先月の広島勉強会の際、日本三景に数えられる宮島に行き、厳島神社を参拝しました。
宮島は数年前に一度、家族旅行で行ったことがありました。過去に参拝したことがある神社は、これまでの経験上、何らかの因縁があるはずです。従いまして、広島勉強会の際に、もう一度、参拝することにしました。
厳島神社は、宗像三女神(イチキシマヒメ、タゴリヒメ、タギツヒメ)を主祭神として祀る、宗像大社と並ぶ総本社です。
宗像三女神は、厳島神社にも降り立ったのでしょう。
厳島神社と言えば、海に立つ朱色の鳥居。これは一見の価値はあります。
そして、神社の周辺にはたくさんの鹿が飼われています。鹿は神の遣いなのでしょう。海岸を歩いています。
本殿の神気は相当なものでした。ただ、周りにの寺社仏閣には邪気もありました。それをお祓いしました。滞在時間は2時間程度の宮島でした。
以前の記事でご紹介しましたが、宗像三女神には、魂が陰と陽で分裂した、もう一人の存在がいます。
アメノウズメ、トヨタマヒメ、ミホツヒメ。
この中でアメノウズメには、悲惨な結末がありました。かぐや姫伝説です。
3400年前に佐賀大和朝廷で皇后だったアメノウズメは、金星系ナガスネヒコの侵略によって殺害されてしまいます。
実は、侵略したナガスネヒコが天皇位をニギハヤヒから奪い取り、偽天皇となったのです。後に記紀で神武天皇としているのは、実はナガスネヒコのことなのです。記紀では神武天皇、ナガスネヒコ、ニギハヤヒの三者が登場しますが、実在はナガスネヒコとニギハヤヒの二人だけです。神武天皇は実在せず、本体はニギハヤヒのことなのです。
月から来たアメノウズメは、他の天津神と同様に月に戻ることはできませんでした。悲しいかぐや姫物語だったのです。
一方で、アメノウズメと対であるイチキシマヒメは、佐賀大和朝廷の崩壊とともに、月に戻っていったのでしょう。
二人の対照的なかぐや姫。
たしかに、月にはかぐや姫がいたのです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。