・・・と言って自分を慰めておこうかのう。
この場所は長年に渡って慣れ親しんできた、ワシの撮影ポイントだったのじゃが・・・。
実を言うと、今年からはここへはもう来ることはないと思っていたのじゃよ。
というのは昨年の秋にここへ来た時のことじゃった。
そのとき、この草原のあちらこちらを遠慮会釈もなくパワーショベルで掘り返している現場を目撃してしまってのう。
「ワシの大事な大事な撮影場所を何するんじゃい!」
思わずそう叫びたくなるのを我慢して、パワーショベルの作業員に尋ねたのじゃ。
「何か作るのですかのう?」
「ここにサイクリングロードを作るのですよ」
作業員はニコニコ笑いながら答えたものじゃ。
「・・・・・・・・」
わし。
草原は縦横無尽に掘り起こされ、赤土丸出しの無残な姿となっていたのじゃよ。
それから一年近くが経った今日じゃ。
さぞかし立派なサイクリングロードが出来上がっているのじゃろうと恐る恐る眺めてみると・・・
何じゃい?
こりゃあの時のままじゃ。何も進展していないじゃないかえ。
こんな中途半端な状態で止めてしまうぐらいなら、初めから掘らなければいいではないかえ。
ワシの撮影ポイントが台無しじゃ。
訳が分からぬことをするのう。
さらにもう一つ困ったことがあってのう。
以前のブログでも述べたことじゃが、こんな電柵が草原のど真ん中に鎮座しているのじゃ。
こちらにも無粋な電柵じゃ。
以前はこんな風景が広がっていたというのにのう。![]()
2013年8月撮影
・・・こんな出来事があって以来、もうここには見切りをつけたつもりだったのじゃよ。
しかしこの高原で朝景と言えばここしかないからのう。仕方がなく今夜のねぐらに選んだというわけじゃ。
ところが・・・
そろそろ車中泊の準備でもするか・・・
と思っていたところへ突然、大型バスがやって来た。
そして中からは大勢の子供たちがぞろぞろと降りて来たのじゃよ。
しばらくすると、ここの管理職員と思しき男性が、4、50センチぐらいに切った木材を広場のど真ん中へ運んできた。
見ているとその木材で囲いを作り、その中に薪らしいものを入れている。
ムムム? こりゃあひょっとして野外用の炉?
イヤな予感がして職員に尋ねたのじゃ。
「何を作っているのですかいのう」
作業員は事も無げに答えたわい。
「今夜はここでキャンプファイヤーをするのですよ」
😵!!
ショック!!
こんなところで夜中まで騒がれては車中泊なぞ出来るはずがないわい。
車に飛び乗るや否や、這う這うの体で逃げ出したぞえ。
しかし今さらどこへ行ったらいいのじゃい??😣
8月4日撮影
つづく
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