因幡の白兎の真実① | 知っとうや(真実を求めて?!)

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日本神話に、有名な因幡の白兎の説話があります。

 

<WIKI:因幡の白兎>

 

何故、日本神話に白兎が登場するのか、非常に不思議な説話だなと以前から感じていました。

 

しかしながら、調べてみると、大変奥が深い謎解きを示唆した説話であることが分かってきたのです。

 

因幡の白兎の謎を解くために、説話の舞台である因幡国、現在の鳥取市の白兎海岸に行ってみました。

 

まず、白兎を祀る白兎神社に行ってみました。

 

大国主と白兎

白兎神社②

 

白兎神社①

 

白兎神社④

 

白兎が皮を剥がされた身体を癒したと伝わる池。強い神気を感じた。

白兎神社③

 

白兎神社は、白兎海岸のそばにあり、休日ということもあって多くの観光客が訪れていました。

 

神社の神気は強く、白兎の神が実在することを確信しました。とくに、白兎が身体を癒したと伝わる池の神気は強かったです。

 

次に神社の前に広がる白兎海岸に足を運んでみました。砂浜が広がる海岸ですが、海岸沿いに一つだけそびえる巨岩が目立っていました。

 

白兎海岸①

 

近づいてみると、巨岩の上には鳥居があり祀られています。巨岩の前後には、水面から頭を出しただけの細長い岩が連なっていました。

白兎海岸②

 

実は、この巨岩は、因幡の白兎説話に登場するワニが、大国主の神通力によって巨岩にされた伝わっていると、現地の歴史資料館に書かれていました。

 

古事記では、白兎は隠岐の島から当地(白兎海岸)から渡るために、ワニ(鮫とされている)を騙したことになっています。騙されたことに気づいたワニは、怒って白兎の皮を剥いで報復します。

 

皮を剥がされた白兎は、通りすがりの八十神たちの「海で塩水を浴びて、風に当たって伏していなさい」という言葉に騙され、さらに傷を悪化させます。

 

そこへやって来た大国主が、「水で身体を洗い、その水門の蒲の穂をとって敷き散らして、その上を転がって花粉をつければ、膚はもとのように戻り、必ず癒えるだろう」と教えてくれたので、そのようにしたところ回復します。

 

この古事記の情景の場所が、白兎海岸、白兎神社に比定されているのですが、さらに当地には、その後、大国主がワニを懲らしめて岩にしたのが、白兎海岸にある巨石と前後に連なる岩、とされているのです。

 

このような白兎の説話は、多くの人がフィクションだと思っているでしょうが、神話や童話といった昔から伝わる話は、多くの場合が事実に基づいているようなのです。

 

大国主と白兎の説話も事実のようです。

 

それでは、何故、白兎と大国主の話が神話として伝承したのでしょうか?

 

それは、白兎が、人間のために食料を与える神であり、国造りに大変重要な役割をしていたからなのです。

 

白兎神社に祀られている白兎神はまさしく、人間を助ける兎の身体を持った神だったのです。

 

古代、人間が文明を持つ前の神代の時代、今から数百万年以上前の時代は、天が人間を助けるために、いろんな種類の神を地球に派遣していたようです。

 

その中で、食料を与える中心の神が、実は白兎神だったようです。白兎神は、大陸でひと通り役目を終え、次に日本に渡る際、現在の隠岐島を経由したのでしょう。隠岐島からワニを使って白兎海岸に渡ろうとしたのです。

 

説話では、白兎がワニを騙したことになっていますが、これはウソで、実際にはワニが白兎を騙したのです。

 

ワニとは、サメとされていますが、実際には現代のシャチの祖先にあたる動物だったようです。今のシャチよりも巨大で凶暴だったようです。本来のシャチは、である善の神だったようですが、邪神側に堕ちるとワニ(和邇)と呼ばれていたようです。

 

何故、ワニが白兎を騙したのかといいますと、邪神は、人間のために食料を与える白兎神を良く思っていなかったのです。邪神は、食料をコントロールして人間を支配しようとしていたからです。

 

邪神の命を受けたワニは、白兎に、対岸まで運んであげると提案し、白兎が海岸まで渡り終えた直後に襲ったのです。

 

その後に登場した八十神も邪神に操られていて、さらに傷を悪化させるように助言したのです。

 

しかしながら、その次にやって来た大国主が白兎を助け、さらにワニを成敗したということのようです。

 

大国主は、天より地球の国造りを任された神だったので、白兎神の危機を知ってかけつけたのでしょう。

 

現代で、食料の神と言えば、白狐神を眷属とする稲荷神ですが、実は本当の食料の神は白兎神だったのです。

 

次回に続きます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。