前回に続き
自分で手荷物として
ペットを飛行機に載せて
日本へ連れ帰る方法を解説します。
ペットの帰国準備は
時系列で4段階あって
①<帰国180日前までにやること>
②<帰国40日前までにやること>
③<帰国10日前にやること>
④<帰国当日にやること>
それぞれの時期に
やらなきゃ行けない事が
事細かに決まっています。
解説2回目は
抗体値証明を取得した後
【②帰国40日前までにやること】
をまとめます。
犬も猫も、同じ手順で
ざっくり~こんな流れ!(´∀`)
↓
②<帰国40日前までに>
✅IATA規格のケージ購入
✅エアチケット確保、ペット枠予約
✅日本検疫に動物の持ち込みを申告
------------------------------------
✅日本検疫にFormAC等の確認
40日前というのは
日本検疫への申告リミットなので!
エアチケットの予約は
出来るだけ早くして下さいね!
<飛行機の予約>
手荷物輸送できる航空会社(旅客便)
日本の航空会社:全日空NH
日本航空JL
中国の航空会社:中国南方航空CZ(広州周辺ベース)
中國東方航空MU(上海周辺ベース)
中国国際航空CA(北京周辺ベース)
四川航空3U(成都・重慶ベース)
深セン航空ZH(深セン周辺ベース)
■過去記事(ペットインエアーさんより情報提供)
中国ペット連れ帰任の手順(蘇州版) | 駱駝の蘇州便利手帳 (ameblo.jp)
日本に帰国するケースで
帰国便のペット枠の予約の時
必要な情報は3つ。
①人間の予約済みフライト情報
②持ち込むケージのサイズと重さ
③ペットの種類・体重
生体を運べる
【空調付き特別コンテナ】は
事前に予約しないと積んでいません。
■よく判る空調コンテナの案内
大型ケージでは最大4つ
小型ケージだと最大8つなど
積み込めるスペースにも制限があり
搭乗者優先であっても
載せられない事があるので
人間のエアチケット変更も
する必要があるかも知れません
確実に一緒に載せたいのなら
帰国が決まった時点でスグに
航空会社に相談して下さいね!
<IATA規格のケージ購入>
国際便の飛行機に積み込めるのは
【IATA規格】であること
各航空会社で許容されるサイズにも注意!
JALは最大で100x68x76だそうです
予約時にまだ購入してない場合は
買う予定のサイズを伝えればOK!
【ケージ】+【ペットの体重】で
50kgを超えると断られる事もあるようです
また、近年の【日系ルール】で
出入口以外の3面に金属網の
補強があることが求められて
買いなおした、という人も居ます
コレらの細かなルールを
航空会社に確認してから
購入することをおススメします(´∀`)
淘宝タオバオで「宠物IATA」で検索
注意点としては
淘宝は「見本写真」の掲載がOKで
「現物写真」ではありません。
また、価格がピンキリで
材質的にもやや不安があり
本当にIATA規格の強度があるのか
「似たような物」ではないか
との不安もあるので
駱駝は、信用度の高い店で
値段のそこそこ高い物をチョイスw
肩ベルト付きって少ないのよね~
ウチ底にネットはある?
4隅に金属ネジのロックはある?
サイドロックの状態は?
3面に金具がある?
などなど、細かく聞いて
オールクリアだったので
在庫を確認して、決済ポチ!
3日後に届きました~♪
ベスト・サイズの決め方は
【ギリギリ方向が変えられる狭さ】
こんなサイズ感です!
仮に大きいものを選んだ場合
ツルツル床では踏ん張れないので
運送中に前後左右に身体をふられ
全身を軽度打撲・疲労困憊します( ノД`)
また、中に入れるタオル等で
窒息事故が起きたりするので
そこそこ丈夫な給水マットを
入れるつもりで購入
予備に薄手マットも!
あとは逃走防止のネットは
自分で用意してね!
という航空会社が多いので
移動途中でシートを取り換えたり?
お世話を考えたら、ドアが開けやすい
横入れネットが良かったのにぃ・・・・
一番安いのを買ったら・・・・
使いずらい縦入れタイプだった件(*ノωノ)
この頑丈なケージ(クレート)は
Sサイズでも、重さは4kgでした(* ̄▽ ̄)
<日本検疫に申告>
犬、猫の日本への入国 (指定地域以外編):動物検疫所 (maff.go.jp)
日本に到着する40日前までに!
入国する空港の動物検疫に対して
「輸入の届出書」を提出して
「届出受理書」を貰いましょう。
・輸入の届出書(犬)及び狂犬病抗体価モニタリング調査の実施について (PDF:330KB) (EXCEL : 55KB)
・輸入の届出書(猫)(PDF:234KB) (EXCEL : 55KB)
・輸入届出書の記入例: 犬(PDF:272KB)、猫(PDF:277KB)
・届出書の提出先:到着予定の空海港を管轄する動物検疫所(PDF : 209KB)
なお、犬を輸入できるのは
新千歳空港
成田国際空港、東京国際空港(羽田)
中部国際空港
関西国際空港
北九州空港、福岡空港、鹿児島空港
那覇空港
だけです。
ココでもまた犬差別( ノД`)シクシク…
記入に不備があって
書き直す場合もあるので!
到着40日前のギリギリではなく
余裕をもって提出して下さいね~
届け出た内容に変化が生じたら
必ず「変更届出書」で連絡しましょう!
・変更届出書(PDF:56KB)(EXCEL : 15KB)
用紙の必要事項を埋めるには
大変面倒くさい作業があるケド
いつ、どこに、どのような犬・猫が
持ち込まれるかお知らせしていないと
到着当日の連れ帰りが難しいからです
「届出受理書」が貰えたら
帰国手続きは8割成功です!
頑張りましょう~ (^^♪
ココまでが
出国40日前までに
する事です!
FormACは、検疫に確認しつつ
帰国10日前までに書けばOK!
注意点がいくつかあるので解説しますね
<FormACについて>
FormACに関しては
出国40日前~10日前までに
自分の記入部分を完成させましょう(´∀`)
FormACは
必要な子と、不要な子に分かれます
<必要な子>
・中国で迎え入れた子
・日本から連れてきた子で
渡航時の資料を紛失したケース
<不要な子>
・日本から連れてきた子で
渡航時の資料を保管しているケース
その理由はとても明確で。
中国税関の動物検疫で発行される
「动物卫生证书」には
日本動物検疫で求められる情報が
足りていないからなんです!
見て下さい(¯―¯٥)
↓
动物卫生证书/動物衛生証書
Animal Health Certifcate
・飼い主の名前
・ライフチップ№
以外の情報が載っていません!
だから足りない情報を
FormACでカバーするんですよ~
決まった書式はありませんが
ひな形があります!
・Form AC:PDF(PDF : 75KB) 、Microsoft Excel(EXCEL : 36KB)
仮訳Form AC(PDF : 377KB) 、記入例Form AC(PDF : 371KB)
緑の文字の部分を飼い主が記入して
日本の検疫に確認して貰いましょう
※OKが出るまで頑張ろう!
赤の文字の部分は
滞在国の動物病院と動物検疫で
出国前10日を過ぎてから
記入してもらう部分です。
万が一不備が見つかっても
FormACへの
サインのもらい直しが
大変難しいので!
遅くとも出国10日前までには
必ず日本検疫に見て貰い
「残すはハンコとサインのみ!」
に仕上げて下さい
何度も書き直しを覚悟しつつ
検疫にメールして下さいね!(>人<;)
以下、完成までの流れですが
中国ルールが面倒くさいのよ~(¯―¯٥)
【大変重要】※FormAC 中国ルール
赤の文字の部分は
本来、滞在国の
動物病院と動物検疫で
記入してもらう部分です。
もっと詳しく言えば
上の赤枠部分は、出国10日前に
出国前の健康診断を受ける
動物病院(中国検疫指定)で
書いてもらう部分で
赤文字部分は
本来は滞在国の動物検疫で
政府の公印をもらうのですが・・・・
中国の法により
「外国の書類に公印は押さない」ため
とりあえず空欄にしておいて下さい
緑字の【自分で記入する部分】が
日本検疫チェックでOKが出たら
健康管理をしながら待機
そして大詰め!
捺して貰えない【公印対策】は
出国前10日を切ってから
いざ実行!! (o ̄∇ ̄)σ
一発勝負です!
気合い入れて臨みましょう!!
下記の順番で
公印対策をします(´∀`)
<日本検疫指導、中国独自ルール>
①中国检疫の指定動物病院で
出国10日前に、健康診断を受ける
↓
②住所のある区が管轄の
蘇州税関にて出国検疫する
※要予約
↓
③动物卫生证书/動物衛生証書
Animal Health Certifcate
を受け取ったら
最初のページをコピーする
↓
④指定動物病院に戻り
コピー(動物衛生証書の1枚目)と
FormACの赤枠部分に
病院のハンコと獣医のサインを貰う
↓
⑤日本検疫にメールで
画像を送りチェックして貰う
検疫の事前チェックで
OKが出たらなら
あとは帰るだけ~!(´∀`)
次回は<帰国10日前にやること>
動物検疫の受け方や
FormACなどを解説しますね!
でわでわw
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①<帰国180日前までにやること>
②<帰国40日前までにやること>
③<帰国10日前にやること>
④<帰国当日にやること>
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