前回のつづき
思い出写真 その14・乗鞍高原partⅡ 秋から冬へ
乗鞍高原に秋が来た。
この高原にはいくつかの池がある。
その池の一つ、まいめの池の未明。
日の出後の池にカモが降りて来ていた。
この高原では有名な大カエデの紅葉じゃ。
悪天候の日。大雨で池の水があふれていたわい。
これは快晴の朝。朝日を浴びて黄葉が輝く。
道路から外れた、目立たない場所にあるちどり池の晩秋。
池畔には朽ちかけた東屋が佇んでいる。
乗鞍高原を過ぎて白樺峠へ登って行くと…。
峠を過ぎたあたりにも池があった。
霧が立ち込める池にはたくさんの水生植物が。
青々しているが、これでも秋の撮影なんじゃ。
晩秋のころ、ふたたびちどり池へ行ってみると、雪の降った形跡があった。夜中にでも降ったのじゃろうのう。
車中泊した未明の空模様。
池には薄氷が張って、乗鞍岳がぼんやり映っていた。
雪じゃ。冬が到来したのじゃのう。
雪が降り出すと、今度はスキー客でにぎやかになるぞえ。
わしゃ混雑する所は苦手じゃ。家にこもって冬眠でもしようわい。
気がつけば乗鞍高原も随分長い間行ってないのう。
有名撮影地にはどうも食指が動かないわい。
まあそのうちに気が向いたら出かけるかもしれないがのう。それまでここはオサラバじゃ。
完
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