(6)国産みと神産み | 知っとうや(真実を求めて?!)

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⚡2900年続いた人類中心文明は、近い将来、五六七(弥勒)時代となり、本来あるべき姿に戻ります。それまでは産みの苦しみが続きますが、見事に成就して欲しいものです。⚡

コラム(4)で、神代の前半に神々の世界で乱れが生じ、当時の地の統括者である国常立尊が一線を退き、邪神に支配されたことを書きました。

<(4)神代の最初の乱れ>

 

その後、長い年月が経って最終的には、地上が完全混乱に陥ってしまったため、天の御三体の大神(天の統括者)は地球を中心とする太陽系を一旦滅ぼしリセットします。

 

これによって、地球は生物が住めない状態となり、一旦死んだ星となってしまいます。

 

その後、長い時間が経過してから、天のトップは太陽系を再興するため伊弉諾尊伊邪那美尊を太陽系に派遣します。

 

これが古事記と日本書紀に書かれている天地開闢後の話に繋がります。

 

天地開闢は、最初に宇宙、太陽系が誕生したことだと思いがちですが、伊弉諾尊、伊邪那美尊が登場する前にも、これまでご紹介したように実は長い長い神代の歴史があったのです。

 

しかしながら、その神代の歴史はごっそり消されてしまったのです。その大きな理由として前回ご紹介した国常立尊が封印されたことがあります。記紀の天地開闢時には天御中主神、高皇産霊尊、神皇産霊尊の造化三神が登場しますが、これも当時の天の御三体の神ではありません。邪神によって改竄されてしまったのです。

 

伊弉諾尊、伊邪那美尊は、一旦崩壊した天地を再興するために天のトップの命を受けて、太陽系の修理固成(意味:つくりかためる)という役割で地球にやってきたのです。霊界物語で、伊弉諾尊、伊邪那美尊が天から降り立ち、天地創造ではなく修理固成したと書かれているのは、このような経緯があるのです。

 

地球にやって来た伊弉諾尊、伊邪那美尊は、泥海になってしまった地球を修理固成するため、天の浮橋に立ち、天の神々から授かった天沼矛(あめのぬぼこ)を使って渾沌とした地上を掻き混ぜます。

 

すると、淤能碁呂島(おのごろじま)が出来上がります。同様にして、今の日本列島の前身となる島々を次々に生み出して行きます。これが国産みです。

<WIKI:国産み>

 

国産みは、日本列島の誕生のことしか書かれていませんが、これは、まずは地球の中心である神国を創る必要があったからだと考えられます。

 

リセットされた地球上の世界は、泥海状態となり陸と海の区別も簡単につかないような状態だったと推測されます。そのような中で、次の世界の中心となる神国日本をまず創ったというのが記紀に登場する国産みの意味だと考えています。

 

その次に、神国日本に神産みを行い、八百万の神々を天から派遣し、八百万の神々が日本を拠点に世界を創って行くという流れだったと考えられます。

<WIKI:神産み>

 

以前、隠岐と壱岐について記事を書きましたが、国産みの後に八百万の神々が天から降臨し世界に拡がっていった場所が隠岐と壱岐で、二つの島は陰陽なのです。両島の「岐」は天への道があるという霊的意味を表わしています。

<隠岐は神産みの島>

<隠岐と境港>

<壱岐は猿田彦の島>

 

神産みの終盤に、天照大神、月読尊、素戔嗚尊の三貴士が誕生し、それまでの神代七代(又は天神七代、国常立尊の神政等)とは異なり、新たな太陽系の神の統治が始まることになります。これが地神五代の時代の始りです。

 

ちなみにこの時の国産み、神産みの時代は竹内文書から推測すると約200億年くらい前の話になります。人間の世界で考えるととても古い時代の話になります。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。