スカイライン-征服 ~10(米) | 映画とcoffee、ときどき妄想

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     ≪そろそろ映画館に行きたい・・・・≫ 

監督:コリン・ストラウス/グレッグ・ストラウス
製作:クリスチャン・ジェームズ・アンドリー/リアム・オドネル/コリン・ストラウス/グレッグ・ストラウス
製作総指揮:ライアン・カヴァナー /ブレット・ラトナー/タッカー・トゥーリー/ブライアン・タイラー/ブライアン・カヴァナー=ジョーンズ
脚本:ジョシュア・コーズ/リアム・オドネル
撮影:マイケル・ワトソン/クリーチャーデザイン:アレック・ギリス/トム・ウッドラフ・Jr
プロダクションデザイン:ドリュー・ダルトン
衣装デザイン:ボビー・マニックス
編集:ニコラス・ウェイマン・ハリス
音楽:マシュー・マージェソン
出演:エリック・バルフォー/スコッティー・トンプソン/ブリタニー・ダニエル/デヴィッド・ザヤス/ドナルド・フェイソン/クリスタル・リード

 「AVP2 エイリアンズVS. プレデター」の兄弟監督、グレッグ&コリン・ストラウスが、地球征服に乗り出したエイリアンの圧倒的な力の前に、為す術なく立ちすくむ人類の運命を迫力のVFX映像で描くSFパニック・アクション。
年中、映画&海外ドラマ漬け-スカイライン-征服 ~10(米)
評価★★☆☆☆

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[STORY]
ある日、ロサンジェルス上空にいくつもの巨大な飛行物体が飛来する。そこから発せられた青い光は人類を次々と吸い上げていった。さらに、巨大飛行物体から大量の巨大生物が放たれ、人々を次々と襲い始めた。為す術なく逃げまどう人類。やがて、ようやく軍隊が現われ、必死の抵抗を試みるが…。

[IMPRESSION]ネタバレ注意!

近年、エイリアン、ゾンビ、ヴァンパイア、悪魔系のお話は、大衆に大ウケ。
しかしながら、もう完全ネタ切れ(笑)
そうなると、予算をガンガンかけて超大作を作って、一か八かの大勝負を賭けるより、この程度(ハリウッドでは考えられないたったの9億)の予算で、それ以上の興業を得れれば御の字、と開き直った方が賢いとも言える。

年中、映画&海外ドラマ漬け-スカイライン-征服 ~10(米)

そんなこの作品のストーリーは、語るほど、立派な物でもなく(笑)、単純で、キャスティングも薄い。
その上、あまり人物に焦点を当てておらず、外で起きている現実が、まるでテレビを見ているかのように、客観的に映し出され、臨場感も緊張感も、観客にはほとんど伝わってこない。

主人公達が、高層マンションの総ガラス張りの部屋から、外を眺め、
『えらいことになってるで!』
と慌てふためく。

年中、映画&海外ドラマ漬け-スカイライン-征服 ~10(米)

そして、エイリアンに見つかり、何かの光が放たれ、その光を見たものは吸い込まれて、どこかに連れて行かれる、と言ったありふれた内容。
逃げるか隠れるか?と仲間内でモメるというお約束の展開があり、その合間にも、次々と仲間がさらわれていく。
軍が総出で反撃し、生き残った彼らを救出に来るが、その途中で撃墜されるというのもお約束。

しかし、これら全てが、ブラウン管の中の映像のように描かれ、観客はただ目の前で起きている非現実的な光景をただ『すごいねー』と見ているだけのよう・・・。

そして主人公のカップル、ジャロッドとエレインの二人も、最終的にはエイリアンに捕えられ・・・。

年中、映画&海外ドラマ漬け-スカイライン-征服 ~10(米)

もしかしたらココからが、この作品の一番盛り上がる所かもしれん。
この作品に出てくるエイリアンの目的は・・・という伏線。

捕えられた人間は、エイリアンによって頭を引きちぎられ、その脳をエイリアンが取り入れ、新しい個体のエイリアンが産まれるというシナリオなのです。
そこで、主人公のカップル、まずはエレインですが、さあ頭を引きちぎろうか・・・と思われたところ、お腹に新しい命が宿っている事が分かり、エイリアンは何故か彼女を殺すのを一度止めてしまう。

しかしジャロッドの方は殺さない理由もなく、エレインの目の前でアッサリと頭を引きちぎられ、エイリアンに取りこまれてしまう。
そして新しいエイリアンの個体が産まれるわけだが、このエイリアンはまだジャロッドの人間らしい意識が残っており、エレインを襲おうとするエイリアンを次々と殺して行く。

そのエイリアンがジャロッドであると理解したエレインの運命はいかに・・・・・?


で終わり。





続編あるんかいッ!


この監督達、売れたら続編作りたいねーっ的な軽いノリでこんな終わり方にしたんじゃねーの??(^_^;)