潜水艦の超絶ブラック勤務を働き方改革は助けてはくれない (´;ω;`)ウゥゥ | キラキラ星のブログ(【月夜のぴよこ】)

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労働基準法が適応されない…潜水艦の乗組員は超絶ブラック | 日刊SPA! https://nikkan-spa.jp/1492304 @weekly_SPAさんから

 

いつもながら、酷い話です。

先日、災害対応の幕僚幹部が大変だという話を聞きましたが、自衛隊内でもっとも超絶ブラック勤務はまちがいなく潜水艦勤務でしょう。

激しい肉体労働の災害派遣とどちらがつらいかは比較できませんが、休日がないことにかけてはこの職域以上にひどい話はなかなか聞きません。(市ヶ谷プリズナーと呼ばれる幕僚幹部と自衛隊病院内の研修医の勤務にも休みはなく大問題なのですが、彼らはすくなくとも外にいてお日様を浴びれますから・・・)まあどっちが酷いのかという話を比べても仕方ないのでこの辺にしますが、潜水艦乗組員には本当に休みはないのです。

 

このことは国会答弁で小野寺大臣も艦艇勤務の労働状況が酷いことを認めています。

 

ただ、合法なのです。

 

だから酷い話ですが、違法ではないことが大きな問題で、働き方改革の救いの手もここにはありません。

 

尖閣諸島周りを含めて、中国の潜水艦などがチョークポイントを通過するのを見逃すわけにはいきません。我が国の商船の自由な航行を危険にさらす潜航潜水艦が領海内に入り込んでは大変です。だから自衛隊の潜水艦も常に警戒しなければならないため、常に動きっぱなしになります。

 

ここで賢い政府が潜水艦乗組員を交代要員ができるように増やしていれば問題はないのですが、財政黒字化目標があるからか、自衛隊の予算はGDPの1%程度で増やすにしても微増でないと野党がうるさいからか、必要な増員予算をとりません。キツイ仕事なのに艦艇勤務より10%ほど給料が高いだけというベース内で募集していますから希望者も集まらず、また希望し訓練してもあまりにも過酷な勤務状況に音を上げ次々にやめていくのです。

 

さすがにこの状況を放置した政府の対処は大きな問題です。

 

防衛の要である、潜水艦勤務の乗務員をとるためには特別な給与体系で特別な募集枠をもうけ、いますぐ対処しないと完全に潜水艦は幽霊艦隊になります。

 

せめて病気の時くらいは休めるように、先に交代要員を今すぐ準備するべきです。

 

こんなことをしていたら、ヒューマンエラーは重なりトラブルが続くのは当たり前です。

 

 

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