北朝鮮有事を前に日本へ北朝鮮の工作員が来る可能性だってあります、後方支援には夜間の海上での飛行が必要な場合も多くなる。
一般旅客機と違い自衛隊の航空機は、真夜中、新月の時でも全く光の無い海を飛ばないといけない。それには危険でも訓練を繰り返すしかないのです。
自衛隊機や米軍機が事故を起こすたびに、「どうなっているんだ?」「事故が多すぎる」と批判する前に、一般航空機と違い私たちの安全のために危険な訓練をしてくれていることに感謝できるような人が増えてほしい。この話は救難ヘリのパイロットだったFBFのブログからヒントを得て、固定翼、回転翼パイロットさんたちに話を聞いて書きました。
空自ヘリ(浜松救難隊) 夜間洋上救難訓練について知っておいて欲しいこと(私見) http://www.orekoko.com/entry/2017/10/18/%E7%A9%BA%E8%87%AA%E3%83%98%E3%83%AA%EF%BC%88%E6%B5%9C%E6%9D%BE%E6%95%91%E9%9B%A3%E9%9A%8A%EF%BC%89_%E5%A4%9C%E9%96%93%E6%B4%8B%E4%B8%8A%E6%95%91%E9%9B%A3%E8%A8%93%E7%B7%B4%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
是非読んで、自衛隊、米軍のパイロットがどれほど困難なことをやっているか気づいてほしいです。
記事中から引用
>月明かりがない夜や濃霧の場合、視覚ではどこが水平線なのか全くわかりません。よって、航空機の姿勢を維持するための確認は、航空機の姿勢を見る計器や高度計、昇降計、スピード計、旋回計などの計器に頼ることになります。重力も重要な体感センサーではありますが、そもそも航空機に乗っている段階で重力が日常とは異なります。外の状況が見えない状況の中で旋回、降下または旋回、上昇という複合操作となり、さらに風による動揺が加わると計器と重力の体感との間にギャップを感じるようになり、計器を信じられなくなって上下左右がどちらかもわからなくなることがあるそうです。これが空間識失調症(バーティゴ)です。航空機で姿勢や安全な高度が維持できなければ海に突っ込んでしまうのです。
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計器類を信じていても、見ているもの体感がそれを信じられない。その異常感覚の中で混乱せず、航空機の平衡を保ち、さらに発着艦するのは大変な技術と、精神力が必要です。
洋上のヘリ搭載型の艦艇も波によって揺れます。固定されているものではなく、揺れているものに着艦しようとするのはさらに大変です。でも、難しいからと言って訓練しなければ、絶対にできるようにはなりません。
闇夜の洋上でのヘリの着艦は、私たちの身の回りのもので、想像できるとしたら真っ暗闇で針に糸を通すような難易度でしょうか?そういう作業なのです。しかも広大な大海原でやるのです。
航空自衛隊の小松基地のレスキューを部隊にした「空へ-救いの翼 RESCUE WINGS-」こちらの実写映画をみるとその雰囲気がちょっとわかるかと思います。この主演女優さんは救難員のお父さんをもつ人なのだと教えてもらいました。
ぜひ、知りたい人はその映画もみてくださいね。
- 主演の高山侑子の父親は、かつて航空自衛隊新潟救難隊に所属していた本物の救難員であったが、2005年4月14日に訓練中の墜落事故で殉職している。彼女は、父親の追悼式典出席のために家族と上京した際、防衛庁の職員に原宿を案内してもらっている途中スカウトされた、という経歴を持つ。本作への出演に関して、本人は「父がこの作品に導いてくれた」と語っている。
この映画でーす。
--お知らせ--
政治的に行動できない自衛官を請願、署名などを通じて支援していく自衛官守る会からのお知らせです。憲法改正なども含め、自衛隊が迫りくる危機に対処できるためのルール改正、予算拡大、待遇改善などに賛同いただけるみなさんとの支援の輪を広げるための活動をつづけています。
自衛官の不遇な待遇問題などの公報やそういった問題を考えてくれる人を増やし、制度改正についての情報提供を中心に活動していますが、年に一回、衆参両院に国会請願を上げています。
今年も署名の締め切りは来年1月末日です。
ご賛同いただける方の署名をおまちしています。
〇請願用紙 直リンク
http://yakamochi.org/newsletter/20149mamorukai.pdf