1980年の12月号
釣りのウェアだけではなく
当時流行り始めたアウトドア全般
まだまだ海外製品が主流だったこの頃
国産アイテムとしてアシックスが立ち上げた
アウトドアブランドのタラスブルバ
右上はダウンの1.8倍の暖かさと謳った
新素材シンサレートを使用したジャケット
左下のブッシュパンツとあわせて
私も愛用しておりました
タラスブルバをプロデュースしたのは
フライフィッシャーとしても著名で
後にフォックスファイヤーにも関わる
デザイナーの浜野安宏氏
海外のサーモンやトラウトを釣るその姿
当時雑誌で見ては憧れたものです
数年前には猿払のイトウ釣りを題材とした
映画も制作されていましたね
そしてこの号では私も会員だった
バス釣りクラブのB.L.C.C.の会長で
今も東京の町田でプロショップを営む
黒沢幸男氏の津久井湖取材に同行
自分はノーヒットに終わったものの
記事の片隅に私が当時作製していた
ハンドメイドプラグのいくつかを
紹介していただきました
カラーにもこだわって作っていたので
モノクロ記事だったのは少し残念でしたが
多くの思い出が詰まったルアーたち
ラバー製のスカートが時代を感じます
スピニングタックル用の小型ポッパーは
今で言うならば虫パターン
とても多くのバスを釣らせてくれました
そして右側の下から2番目は
いまやトラウトアングラーにも人気
そう、蝉ルアーです
弱って水面に落下してしまい
羽根を震わせながらバスに喰われる
そんな姿を何度か目撃したものの
そんなの売られていなかったので自作
ウッドを削ったボディを濃いグレーに塗装
尻の部分はブラックの網掛け模様
可動式の羽根はバックテイルで製作
ガラスの目玉は母親の裁縫箱から拝借した
丸い頭のマチ針をカットし両側にプスッ
こうして完成したオリジナル蝉ルアー
まあ1匹も釣れませんでしたが
ラパラと同じフィンランド産ながら
地味な存在だったナイルスマスター
アクションは抜群なのですが
若かりし日に神奈川の秦野にある震生湖で
人生初バスをヒットさせたのがこのミノー
ファイト中にバラしてしまったものの
あの時の興奮はいまでも忘れません
そして今もイトウアングラー必携のミノー?
カウントダウンラパラのジョイントが
発売となったのもこの頃ですね
最後はおなじみABUのカーディナル
すでに50番代のモデルです
後に前身の33や44等が復刻される
ある意味不遇な存在ですが
あえて今こそ使ってみたい気も
さて話はまったく変わって宣伝です
北海道での古くからの釣り仲間I君が
札幌で曜日限定のラーメン屋を始めました
I君は猿払や天塩のイトウはもちろん
島牧の海アメダービーの記録を塗り替え
シマノのロッド・モンスターリミテッドの
当時の広告にも掲載されたりという
何につけても精力的なアングラー
場所は札幌市北区北7条西5丁目5
東洋カメラハウス2Fのキッチンスペース
営業は毎週水曜日のみの11:00~15:00
メニューはししゃもだしのラーメンを基本に
週替わりの1品を加えるみたいです
とりあえずの契約としては少なくとも
3月いっぱいまでは営業するとのことなので
もし水曜日に札幌駅周辺でランチを
なんて方がいらっしゃればぜひ
私も昨日の昼過ぎにさっそく訪問しての
ジンギスカンが苦手なのでししゃもだし
贅沢な鵡川産シシャモのいい香りと
もっちりの太麺でおいしかったです