皇帝刺繍の出張販売 | 駱駝の蘇州便利手帳

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江蘇省蘇州市周辺に特化した情報をお伝えしてます。
オシャレやグルメは載せてませんw 情報の過信☆厳禁!!

先日、親族が来蘇したときに

皇帝刺繍の工房の方を招いて

刺繍の販売会をしていただきました。

 

連絡先はココ↓ 中国語オンリー  注)訂正情報下にあり

 

 

 

この工房情報源は

「蘇州はハオチー」のハオチーさんブログ。

http://blog.livedoor.jp/mkmkmk3/archives/23531078.html

 

仕事での取材先を丹念に

日本語でブログUPして下さっていたのですが

かなり前に本帰国されていて

更新されていないのが、とても残念です(。。)

 

ただし、拾えたハオチーさん↑情報が古すぎて

猛烈に劣化してましたー( ̄∇+ ̄)やっぱしな

 

 

■2018年版、工房の訂正情報■

①名刺の工房所在地ですが

現在、この住所は使われておりません(^^;)

固定電話と携帯番号のみ生きてマス。

『蘇州高新区東渚鎮渚鎮路29号』に行った友達が

工房がなくて、洋服屋になってたよ、と。

でも、洋服屋の老板が工房老板と知り合いで

近所に住む工房老板に直電してくれたそうデスw

 

<蘇州高新区工芸刺繍/吴皇丝绸工艺刺绣厂>

固定:0512-6689-3046

携帯:139-6217-0753 陶恵东(老板)

携帯:158-5142-5320 尤さん(出張販売に来た従業員)

出張販売の話は、尤さん(youヨウ先生)がメイン。

現在、引退気味?老板は電話に出ないことが多いみたい。

 

 

②一時期、日本人のお客さんが多かったので

滨河路1088金河国际华庭の一室で新区店をOPEN!

この情報も古く、数年前に閉め、現在はやってません!

 

③この工房は、お店を持っていません。

つまり、呼んだら来る、デリバリー式!

購入したい方は、場所を指定して呼び出して下さい。

 

④沢山の作品を見たい方は

老板の自宅にたくさんあるようなので

アポとって、押しかけましょう。

老板の家は、太湖近くの『刺繍村』から

じゃっかん東に戻った辺りのようです。

■行き方→蘇州刺繍村に行ってみた!

 

⑤個人依頼で、自宅でも、出張販売会やって貰えます。

作品を広げられる広いスペースがあれば、モアベター。

 

⑥作品の好みや購入予算で絞込みして

持ってきて貰うと、選びやすいと思います。

 

⑦工芸員は通常、自宅で作業をされているので

共同工房がなくなった今は、集まらないそうデス。

ですが、購入目的のお客様の場合

希望すれば、作成現場を見せてくださるそうです。

 

 

<実際の販売会の様子>

・ジンステージの元食堂

・個人で依頼

・リクエストは、サイズ小さめ。

 陶器は母、龍包は姉のリクエスト

・予算上限3000元

 

ハオチーさんの、2005年情報では

この工房の作品、小さいサイズは800元ほどでした。

 

現在価格は2倍近くになっています。

これは、対外国人対応ではなく

生産数の問題です。

 

その理由を

ザックリとお伝えしますが( ̄∇+ ̄)

 

100年ほど途絶えた技術の復活をかけて。

蘇州政府が資金を出して養成した

刺繍学芸員が増えたのは良いのですが

現在は、加齢により、どんどん引退して減少中。

 

どの工房でも、この10年で

熟練工が半減しています。

 

それでも蘇州刺繍の生産数は

まだなんとか維持傾向だそうで

中国内の他のエリアの刺繍は

もっと厳しい情況らしいデス。

 

このため、遠方へ出荷が増え

たとえば上海や北京では、

販売価格が2倍~3倍でも

注文が絶え間ないんだそうです。

 

それくらい、ハイレベルな作品かつ

手が出しやすい価格帯が品薄に。。。

 

そしてじわじわと、高騰。

 

2005年は800元くらいだったモノが

2012年は1000元

2018年は1200元 ジリジリきてますネー(・。・)

 

実は、在蘇州5年間に

いろいろな人繋がりで

4軒の刺繍工房の方と知り合いましたが

 

4人とも、同じような話をしておりまして

「数年後まで高騰し続ける工芸品の1つだ」と

断言されております。

 

たぶん、当たってる!(-ω-)

 

 

でも、今なら、作り手のストックしている

糸の違いからおこる

微妙な色彩ニュアンスを選べます(≧∇≦)

 

今後、さらに作り手さんが減ったら

コレも贅沢な買い方になるんだろうなぁ。

 

 

 

 

ちなみに、蘇州市内でも額装して

刺繍博物館などの販売部に卸したら

販売会価格の2~3倍で売られる刺し込みレベルですが。

 

博物館の販売部では

ターゲットに出来る価格帯(概ね5万円以下)の

作品数自体が、少ないんで2択、3択だったんデスよねー。

 

だからこそ、ハオチーさんが

情報を残してくださったんだと思います。

 

 

写真を元に

様々な縮尺で縫い上げる熟練工さん

写真の工芸員さんは

老眼が進んで、引退されたそうデス。

 

 

 

ちなみに市街地にある刺繍屋だと

350~600元(iPadminiサイズ、完成品)でも

買えるんですが。。。

 

刺し込み、アップ画面でこんな感じでした

※帰任者から、画像を借りましたー

 

思い出の品とともに

カジュアルに飾れる価格・サイズかな?

 

お店にないデザインなら、+500元ほどかかり

製作期間も、概ね1ヶ月少し必要デス。

この青い龍包は、図案からおこしてもらったそうで

さすがに色にもこだわっただけあって

すごくステキですよねー(≧∇≦)

 

 

同じ図案で、皇帝刺繍屋の作品だと

2300元(A4サイズ)で・・・・精密です。

使われる糸の細さと

完成までにかかる時間が

異次元レベルに違っていますが・・・・・

 

ステキだけど、やっぱ高い~( ̄∇ ̄;)

 

だから、本気モードの刺繍好きの方にのみ

皇帝刺繍をオススメしてるんです~。

 

欲しいけど、もっと安い作品でイイワ~(--)

とおっしゃられる方も多いケド。

 

刺繍は、価格=手間賃なので。

 

200元以下はほぼ機械刺繍。

 

手縫いは需要と供給のバランスが悪いようで

500元以下では、土産物屋を丹念に探さないと

作品自体、なかなか見つからないし

気に入ったデザインともなれば、さらに稀~(^^;)

 

 

 

今、こんな風に、刺繍を詳しいフリして

いろいろ語っておりますが・・・・

 

駱駝、2012年の来蘇当時は

蘇州刺繍にサッパリ興味がありませんでしたー。

3桁は気軽に買えない性格だしなっ!(`・ω・´)たかっ

 

 

でもね。

何度も、何度も、蘇州刺繍を見る機会があり

その背景も理解し

「あ、コレ。○○ちゃんが欲しがってたやつ」

「○○さんが、帰国後の写真に載せてたな」

という人への想いが重なるようになり

 

今は、純粋に欲しいな(≧∇≦)

・・・・・と思う工芸品の1つになっています。

 

なので、勝手に盛り上がってますがww

 

以下、工房の作品を(OKとゆわれたので)

目の抱擁として公開w

 

額装後の作品

 

額装前の作品

 

■リクエスト■

・陶器と龍包のみ

・予算上限3000元

・サイズが小さいもの

・額装する、しないを選べるもの

(額装ナシなら、丸めて持ち帰れる)

 

持ち込まれたのが、

約1200元~3600元。

最小B5サイズ(額装するとA4~A3サイズ)

 

姉と母が1つづつ、額装付きで買い

端数切ってもらって5000元でした。

 

 

 

 

結局、駱駝はこの日は(も)

見たダケになりましたが。

 

いつの日か、本帰国が決まったとき用の

『自分への本気土産』にリストアップ(´艸`)

 

その時まで。

あんまり値上がりしていないとイイなぁ( ̄ω ̄)

 

最後に。

情報を残してくださった「ハオチー」さんへ。

いま、貴女がどこでナニをされてるのか

私には知る由もありませんが

お陰様で、母と姉が大喜びでした❤

ありがとうございました~(≧∇≦)

 

あと、販売会に来てくださったり

追加情報を寄せて下さった

お友達にも感謝です~(^-^)

 

でわでわw