素戔嗚尊の根の国平定 | 知っとうや(真実を求めて?!)

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⚡2900年続いた人類中心文明は、近い将来、五六七(弥勒)時代となり、本来あるべき姿に戻ります。それまでは産みの苦しみが続きますが、見事に成就して欲しいものです。⚡

記紀に書かれている神話の中で、大国主命の国譲りがありますが、何故、わざわざこのようなストーリーが書かれているのかが、とても疑問に思っていました。

<WIKI:国譲り>

 

天津神と国津神の抗争であると片づけてしまうと、背景が見えなくなってしまうような感じがします。

 

今回と次回以降で、大国主命の国譲りまでの背景を簡潔に考察してみます。今回は、大国主命の先代の地球統括者である素戔嗚尊についてご紹介します。

 

前回記事でご紹介しましたように、地球を誕生させた国常立尊の時代が長らく続いていたようですが、一旦地球は崩壊します。この滅ぶ直前の地球は、恐竜が活躍していた世界だと考えられます。恐竜が滅んでしまったのは隕石による天変地異と推測されていますが、正神VS邪神の抗争の結果、天変地異に発展したのだと考えています。

<地球の生み野の親>

 

崩壊後、再度、地球を復活させるため天が派遣した神がイザナギ尊、イザナミ尊で、地球を修理固成し、地球の中心地となり、天の神と通じる神国としての日本列島の国産みを行います。

 

この後、イザナギ尊、イザナミ尊は、八百万の神々を地球に誕生させ、自然活動を復活させていきます。

 

そして、最後に天照大神、月読尊、素戔嗚尊の三貴士を誕生させ、それぞれ太陽、月、大地(地球だけでなく他の惑星も含む?)を統括させます。これは太陽系の統治のことを表しているはずです。

 

記紀には、その後、素戔嗚尊が次々と問題を起こすシーンが描かれていて、怒った父親のイザナギ尊は、素戔嗚尊を根の国へ追放します。

 

根の国とは、その名のとおり世界全体を木に例えた場合、一番下の根の世界に位置する国という意味です。大地を統括した素戔嗚尊のいる地球自体が、宇宙の中では下の世界であり、その地球の中に根の国という閉じられた世界があったと解釈できそうです。

 

十界でいう地獄界餓鬼界畜生界阿修羅界に相当する世界が根の国であり、おそらく地球の古代日本列島以外の大陸が、ほぼ全て根の国だったのではないか、と考えています。

 

この根の国への入口、ワープゾーンが、現在の出雲地方にあったということで、スサノオは出雲地方から根の国へ飛び立ったのだと思います。

 

記紀には書かれていませんが、先代旧事本紀大成経には、素戔嗚尊が、根の国に降り立ち、根の国の存在、半身半獣の形態(阿修羅等のことか?)の存在を次々と倒し、平定したことが書かれています。

<真の歴史書(続)>

 

記紀では、素戔嗚尊は、根の国へ行った後は、次の世代の大国主命が登場し、大国主命が根の国に行った際に、素戔嗚尊の娘の須勢理毘売命(スセリビメ)と出会ったシーンくらいでしか登場しなくなります。

 

ところが、素戔嗚尊は根の国に追放された後、長い年月をかけて、地球の大半を占めていた根の国を平定するという裏方の役割りを行っていたようなのです。

 

そこである程度、根の国を平定したところに大国主命がやって来て、大国主命のことを認めて、後に地球の統括者の役割りを大国主命に引き継いだようなのです。

 

このことが記紀には書かれておらず、突然、大国主命の国造りの話が出て来るため、地球の歴史が繋がっていないのです。

 

実際には、イザナギ尊に根の国に追放された素戔嗚尊の働きがなかったら今の地球には繋がっていなかったのです。そういう意味では、地球の真の統括者であり、大国主に代表される国津神の生みの親は素戔嗚尊のようです。

 

次回に続きます。