急きょ移動 | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

  今さらこんな夕ぐれ近くになって追い出されても困るんじゃよなあ

 かと言ってにぎやかな(ワシにとっては騒々しい)イベントにお付き合いするつもりは毛頭ないしなあ。

 今からどこかへ移動するなら、比較的近くに日和田高原というのがあるんじゃがのう。

 ここは春先や秋にはそれなりの写真が撮影できるかも知れんが、この季節に行ってもなあ……。

 じゃがボケボケしていると日が暮れてしまう。夜道の運転なぞ年寄りにゃあ危ないからのう。

 考える余裕もないまま、岐阜県高山市方面へ車を走らせたわい。

 2、30分で到着したこの高原には、標高1300メートルの山の中にそぐわないような立派な陸上競技場があって、夏休みになると学生たちが朝から夕方までトレーニングに励んでいる。

 道路上でトレーニングしている学生もいるから、彼らを避けて道路わきの空き地に車を停めたわい。

 ここの道路は、これも山の中と思えないほど広い道路で、所々に駐車できるスペースもある。

 こんな立派な道路なのに、行き来する車はほんのわずかじゃから、睡眠の妨げになるようなことはほとんどないのじゃ。 

 

 

 

 さて、ここを今夜のねぐらと決めて、これから早速、車中泊の楽しみのひとつとなっているディナーの時間じゃ。

 このごろは発熱剤という便利なアイテムがあってな、 これを使えばコンビニの冷たい食べ物も温かくなるから、クーラーボックスから取り出したビールの味も一段とレベルアップするというわけじゃ。

 食事が済めば後は何もすることがない。翌朝に備えて眠るだけじゃ。

 自宅に居れば今ごろはクーラー漬けの寝苦しい夜を過ごしているんじゃろうが、ここは天国じゃなあ。Oo。。( ̄¬ ̄*)Zzz…○