神の名をかたる偽善者たちを片っ端から殺していくカスティエル。ウィンチェスター兄弟とボビーは、ニュースで流れるカスティエルの暴走をなすすべもなく見ていた。早く暴走を止めないと犠牲者があとをたたない。そこでディーンが一計を案ずる。
神となったキャスは、服従するようにディーンとサムに言うが、何とかキャスを説得しようとするディーン。
サムを助けると約束しただろ！と言うが、あくまでそれはキャスに従うというのが条件だと言う。
サムはどんどん地獄の記憶に蝕まれていた。
キャスは自分に逆らう天使らさえも殺し、神の名を語る人間の神父らまでも殺し始めた。
街中で連続殺人が繰り返されている事が話題になる中、ボビーは必死でキャスを探していた。
しかしディーンは、下手に動いたら殺されると言い、今は出来る事をしよう！と言う。
サムの方はと言うと、壁を壊されたことで、地獄の記憶や幻覚が見えるようになってくる。
ただ立っているだけでも辛いはずなのに・・・・。
一方で、キャスは雲隠れしているクラウリーの元へへ行き、私に従ってやってほしい事があると命ずる。
神の命令は絶対・・・。
従わざるを得ないクラウリー。
その頃、キャスの体（器）は徐々に何かに支配され始めていた。
犠牲者が後を絶たない・・・この事態を何とかしなければならないと、ディーンらはクラウリーを呼び出した。
ボスに殺される・・・と言うクラウリーに、ただ「死の騎士を呼び出す呪い」を教えろと言う。
そして呪いに必要な道具を集めるために、ある家庭に忍び込む３人。
そして彼らには手をかけず、縛りあげて、その道具を拝借。
そこで呪いを始めると、そこに死の騎士が現れる。
死の騎士に、「神」を殺してほしいと頼むが、そこにキャスまで現れる。
ぼろぼろの体で現れたキャスはディーンを殺そうとするが、ディーンは死の騎士を手下にしたから無理だと言う。
死の騎士は、キャスの器が壊れていることを指摘。
そして彼の体が壊れているのは、煉獄の魂よりももっと古い物を飲みこんでしまったからだと言う。
神や人間が出来るもっと前からいる危険な生き物。
煉獄はもともとこのリバイアサンを閉じ込めるために造られたのだと。
一色即発の中、死の騎士がキャスを殺そうとした時、キャスは死の騎士の手錠を外し、彼を解放。
そしてそのまま消えてしまった。
彼を止めるには、煉獄に彼の魂を返すしかないと言う。
クラウリーの実験室にある道具を使って、月食に行え！と。
その頃、我に返り、大量虐殺をしている事に気づいたキャスは、自分の中のリバイアサンに支配され始めていることに恐怖を感じ始める。
そして「助けてくれ・・・」と姿を現した。
月食が近づいているため、呪いの準備に入る。
サムに小さな瓶の中に入っている血を取りにいかせたが、サムはそこでまたもルシファーの幻覚を見る。
地獄の檻の記憶だと言い聞かせているサムだったが、ルシファーは「檻から逃げ出す事は出来ない。自由になったと思わせておいて実はまだ檻から出ていないのだよ」と言う。
サムが戻ってこないため、ディーンが地下へ血を取りに行き、呪いを始めた。
するとキャスの中に居た魂が噴き出し、キャスは解放され、そして死んでしまう・・・・・。
と思いきや、ちゃんと生き返り、キャスはディーンらに礼を言った。
そして埋め合わせをしたいというキャス。
しかし、今すぐ逃げろ！と言い、ディーンとボビーを突き飛ばす。
次の瞬間、キャスの中のリバイアサンが彼を支配してしまい、キャスは死んだよ♪と言うのだった。