幕僚幹部にバトルリズムー必要な休養を取りながら長く対処できる概念を! | キラキラ星のブログ(【月夜のぴよこ】)

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日本人は無茶を承知で必死で休みなしに働き続けるような根性論が大好きです。

 

確かに無私にみんなのために命をささげるような美談はたくさんありますが、その発想で次々大事な隊員が消耗しつくし、入院するようになれば誰も働けません。

 

戦いなれている米軍はたとえ、戦闘中でもローテーションの休養時間になっている兵士は絶対に休まなければなりません。そこで休養をとらなければ全能力とつかっての次のローテーションがうまくいきません。休養も重要な任務とかんがえ、軍人を消耗させず、長時間働いてもらえるように考えて動かします。

 

これが知的なやり方です。

 

災害派遣のような実務になると、なぜか自衛隊は特に幹部の中では「この非常時に休みなどあるものか!!」というような状況になり、どんどん疲労困憊していきます。


 

 

 

過労状態が長く続くと心臓などへの負担も大きくなり、熱射病では臓器への損傷が起こる可能性もあるのです。なめてはいけないのです。鍛えているから、体が強いからといって休息を取らず働き続けることも働かせ続けることも愚行です。

 

 

必要な休養は取らないとダメです。

 

特にこの西日本豪雨災害では夏で気温が高いこともあり、感染症の増加が確認されています。

 

未入浴の幹部もいると佐藤正久先生は書いてありますが、現場の隊員には、体に失神や皮膚疾患がでている人も増えているようです。感染した体で救助を手伝えばまわりにも感染が広がります。

 

だから、入浴できないなんてダメなのです。

 

自衛隊は鍛えているから大丈夫。それくらいの根性あるだろう。

といって、ただでさえ定員割れの隊員がさらに減ったら誰が国を守ってくれるのと真剣にかんがえてほしいものです。今回予備自衛官も派遣される事態になりましたが、予備自衛官の即応自衛官なんて半分近くに減っているんですよ。

 

自衛隊員は我が国の大事な宝です。長く退官年齢まで働ける環境でないと私が困ります。

 

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