思い出写真 その15・御射鹿池の秋 | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

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風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

思い出写真 その15・御射鹿池の秋

 

 まだまだ暑いのう。一歩外へ出ると息が詰まりそうじゃわい。

 

 こんな酷暑の中を撮影に出かけたんじゃあ年寄りなどイチコロじゃて。

 

 標高の高いところにでも行けば涼風に出会えると思うのじゃがのう。

 

 しかし何度も言うようじゃが、今のワシには行ってみたいと思う場所が思い浮かばないんじゃよ。

 

 仕方がないからまたまた「思い出写真」じゃ。

 

 今日の表題は御射鹿池(ミシャカイケ)じゃ。

 

 ここは「思い出写真」の第1回で初夏のころの画像をUPしたのじゃがダウン

  今回は御射鹿池の秋のころの「思い出写真」を羅列してみたいと思ってのう。

 

 上記のリブログの中でも述べたことなんじゃが、御射鹿池は長野県茅野市にある農業用のため池でのう。

 

 この池は東山魁夷画伯の名作「緑響く」のモデルとされていることで有名じゃのう。

 

 森に囲まれた池の畔を白馬が右方から歩んでくるあの名画じゃよ。

                 緑響く 

緑響く 東山魁夷

               

 ここは数年前まで、何気なく通り過ぎてしまうような鄙びた場所だったのじゃがのう。

 

 ところがだんだん有名になるにつれて、道路際に広大な駐車場が出来、観光バスまで停まるようになってしまったんじゃ。

 

 そればかりか池畔への立ち入りが禁止されてしまってのう。

 

 こうなるとマニアとしては柵の外からの撮影だけじゃあ話にならんわい。わしゃあそれ以来ここへはぷっつり行かなくなってしまったんじゃ。

 

 今回はかつて池畔まで行けたころの写真を並べて思い出を綴ってみたのじゃ。

 

 やはりこの池は独特の雰囲気があるのう。今にも池の向こうを白馬が歩んで来そうじゃわい。

 

 

 

 ここの秋は、いわゆる真紅に染まるような紅葉はあまりないようじゃな。どちらかと言えば黄葉と言えばいいのかのう。

       それでも初夏のころとは、また違った色合いじゃ。

 

 

池の水はこの小川から流れ込んでくる。

 

 

            流れが秋色に輝いているわい

 

 池も秋色じゃ。

 

ある日、カモのファミリーが飛来していた。

 

 

 

 落葉が散るころになった。

 

 羽根まで落ちているわい。カモの忘れ物かのう。

 

 こちらにも…

 

       秋の早朝。日差しは真っ先にこの草から照らし始める。

 

 

 爽やかな秋風が吹き渡って来て池面を撫でて行く。

 

 池の中にある小さな浮島。

 

 

 何かの浮遊物が流れてきたのう。

 

 水草も秋色じゃ。

 

すっかり葉を落とした木枝が池面に影を落とす。

 

 池を照らす秋の日差しも何となく弱くなってきたわい。冬に向かっているんじゃのう。

 

  秋の終焉。

 

 水しぶきも凍るようになってきたぞえ。

  いよいよ冬の到来じゃ。

 

 冬の部は次回の持ち越しにしようかのう。バイバイバイバイ

 

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