Lover's Concerto
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運営しています。
サイトはR18サイトなので
該当のお話には簡単な
鍵がかかっています。
もし、興味のある方が
いらっしゃいましたら
遊びに来てくださいね。
アメンバーさんは随時募集中です。
Lover's Concertoこちら
社長と類と3人で午後の仕事に入った
直後だった。
受付から内線で客だと連絡があった。
誰かと問うと専務の未来の嫁と
名乗る女性らしい。
類は気持ち悪っと呟き無表情になった。
類は冷たい声で自分にはそんな変な
自称婚約者はいないから追い払え。
今度来たら警察呼んでと淡々と告げた。
目の前でそのやり取りを見ていた
社長は腕を組んで考え込む。
「ここまで探し当てたか早急に
手を打たねば危ないな」
「そうだね、社長悪いんだけど俺と
つくしにもBDつけてくれない?
それから俺達は念の為ふたりで邸を出る」
「何言ってんだ、邸の方が安全だろう?」
「でも、従業員が多すぎるでしょ?
出入りし放題じゃないか」
本人そっちのけで話が進んでいく。
「目的の為なら形振り構わなく
なりそうじゃんあの女(ひと)」
「ちょっと待って、類
一体なんの話してるの?」
思わず口を挟む。
だって、話が見えないんだもの。
「俺の事追いかけ回す執拗ストーカー女の話
父さんの権力使って海外に行くように
追い払ったんだけどどこで聞きつけたのか
俺たちのこと知って帰国するらしい。
予定切り上げてさっさと結婚式挙げて
パリに移住したいんだけどつくしが
順番ていうだろ?だから……それは
一応尊重したいしずっと言えずにいた」
バカね、そういうことなら遠慮しないで
言えばよかったのに
ちゃんとした理由があるなら
わたしは怒らないよ。
部屋の隅で小さくなっている類。
そんなに怯えなくてもいいのに。
「……そういうことなら予定を少し
繰りあげようか?先に子供作るとか
巫山戯たこと言ってたからそれは
ヤダって拒否したけどちゃんとした
理由あるんならいいよ」
わたしだって筋を通せば頑なにならない。
「本当に、いいの?つくしの嫌いな
勢いでにはならない?」
「だから、いいよって!
この先、誰かとそういうことになるなら
類とがいいもん
わたしじゃ類の力にはなれない?」
「司、じゃなくて?」
「怒るよ、類!わたしは類と!
結婚したいって言ってんの!」
勢い任せに声を荒らげて手も出た。
思いっきり頬っぺたを抓る。
まあ仕方ないよね?
つい最近まで拒んでいたんだから
信じて貰えなくても。
「……痛いよ、つくし」
それを思い出すと信じて貰えずに
いることが悲しくなってくる。
「ストップ!それ以上はつくしちゃんが
泣いちゃうぞ?泣かせたくないなら
どうするべきかわかってるな?」
黙ってみてた社長の横槍が入って
やっと類が動いた。
「……ごめん……やっぱ夢みたいで
ねえつくし本当に俺と結婚してくれる?」
「本当だから!女に二言は無いのよ!
確認が執拗いとやっぱり白紙にするから!」
それはやめてと類は照れ臭そうに笑った。
可愛っ!
目も口も溶けてなくなりそうな
満面の笑みを見せられてクラクラする。。
破壊力の凄まじい類の笑顔に
ち卒倒しそうになりながら手を取った。
「……結婚はするけど今キスは
ダメだからね!お父様見てるでしょ?」
恥ずかしくないのかと問うと
類は思い切り舌打ちした。
言ってる傍からの社長への悪態に
わたしは思いきり脹脛を蹴飛ばす。
「俺は司じゃないんだから暴力反対!」
「へえ?」
「デリケートなの!つくしのバカ……」
本気で拗ねそうな彼に吹きそうになる。
その日ば終業後まで大人しくしていた類。
真面目終わりまで仕事して残業する
ことなく上がれた。
早く二人きりになりたかったみたいで
地下駐車場急ぐ足取りは軽かった。
手を繋ぐのは社屋内ではずっと
我慢してきた。
わかりやすい類の機嫌に吹きそうになる
『待て』ができたご褒美に駐車場で
手を繋ぐのは許可してあげた。
「ねえ、帰ったらすぐ抱きたい」
照れてるくせに爆弾を落としてくる。
「ダメ」
「ムードぶち壊さないで」
「たって欲しいよ」
類はそっとわたしの手を取ると
熱く昂った場所をわたしの
手に擦り付けてくる。
「お願いコレ、鎮めて-」
「バ、バカじゃないのっ?
何てものをこんな時間から
そんなものおっ立ててんのよ
触らせるなんて最悪っ」
自分がそういう行為に異常なくらい
潔癖なところがあるのは承知してる。
「怒らないでよ……つくしにしか
反応してないってば……」
それは分かってる。
「家まで我慢するなら考える」
ここのところ仕事優先一緒にいても
類を構ってないし……
疲れて触れ合いすらもできてない。
「ホント?約束だからね?」
類の表情が明るくなる。
分かり易くて助かるわ。
さっきまでのしょげた表情を
思い出せばいくらかマシなんだけど。
さっきのは流石に堪えた。
言い出せずに困っていたんだろうなと
思うと強く言えない。
分かってはいる。
わたしに心配かけたくなくて
ギリギリまで黙っていたことくらいは
なんとなく想像できるから。
わたしと類の婚約は社内および
国内で正式に発表された。
社長にも公認されている。
先輩も昇格して専務になった。
類はわたしや先輩に就きながら
仕事を覚えている修行の日々。
そろそろ花沢物産に戻る日が
近づいてきた。
わたしと類が社内というかオフィスの
中では徹底的に他人を貫いてるからか
絡んでくる人は誰もいない。
でも類が修行を終えて花沢物産に
帰るという噂が流れてから俄に
周りが騒々しくなってきた。
あの『F4の花沢 類』だと身元が
周囲にバレてしまったのだ。
治まっていた類へのアタックが
毎日のように繰り返され職務へ
支障が出るほど激しくなっていった。
そして一般社員の彼にSPを付ける
訳に行かず花沢物産に戻ることになった。
その時にわたしも類と花沢物産に一緒に
移る話が出たけど固辞した。
試験も受けずにコネで入りたくないと
言い訳をしたら類のお父様に笑われた。
先輩や社長から許可は貰ってるから
纏めて面倒見ると言われてしまった。
それに近く山王商事には厄介な人物が
海外から帰国するらしく類をその人に
近付けないようにするかららしい。
先輩の前任の元専務の娘の御村 朱音さん
根っからのF4ファンで職務中に
類を追いかけ回して修行の妨げになるから
外国に追い払ったらしい。
それが出先のアメリカでわたしと類の
婚約話を聞いたものだからかなり
怒り狂ってるらしい。
何をされるか分からないからわたしと
類を隔離せずに一緒に花沢物産に
移しちゃえということになったらしい。
社長に少し乱暴なやり方だと思ったけど
これが原因でつくしと離されるのは
絶対嫌だと駄々捏ねられてしまっては
仕方ないから同時の異動になったと
社長が教えてくれた。
またここでもやったか必殺技
『駄々っ子類くん』
周りが拗ねる類に慣れてて宥め賺すまでが
セットになってるのが末恐ろしい。
こんな跡取り息子で本当に将来は
大丈夫なのだろうか?
花沢物産は……。
わたしが心配することでもないけど‥‥
せっかく異動になるのだから
懸命に周りに溶け込めるようには
頑張ろうっと。
まずは類の教育係兼第一秘書の
田村さんに付いて秘書業務を学ぶことに。
それにしても花沢物産の秘書課には
女っ気がなく男むさい。
出向という目的で比較的若い、
性秘書を数名山王商事から
数人連れてきて若返りを図った。
類が嫌がるから若い女性の秘書を
採らなかったらしい。
それがわたしが花沢に来ることになって
状況が変わり女性秘書が増えた。
当然秘書課に異動希望の応募が殺到し
混乱状態である。
ふーん、あの類目当てで殺到すんだ。
なんかムカつくわ。
あの人がモテるのは知ってはいたけど
こうも明らさまだとイラつくったら。
初めて異性に囲まれてる類に
嫉妬の気持ちを覚えたのは
この光景だったっけ。
「る…花沢さん、副社長か探しておられます」
ワザと他人行儀に話し掛ける。
「ん?ドコ?」
「わたしは後で行きますので
おひとりで起こし下さい」
「何その言葉遣い、良いじゃん
一緒に行こうよ。」
「ダメです!ケジメくらいつけて下さい」
「それくらいいいじゃんつくしのケチ」
わたしは無言で類の頬を抓る。
「誰がケチですって?」
「すみましぇんもういいましぇん」
フガフガしながら返してくる類。
可哀想だから抓るのはやめてあげた。
誰も見てないかキョロキョロしたあと
軽く唇を合わせる。
類は真っ赤になったまま固まった。
「もう行くよ!」
いつまでも起動しない類に痺れを
切らしてもう一度急かす。
「帰ったら覚えとけよ」
ボソリと返ってきた言葉にちょっぴり
震えるけれど照れてる類は
あんまり恐くないから無視し他。
後から聞こえてきた類の不貞腐れた声での
『つくしのバカ』の悪口?暴言?は
敢えて聞こえないフリしてさっさと
仕事に戻った。
呼ばれて2人揃って赴いた社長室。
いつもオフの時間の緩い感じは消えて
キリッとしてる類のお父様。
類もこうだといいんだけど…………。
ヤツは隠れて私の手を握ったりしてくる。
「社長!隣の人がちか……触ってきます」
「手を握っただけで痴漢て酷くない?」
「そりゃお前のが悪いだろう、類」
笑いながら社長に返されて不貞腐れる類。
「女性に勝手に触ったらそう言われても
仕方なくないか?職務中くらい自重しなさい
酷くなるようならつくしちゃんを母さんの
とこに返しちゃうよ?」
苦笑いの社長。
「それはダメ」
「じゃあ痴漢行為はなるべく自重して
真面目に働きなさい」
社長……そういう行為したらダメって
ハッキリ主張してくださいよ。
「お前のしていることはあの人と同じだよ
つくしちゃんに嫌われたくなかったら
笑って済ませてるうちに止めなさい」
社長かそういうと思い出したのか
類の顔が心底嫌そうに歪んだ。
「わかったよ、つくしに嫌われるのは
嫌だから会社や人前では自重する」
素直に社長の言うことに従えう類。
若干、己の欲望を満たせないことに
不満気ではありそうだけど、
大人しく引き下がってくれてよかった。
この辺でトドメ刺しとこうか。
しばらく再起動しなさそうだけど
その間はわたしがどうにか類の分も
カバーすればいいかな?
「社長は回れ右してしばらくこちらを
見ないでください、専務はわたしの
前にきて目を瞑ってください」
言う通りにする父子。
ちょっぴり怯えながら私の前に立った類。
「こんなことくらいで腑抜けになるんだったら
もうキスもしてあげないから」
問答無用で類の頬に手をやり軽く抑える
そして素早く唇へとキスをする。
人前でキスしたら類は真っ赤に
茹ってしまった。
社長はそんな類を見て笑の堪えてるし
私は仕返しができて大満足だった。
※前作の番外編
三つ子の魂百までの続きです。
また類つくじゃない類のお相手が
出てまいります。繰り言になりますが
ご注意を!
side Tuskushi
強烈な性格の三姉妹の後に生まれた
末っ子長男 、蓮。
司のご要望通り姿形は司なんだけど
中身がね……天使すぎるのよね。
司に瓜二つなんだけど彼の面影は
1個も見当たらない。
男のくせに上目遣いで瞳潤ませるわ
司譲りの天然パーマで髪の毛クルクルだわ
3歳になったばかりなのに
整った顔立ち。
そんな子に舌っ足らずな発音でママとか
呼ばれたらイチコロだわよ。
で、そんな蓮に夢中?なのは
私だけじゃない。
三姉妹はもちろん彼女達が赤ちゃんの頃から
夢中になってるはずの推しメンの
奥様たちが旦那放ったらかしで
蓮を構い倒す始末。
桜子と滋さんと優紀。
桜子と滋は分かる。
なぜ優紀までと言いたくなるけど
彼女の場合、職業柄蓮と接する
時間が長い上に現役の保育士さんだから。
子供の扱いに慣れてるし
蓮も優紀が大好き。
小さな頃からの付き合いだから
蓮も優紀の言うことはちゃんと聞く。
今日も優紀の膝に座り手ずから
ご飯をたべさせてもらってた。
「まぁま、ゆーきちゃんね…さっき
るいとぉあっちでちゅうしてた」
優紀ば動揺して皿から食べ物を取り落とし
ポロポロこぼしていた。
その場にいた全員がそれぞれ手に
持ってたカッブの飲み物を吹いた。
3歳児の天然爆弾にみんな大慌てだった。
「類!何してんだお前!3歳児から親に
行動チクられるなんて恥ずかしいぞ?」
「きゃー優紀、類といつの間に?」
「うるさいな💢いつからだっていいじゃんか
司だって子供達の前でつくしと
ちゅっちゅしてるらしいじゃん!」
人のこと言えないだろと憤慨する類。
そんな顔してていまいち迫力はない。
優紀は否定せずただ頬をピンクに
染めている。
マジか。
類が優紀とねぇ?
意外な組み合わせに漏れ出る
感嘆の溜め息。
「類、本気なの?彼女は私と違って
強い気の持ち主じゃないんだよ?」
「うん、分かってる」
「じゃあ私は応援する、頑張れ類」
「ありがと、つくし」
類は優紀の肩をそっと自分の方に
優しい手つきで引き寄せた。
あれ?でも優紀って西門さんが
好きだったんじゃ?
いつ頃から類と優紀は恋人として
付き合うようになったの?
それに、あのバカ正直な蓮が
嘘ついたとは思えない。
当の本人を見つめると彼は優紀に
背を向けて彼女を見ないようにしている
あの人たち何かあったんだね。
だって西門さんは桜子ととうの昔に
結婚してるんだから。
知りたくてうずうずしちゃうけど
とりあえず我慢。
「つくし、黙っててごめん」
「え?なんで謝るの?そりゃ意外な
組み合わせすぎてかなり
ビックリはしたけどさ……
蓮のやつお喋りでごめん」
優紀が困ったように謝ってくるから
どうしようかと思った。
「だって類さんはつくしの友達でしょう?
黙って付き合ってたら嫌かと思って……
蓮ちゃんのお喋りはつくしに似てるよね」
「そうなの!男のくせに嫌になるわ
でも私は類とのことは''反対しないよ」
蓮はなんでも見たままのこと言っちゃうから
あの子の前で大事な話できない。
「でもあの子の素だから怒るに怒れない」
嘘をつくよりマシ。
上の3人は時々嘘つくから
そこは感心してる。
「蓮ちゃん怒らないであげてね」
怒らないよ。
だって蓮も優紀も類も誰も……
あの西門さんだって悪くない。
「ままぁ~」
私と優紀が台所で片付けをしてると
眠そうに目を擦りながら蓮がやって来た。
この子、寝る時は私か優紀が
側に着いてないと寝れない。
「どうしたの、蓮」
「ねむいの」
小さな拳で目の当たりをゴシゴシしてる。
本当に眠い時の癖だ。
「じゃあ、ベッド行こ?」
そう促すとおとなしく着いてくる。
抱きあげようとしたら背後から
類が顔を出した。
「俺が連れてく、俺も眠い」
なんて本当に3歳児のいうことと
同じ言葉を宣う。
そんな類を見て蓮が余計なことを言う。
「ぼくねぇ~るいとゆうきちゃんと
いっしょにねるのぉ」
「だ、ダメよ」
「…………何想像したの?」
ハッとして類をみると口元が
ニヤニヤしてる。
からかわれたとわかってつい手が出た。
「いてっ」
「人の事揶揄う時間があるなら
早く寝室行きなさいっ」
「つくし怖っ、鬼が出た
逃げるよ蓮!喰われるっ!」
「まま、おに?こわいよー
るいくんにげよ!」
類の悪戯に乗っかって蓮も
ふざけた口調でリピートする。
優紀はそんな私達を見てひたすら
クスクス笑ってる。
全く仲がいいのは構わないけど
碌なこと教えないんだから!
しばらくすると優紀も蓮達の
寝室に行ってしまった。
優紀はポヤンとしてるけど芯の
しっかりしてる人だし類を任せても
大丈夫だと思う。
逆も然り。
ふたりとも大事な友達だから
幸せになって欲しい。
片付けが終わってリビングへ戻る。
司は仕事に行ってしまったし
娘たちもとっくに寝た。
起きてるのは私と西門さんだけ。
桜子は子供たちのところに
行ってしまった。
「よう、つくしちゃん」
「何よ、酔っ払ってるの?」
なんだか様子の変な西門さん。
「あの子、類と付き合ってたんだな」
「そうみたいねぇ~なに?
アンタ気になるの?」
「そういう訳じゃないけど」
「私、贔屓とかじゃなくて類になら
優紀のことまかせられる」
「あの子本当子供のことが好きなんだな?
俺と付き合ってる時茶道の稽古してるより
チビたち構ってる時の方が
楽しそうだった」
そうだね、私にも覚えがある。
好きでやってることと仕方なく
やってることにやる気の差が
出てしまうのはしょうがないと思う。
「優紀が稽古漬けの日々に耐えきれずに
もう 付き合えないって言われて
別れただけだしな
あの子には保育士になるっていう
自分の夢を諦めきれなくて
仕方なく別れたんだ」
「あのさ、私もあの子もアンタ達と
違って子供の頃からの英才教育とやらは
受けてないの……好きだったら
乗り越えられるだろうってのは
男側の都合でしょう?」
優紀は乗り越えて夢を叶えた。
ちゃんと努力して保育士さんになって
大好きな子供たちに関する仕事を
できるようになった。
「それに今さらだよ
アンタは桜子を選んだ」
「分かってるさ!もう何もかも手遅れで
遅いってことくらいは」
「弱そうに見えて強いよあの子は
それにさムカつくのは類も司もなんでか
優紀には優しいのよね」
ふと愚痴ると西門さんは喉の奥で笑う。
「私には桜子だって友達なんだから
あの子を泣かせたり不幸にしたら
絶対許さないからね!」
「分かってるよ」
本当かなぁ?
今は家庭を持って治まってるとはいえ
コイツは女性のことに関してはあまり
信用がない。
その点司はそういう心配はしなくて
良さそうだからいいけど。
「もう真夜中だよ!みんな寝たから
あんたも休んだら?」
「そうするよ」
お休みと手を振りながら彼は
私に背を向けた。
まったく!飄々としてるくせに
好きな女に対しては不器用なんだから!
類はこの先どうするつもりなのだろう。
私には分からないけど彼は女性に対して
いい加減な性格じゃない。
きっと大事にしてくれると思う。
「つくし?まだ起きてんのか?」
「司?帰ったの?」
私は声だけで司を探し当てる。
「お前アイツらのことできっとグルグル
するだろうと思って早く切り上げてきた。」
「そうね、も1人からも事情聞いてきいて
切り上げたところ」
「はあ?それで今まで起きてたのか?」
「そういうわけじゃ?もう休むよ」
「あんまり根詰めんなよ
大人なんだから本人同士に
任せとけはいんだよ」
「アンタはさ私が1回目の別れの時
完全に別れることを選んでたらどうした?」
「は?何言ってんの?そんなん俺がお前を
諦める訳ないだろ?子供まで作っといて
今さら別れるとか言うなよ?」
「言わないよ!」
「いーや!お前ならどんな方法使ってでも
俺様の前から逃亡すんだろ?」
常習犯だろうが?とニヤリとされる。
「蓮は?」
「類のとこ」
「まったくアイツは……生まれてきた
親のとこ間違えてんじゃねーの?」
てことはと司は手を打つ。
「たっぷり時間あるな」
その姿を見て背筋がゾクッとする。
「ヤダ、バカ!何考えてんのよ?
みんないるでしょ?」
「うるせえ!たっぷり分からせてやるよ」
司はそう言って言葉をはねつけると
問答無用でしばらく使ってない
主寝室のドアを蹴り開けた。
「信じらんない!このケダモノ!」
私は起き抜けに司の顔に向かって枕を投げた。
たっぷり虐められた身体は節々が痛く
中々起き上がれない。
「痛え!この暴力妻め」
「誰が暴力妻よ!叩かれるアンタが
悪いんでしょ?」
憎まれ口を叩きながら助け起こしてもらう。
「やりすぎなのよ!少しは手加減しなさいよ!」
歳のせいなのか最近事後は
身体中か軋むように痛い。
「私、みんな起こしてくるね」
そう言って司の傍から逃げようとすると
後ろ手を掴まれて阻止される。
「今日くらいゆっくりしようぜ」
確かに今日は日曜日。
でもと思って壁の時計見ると
間もなく午前9時。
もうとっくに起きてもいい時間。
「ダメ!うちの子たちが類みたいに
なったらどうすんのよ」
「3年寝太郎ってか?」
「そうよ!アンタたまには蓮起こしてきて
」
「……分かったよ」
司は渋々蓮をおこしにいく
自分は娘たちを起こしに
子供部屋へと向かった。
一応、部屋の入り口をノックする。
この前無言で開けたら豪い剣幕で怒られた。
3人とも起きててみんなパジャマで
グズグズ寛いでるだけだった。
「起きたら自分の好きなお洋服に
着替えてていいのよ?今日は
日曜日だし幼稚舎お休みだからね?」
「でもぉ~蓮はお着替えしないで
起きてもいつまでもパジャマだよ?」
「ああ、あの子はねまだ自分で
お着替えできないの、じゃあそうだな
みんなで教えてあげよう」
そう提案すると3人は素直に頷いた。
私は内線でお手伝いさんに蓮の着替えを
司に蓮を子供部屋に連れてくるよう
伝言を頼む。
すると蓮が来るより早くお手伝いさんが
蓮の着替えを持って登場した。
「司ったら何してんのかしら?」
難しいことは頼んでない。
まさかと思うけどアイツ類と優紀の
ラプシーン目撃しちゃったとか?
私の予想は当たりだった。
それからすぐ大泣きの蓮と
憤怒状態の司が部屋にやってきたから。
終?