ハプニング | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

  撮影不調だからといって、それにめげるようなワシじゃあないぞ。

 今度は長野県の開田高原じゃ。

 

 あらかじめネットで開田の気温を調べたら、夜は20度を下回るという。

 早速今日の避暑地にここを選択して勇躍、出掛けたもんじゃ。

 

 ただ、いくら避暑気分といっても撮影を疎かにしているわけじゃあないぞえ。

 あわよくば今までの劣勢を挽回、見たこともないような写真をものにしてやろうと、やる気満々で出かけたわい。

途中で見かけた滝

 

 開田は標高1000メートルを超す高原じゃ。とは言っても、ここは霧ヶ峰や高ボッチなどとは違って、多数の人々が暮らす山里じゃから、あちらこちらにポツンポツンと家が建ち、まとまった集落もある。

 辺りには夏の草花や、早くも秋の気配もするような花も咲き乱れている。

        

 

        

                                              

 

         

 

 

 

 この高原のメインスペースは「木曽馬の里」じゃな。木曽馬が放牧されていて、ブルーベリーやら蕎麦が栽培され、辺りはちょっとした広場になっている。

 

 今夜の車中泊はこの広場にしようと決めてきたのじゃ。

 

 高地じゃから下界より気温が低いとは言うものの、昼下がりの炎天下ではさすがに暑い。

 

 じゃから日が陰るまで待機しようと、林のわきの木陰に車を停め、後ろの「ベッドルーム」で横になっていたもんじゃ。

 

 やがて日も西に傾いてきたので、おもむろに広場へ移動して行ったんじゃよ。

 

 すると、なにやら大型の車が2、3台停まっていて、荷物を降ろしているのが目に留まった。

 

 よく見ると、その荷物の中に駐車場の案内標識があったり、デカデカと「天の川まつり」などと大書した看板まであるではないか!

 

 さては…?

 嫌な予感がしたので、作業員に「このお祭り、今日ですか?」と恐る恐る聞くと、「そうですよ。暗くなったら始めますからもうしばらくお待ちください」とうれしそうにのたまったわい!

 

 そうじゃないんじゃ。あんた、勘違いしてるんじゃよ。わしゃそんなイベントを見に来たんじゃあないんじゃ。人影もない静かなところで写真を撮って車中泊したいと思って来たんじゃよ!

 

 ……などと内心ほざいてみたが、これは相当ショックじゃったなあ。

 

 そう言えば、夏のこの時期はあちらこちらで様々なイベントが開かれるもんなあ。

 

 今夜も大勢の人がこのイベントを楽しみに集まってくるんじゃろうなと思うと、ワシ一人があがいてみたところでどうにもならない。

 

 早速退散じゃ!

 でもどこへ行くんじゃ⁉