ちょっと時間があったので米国の情勢と経済についてよく知る人達とちょっと話をした。
これを全部説明しようとすると本が1.2冊掛けてしまいそうなので、ばらっばらにポイントだけ
ちらちら書くことになるだろうから、全部つなげないと話にならないので何言ってるのかさっぱりわからなくなるかもしれないんだが、パーツパーツでたまに話をしようかなと思う。
トランプ大統領、中国に巨額の罰金検討 知財侵害で報復「近く公表」
http://www.sankei.com/world/news/180118/wor1801180005-n1.html
とりあえず、この話
少し前、中国が外貨準備で米国債買うのをやめるのを検討、という記事が出て、
中国が米国債購入減速検討か、選択肢限定的との見方
https://jp.reuters.com/article/usa-bonds-china-bbg-idJPKBN1EZ25S
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中国政府がそれをすぐに否定するという話がありました。
それで最近、長期の米国債価格が下落を続けています。
金融経済戦争、報復ですね。
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トランプ大統領はエルサレムをイスラエルの首都と公式に認めると言ってアラブ世界に喧嘩を売り、国連決議でこの件で反対する国には援助を打ち切るぞと脅してかなりの国から米国離れを引き起こしています。
そしてアメリカ離れ国を、中国やロシアがそれを拾いに行く、と。朝鮮半島でも結局似たような構図になっていて、米国が主導権をあえて捨て、それを中国とロシアに拾わせる。シリアの内戦でも同じことをオバマ政権期からやってました。
オバマ元大統領は、TPPとか自由貿易協定反対と公約して大統領になりながら、TPPを思いっきり推進し、土壇場になってタバコをIDS条項適用除外にする、とか、
マレーシアがTPPに参加できるようにマレーシアに関する国務省の人身売買レポートで無理やり格上げさせて主に左派(民主党に多い)からの反発を受け、議会でTPPが紛糾するようにして時間を稼ぎ、そのあとトランプ大統領がTPP参加を正式に取りやめました。
つまり、あちこちで問題を起こしては米国離れを起こし、関係を切っていく動きをつくっているのです。
米国が切ったという形ではなく、自然に離れていくように動いているのです。
これまで米国は世界の覇権を握り、世界の警察として動いてきました。その軍事費は途方もない数字となり米国を圧迫しています。シェールガスがでて、中東との交易を守らなくても十分にエネルギーのある米国にそんな多大なコストをつかって覇権を維持する必要があるのか?という立場の人たちはずっと米国国内にいました。
それが具体的に動いているのです。
環太平洋の安全保障から一歩退き、自国領土周辺だけ守る国になるとしたときにひとつだけ計算外だったの、北朝鮮でした。まさかここまで北朝鮮の技術が躍進しているとは。ウクライナからの技術流出をあそこまで利用してるとは考えてなかったのでしょうね。それが下手したら米国本土にまで到達するICBMと核弾頭を持っているかもしれない。
これは確かに米軍の軍縮を阻む問題でした。
で、安倍総理と親しくしながら、日本が防波堤になるようにがんばってきたわけです。(でも、ほとんど米国の意思に反してなんの対策も打たない平和ボケ国家ですから、いまだに米軍の傘が永遠にあるものだとおもってまともな軍拡を今もしようとしていません。)
北朝鮮の核開発の問題は、石油取引などを通して中東に流れていく可能性があり、だから上海沖でイランのタンカーが火事になり、生存者がゼロという変な事件が起こるわけです。韓国にちょっとだけ石油を売りに行ったついでに公海上で石油を受け渡して見返りになにか積んでいるのではないかという妄想をすれば辻褄があうのです。
妄想ですよ。妄想。
米下院は暫定予算案を可決、上院通過は不透明-期限迫る
http://jp.wsj.com/articles/SB10806998528272603825204583646942387840394?reflink=fb
つなぎ予算なんですよ。つないでるの。現行の暫定予算は19日深夜に失効するため、政府閉鎖回避の期限が迫っているのです。ともかくぎりぎりでやって行ってることは知っておくべき。
この流れの逆の動きをしようとしている人たちもいる。だからカールビンソンがこっちに来ているのだし・・・ただ、この軍縮、モンロー主義の動きが加速する先には当然、在日米軍撤退があるわけですわ。
もちろんそうならないための勢力も対岸にいるのですが、いつまでも在日米軍がいるからおんぶにだっこで大丈夫なんて思わないほうがいいんですよ。
片方側の話を書いているのでそう決まったというわけではないのだけど、知っておいて見ていくと、通貨戦争、ビットコインいろんな見えてくるものがあるのです。またいつか他の面のヒントは書いておくね。
--お知らせ--
政治的に行動できない自衛官を請願、署名などを通じて支援していく自衛官守る会からのお知らせです。憲法改正なども含め、自衛隊が迫りくる危機に対処できるためのルール改正、予算拡大、待遇改善などに賛同いただけるみなさんとの支援の輪を広げるための活動をつづけています。
自衛官の不遇な待遇問題などの公報やそういった問題を考えてくれる人を増やし、制度改正についての情報提供を中心に活動していますが、年に一回、衆参両院に国会請願を上げています。
今年も署名の締め切りは来年1月末日です。
ご賛同いただける方の署名をおまちしています。
〇請願用紙 直リンク
http://yakamochi.org/newsletter/20149mamorukai.pdf