コロナ後遺症は治りにく病態と認識されてきました。
それは長引くと慢性疲労症候群に移行するからで、慢性疲労症候群が治りにくい病気として有名なのです。
慢性疲労症候群や線維筋痛症は薬物治療では治せません。
この事実は疲労学会や線維筋痛症学会に参加している医師にとっては共通認識になっております。
”湯たんぽ”は比較的早期に気づいたのと、薬物治療以外の治療法を試みる機会を得て研鑽を積みました。
東京女子医大附属東洋医学研究所に所属していた時には漢方治療を行なっておりました。全く効果を感じられなくて、他の治療手段をとらないと治せないと考えておりました。
その時に、どのような治療手段でも構わないので、治せる医療を試みよ!という上層部の判断で東京女子大附属青山自然医療研究所が設立されました。
その施設で約10年間診療しておりました。
そこで治療手段として用いたのが自律神経免疫治療でした。
癌をはじめとする悪性腫瘍・慢性疲労症候群・線維筋痛症・慢性肝疾患・慢性腎疾患・パーキンソン病などの神経変性疾患などいわゆる難病治療に従事しました。
病態を考えて、より健常な状態に戻すことを実行するとさしもの難病も治るのです。
慢性疲労症候群・線維筋痛症治療の成績は統合医療学会の学会誌の掲載されております。
慢性疲労症候群・線維筋痛症は治る病気です。
治療法を選ぶ必要があります。
癌が治るのを初めて経験した時には感激しました。
その後諸事情があり、独立して現在のクリニックを開業しました。
そこで診療を続けているうちに、難病を治すためには治療の頻度を増やす必要があることに気づきました。
そこで治療法を刺絡から綿花を利用した、まだらめ式間接灸中心に切り替えていきました。
慢性疲労症候群・線維筋痛症の治癒する速度が早くなってきました。従来の刺絡では目安がつくまで1年は必要でしたが、お灸を中心にした治療では数ヶ月早く目処がつくようになりました。
お灸ならば自宅で自分自身の治療ができるので、治療の頻度が高くなります。
治療に必要なコストが抑えられられます。
何しろ難病治療には時間がかかります。
治療に必要なコストを抑えることは非常に大切なことです。
お灸が自分で出来るようになれば、一生の宝になります。
どこを刺激すれば良いのかという難しい問題を除けば、大抵の症状はお灸で治せるのです。