思わぬ結末 | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

 早暁・・・

 アラームに起こされて辺りを見渡すと、

 ヤヤッ。霧じゃ。

 

 早速、昨日夜景を撮った鉢伏山の中腹へ登って行った。

 

 夜明け前の濃霧の中を走行していく。前はほとんど見えない。

 まあ、何十年も前から走りなれた道じゃし、対向車に出会う可能性は皆無じゃが、それでも慎重に走らせた。

 

  到着はしたものの、目前の木々以外は何も見えない。

 

 それも晴れていれば光も差してくるじゃろうが、空はどんより曇り空。

 雨もパラついている有様じゃあ、もう撤退するしか仕方がないわい。帰るとしようかのう。

 

 

 降りる途中にある異様に曲がりくねった木々の林。

 

 面白いことに道の右側は曲がりくねった木々、一方、左側は直線的な木々が並ぶ。

 

 高ボッチへ下りてきたが、相変わらずの霧。

 霧の中に光りが差し込めば最高なんじゃがのう。

 

 今日のところはあきらめて、またの日にリベンジのリベンジじゃ。

 

 

 

 

 そうじゃ。

 昨日途中で見た麦畑とポピーのコラボを撮りに行ってみるか。

 一路、麦畑に向かって直行じゃ!

 

 と、その場所へ着いてみると・・・、

 

 ありゃりゃりゃ!?

 ない! ない!

 麦畑が消えちゃっているぞえ!!

 信じられないことに、あんなに豊かに実っていた麦は一夜にして刈り取られ、あとにはポピーの群生があざ笑うかのように咲き誇っているばかりじゃ。

 ム、ム、ム。

 わしゃあ、しばらくは返す言葉もなく立ち尽くすばかりじゃった。

 お粗末の一席はこれにて・・・

                                 

     近いうちにまた来るぞえ。