線維筋痛症と診断された女性の話 | 湯たんぽのブログ

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 さまざまな難病治療にいわゆる代替医療を用いて対処している『湯たんぽ』が日頃考えていること、経験していることを書きます。難病のなかでも、線維筋痛症や慢性疲労症候群の病態や治療を中心に書き込みます。

 約3年前に頚部リンパ節腫脹後から全身の痛みがでた10代後半の女性の話です。

あまりにも痛みがひどく、登校できなくなるほどでした。

それでも通信制の高校に転校するなど色々と手を尽くして、4月に大学生になったばかりです。

せっかく大学生になったものの、全身の痛みがひどく登校できない状況でした。

このままではジリ貧になると考えたご家族は、大学は九州だったのですが、無理して数日間でも治療を受けようと受診なさったのでした。

 

 決死の覚悟だったと思います。

木曜日の飛行機で移動して、金・土・日と3回の治療をしました。

 

 診察所見

  身体が冷えておりました。

自覚的には暑がる方で薄着です。

四肢は非常に冷たい状態でした。

手のひらの真ん中で32度でしたが、指紋の中央部では24度しかありません。

わずか10センチ程度の距離でこれだけ温度が下がるのです。

血液循環が悪いとしか言いようがありません。

湯たんぽでがっちり温めていただき、最終日には手のひらの中央部で34度、指紋の中央部では30度まで上昇しました。

まだ温度差はありますが、改善傾向になりました。

 

治療法

 特に身体背面の筋肉のこりが目立ちました。

確実に自分自身で刺激できるツボを数箇所覚えていただきました。

綿花を利用したまだらめ式間接灸でツボ刺激をすると背面のこりは軽減してきました。仕上げに気診治療を行うというパターンです。

背面のこりが軽減すると睡眠の質が改善します。

 

 お灸で治療した夜はいつもとは異なり、熟睡できたようです。

病気の方にとっては、ちゃんと眠るのは大事なことです。

ちゃんと眠れてはじめて疲れが軽減する方向に向かいます。

 

 また、書き込みます。

 

青山・まだらめクリニック