冷えの問題について | 湯たんぽのブログ

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 さまざまな難病治療にいわゆる代替医療を用いて対処している『湯たんぽ』が日頃考えていること、経験していることを書きます。難病のなかでも、線維筋痛症や慢性疲労症候群の病態や治療を中心に書き込みます。

 冷えは医学用語ではなく、日常生活の言葉です。

医学用語ではない、ということは現代医学医では冷えを病的なものとは認めていないということです。

しかし、現代医学では病的なものと認めていなくても、健康状態を守るためには冷えはない方がいいのです。

 

 まもなく梅雨入りの時期になり、蒸し暑い日々が続きます。

しかし、身体の冷えはそう簡単に改善するものではありません。

蒸し暑くなるからどこでも冷房が入ります。

その冷房で冷えが増悪することが多いので、これから暑くなる時期は冷えている方にとっては危険な時期とも言えるのです。

 

 ”湯たんぽ”は大学院の時代には微小循環学の領域の仕事をしていたので、通常の内科医と比べると血液循環を基に病態を考える思考のクセがあります。

 

 内臓の機能に関しては、内臓に流れる循環血液量に比例した機能する、というのは微小循環の領域では常識的なことでした。

しかし、通常の内科医にとっては異国の言葉に等しい反応しか得られませんでした。

 

 つまり、通常の内科医は血液循環という考え方はしていないということに気づきました。

大学院を修了して、通常の内科医に戻った頃の話ですので、約40年くらい前の話です。

その後消化器内科を中心に研鑽を積み、やがて漢方治療研究や針灸治療の研究をしました。

薬物治療以外の治療を専門とする医療機関を創っていただき、

これまでに治せなかった癌や慢性疲労症候群・線維筋痛症が治せるようになりました。

 

 その臨床経験から冷えは万病のもとと考えるに至りました。

これからしばらくは冷えの問題を中心に書き込みます。

 

 青山・まだらめクリニック