無意味な朝 | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

 落胆の朝を迎えた。

 湖畔の駐車場で車中泊したのじゃが、朝はこれと言ってお目当ての被写体がないんじゃよ。

 

 わしゃあ前日の、夕焼けに染まる枯蓮だけに賭けてきたからのう。

 しかし枯蓮があんな状態だなんて夢にも思わなかったから、あれがダメでは、もう撮るものがない。

 

 こうなったら正直、翌朝はもうどうでもいいんじゃ。

 

 以前なら駐車場横にある池で枯蓮を撮ったもんじゃが、不思議な事にここも烏丸半島と同じように数年前からハスが全滅してしまい、それ以来、ここの朝は撮るブツがなくなってしまったんじゃ。

 

 とはいうものの、せっかく来たのじゃから、このまま帰っても仕方がないからのう。

 

 とりあえず三脚を立ててみようかいのう。

 

 夜明け前。東の空が明るくなってきた。

 池は静かなもんじゃ。何もない。空っぽじゃ。

 

 数年前の池はこんなににぎやかじゃったのにのう(2015年撮影)。

 

  今年は枯蓮の代わりに、あるのは折れた枯れ枝ばかりじゃ。

 

  深紅に染まる水面では、カモが目覚めたようじゃな。

 

 日の出直前の風景。

 

  真っ赤な太陽が顔をのぞかせた。

 

 太陽が昇り切ると あとは平凡な風景に一変する。

 

 

 道路を隔てた琵琶湖側は西向きじゃから、朝は何でもない風景が広がっている。

 琵琶湖には魞(エリ)と呼ばれる漁法があちらこちらに見られるのう。

 

  そろそろ帰るとするか。

 この駐車場も夏までおさらばじゃバイバイ