先日、所用があって武雄に行きました。帰りに気になる神社、武雄神社がありましたので参拝しました。
参拝後、武雄神社には有名なクスの巨木があることを知り、見学することにしました。本殿裏手を200メートルくらい歩いたところにありました。巨木に近づくにつれて神気が増すのがわかりました。
そして、眼前にクスの巨木が現れた瞬間、声を出しました。本当に凄い神気でした。これまで見た巨木の中で最大でした。
根元には12畳ほどの大きな空洞があり、中には天神様が祀られているようです。
エネルギーが写りやすいケータイカメラで撮った写真がこちら。
樹齢三千年。全国で6番目の巨木だそうです。これは一見の価値ありです。
さて、本題に入ります。
記紀の最初は天地開闢(てんちかいびゃく)で始まります。世界の誕生のことです。
古事記では、世界の始まりには高天原が出来、そこに三神(アメノミナカヌシ、タカミムスビ、カミムスビ)が誕生し、ここから次々に神が誕生していきます。この最初に誕生した三神を造化三神と呼びます。
一方、日本書紀では、古事記と少し異なります。
「太古、天と地とは分かれておらず、互いに混ざり合って混沌とした状況にあった。しかし、その混沌としたものの中から、清浄なものは上昇して天となり、重く濁ったものは大地となった。そして、その中から、神が生まれるのである。
天地の中に葦の芽のようなものが生成された。これが神となる。
国常立尊(くにとこたちのみこと)、国狭槌尊(くにさつちのみこと)、豊斟渟尊(とよくむぬのみこと)である。」
日本書記では造化三神ではなく、クニトコタチを初めとした別の三柱が最初に登場します。
そして、本文ではなく第四の一書に、
「また、高天原においでになる神の名を天御中主尊(あめのみなかぬしのみこと)という」
と、ここで造化三神の筆頭アメノミナカヌシが登場します。
従って、創造神(根源神)は造化三神なのか、それともクニトコタチなのか、昔から議論の焦点になっているようですが、私はクニトコタチは造化三神の筆頭アメノミナカヌシから分裂した魂だとみています。クニトコタチはあくまで神代七代の筆頭でしょう。
ただし、根源神が誰かということ以上に、記紀に書かれている天地開闢が、いつの出来事であるのかが、私は重要な問題だと思っています。
普通に考えれば、天地開闢とは50億年以上前と言われている地球誕生のことを指していると思います。
しかし、人類の文明誕生後、現代文明は4回目とも5回目とも言われています。先史文明(シュメール文明)終了後、新たな文明(現代文明)が誕生するきっかけが天地開闢である可能性があります。とすると、天地開闢はたった3500年前?
記紀では、文明興亡を隠すため、地球誕生を天地開闢としたのかも知れません。天地開闢、神産みの後、クニトコタチから続く神代七代の最後にイザナギ、イザナミが誕生し、日本の島が誕生していきます。
この出来事は、数十万年、数百万年、それ以上の太古の出来事ではなく、約3500年前の出来事の可能性があります。
何が正しいかは、いずれ分かると思います。
感謝祈願祝詞(みやびのことば)に、
「・・・・現世幽界(うつしよかくりよ)の守神なる、国の大御祖(おおみや)国常立大神(くにとこたちのおおかみ)、豊雲野大神(とよくもぬのおおかみ)・・・・」
というフレーズが登場します。クニトコタチは地球上にできた人間界と幽界の統括者という意味なのでしょう。天地開闢後に、人間界と幽界を造った神がクニトコタチだと理解しています。
このクニトコタチを祀る神社が、高千穂の山奥にあります。秋元神社です。先日、参拝してきました。高千穂の中心部からさらに車で30分以上。途中の山道はやっと車が1台通れるくらいの場所です。これまで参拝した車で行ける神社の中では、一番の秘境でした。
だからこそ、逆に神気も凄かったです。
クニトコタチノミコト、クニサツチノミコト、トヨクムヌノミコトの三神が祀られていました。神代七代の根源神ですね。
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そして、もっとも神気が強かったのは本殿裏側にある巨岩の壁です。おそらく、こちらがご神体ではないでしょうか?
これまで経験した神気の中で最大級だと感じました。
(クリック拡大)
ここから現代文明の日本歴史、世界の歴史が始まったのかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。