早暁・・・
アラームに起こされて辺りを見渡すと、
ヤヤッ。霧じゃ。
早速、昨日夜景を撮った鉢伏山の中腹へ登って行った。
夜明け前の濃霧の中を走行していく。前はほとんど見えない。
まあ、何十年も前から走りなれた道じゃし、対向車に出会う可能性は皆無じゃが、それでも慎重に走らせた。
それも晴れていれば光も差してくるじゃろうが、空はどんより曇り空。
雨もパラついている有様じゃあ、もう撤退するしか仕方がないわい。帰るとしようかのう。
降りる途中にある異様に曲がりくねった木々の林。
面白いことに道の右側は曲がりくねった木々、一方、左側は直線的な木々が並ぶ。
霧の中に光りが差し込めば最高なんじゃがのう。
今日のところはあきらめて、またの日にリベンジのリベンジじゃ。
そうじゃ。
昨日途中で見た麦畑とポピーのコラボを撮りに行ってみるか。
一路、麦畑に向かって直行じゃ!
と、その場所へ着いてみると・・・、
ありゃりゃりゃ![]()
ない! ない!
信じられないことに、あんなに豊かに実っていた麦は一夜にして刈り取られ、あとにはポピーの群生があざ笑うかのように咲き誇っているばかりじゃ。
ム、ム、ム。
わしゃあ、しばらくは返す言葉もなく立ち尽くすばかりじゃった。
お粗末の一席はこれにて・・・
完
近いうちにまた来るぞえ。









