闇の列車、光の旅 ~09(米・メキシコ) | 映画とcoffee、ときどき妄想

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     ≪そろそろ映画館に行きたい・・・・≫ 

監督:ケイリー・ジョージ・フクナガ
製作:エイミー・カウフマン
製作総指揮:ヘラルド・バレラ/パブロ・クルス/ディエゴ・ルナ/ガエル・ガルシア・ベルナル
脚本:ケイリー・ジョージ・フクナガ
撮影:アドリアーノ・ゴールドマン
編集:ルイス・カルバリャール
クレイグ・マッケイ
音楽:マルセロ・サルボス
出演:エドガル・フローレス/パウリナ・ガイタン/クリスティアン・フェレール/テノッチ・ウエルタ・メヒア/ディアナ・ガルシア

少しでも良い生活を求めてアメリカを目指す中南米の不法移民の現実を背景に、移民を乗せた列車で運命的に出会った一組の若い男女が、心を通わせていく社会派ヒューマン・ドラマ。
365日中、50日は映画館!-闇の列車、光の旅 ~09(米・メキシコ)
評価★★★☆☆

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[STORY]
ホンジュラスに暮らす少女サイラ。父親は、彼女が幼いときにアメリカへと渡った不法移民。ある日、その父親が強制送還され戻ってきた。そして、今度はサイラも連れて再びアメリカを目指す。父親の新しい家族と一緒に暮らすという提案に気乗りはしないものの、父と叔父と共にメキシコへ向かい、そこからアメリカ行きの貨物列車の屋根に乗り込むサイラ。そんな無防備な移民たちを待ち構えていたのがリルマゴ率いるメキシコのギャング団。疑問を感じながらも彼らと行動を共にしていた少年カスペルだったが、リルマゴがサイラをレイプしようとするのを見て、ついにリルマゴを殺してしまう。裏切り者として組織から追われる身となってしまったカスペル。サイラは助けてくれた彼に恩義を感じ、その後を追ってしまう。

[IMPRESSION]ネタバレ注意!

何となくタイトルを見て、惹かれてしまった作品ですが、何とも言いようがない空虚感に見舞われました(^_^;)

さて、作品ですが、この手の類のロードムービーにヤヤコシイあらすじはなく、単純明快です。

サイラは父と叔父と共にアメリカを目指して、アメリカ行きの列車の屋根に潜んでいた。
そこにリマルゴ、カスペル、スマイリーらギャングの一味が、彼らの金品を奪いにやってくる。
そこでサイラに目をつけたリマルゴは、彼女をレイプしようとする。
以前、同じような目に会い、彼女を失ったカスペルは、彼を殺してしまう。

365日中、50日は映画館!-闇の列車、光の旅 ~09(米・メキシコ)

組織を裏切る形となってしまったカスペルは、そのまま列車で逃亡するしかなかった。
また彼に助けられた事で、少なからず彼に恋心を抱いたサイラ。
カスペルは隙を狙って、列車から飛び降り、サイラの元から立ち去ろうとするが、気づいたサイラはついて行ってしまう。

組織に戻ったスマイリーによって、全てが組織にバレてしまった今、彼は追われる立場となる。
そんな中、彼はかつての仕事仲間に逃走の手はずを整えてもらう。
とりあえず移民シェルターに隠れた二人。

365日中、50日は映画館!-闇の列車、光の旅 ~09(米・メキシコ)

そこでサイラは、列車で一緒だった男と再会。
父が死んだ事、叔父が強制送還になった事を知らされる。

365日中、50日は映画館!-闇の列車、光の旅 ~09(米・メキシコ)

それでもサイラを国境越えさせるために、カスペルは川岸へ・・・。
『父親の家族を見つけろ』と言い、川岸でサイラを見送った。

365日中、50日は映画館!-闇の列車、光の旅 ~09(米・メキシコ)

その時、組織の連中がカスペルに追いついてきた。
対岸に着く前に、川の中からサイラは、組織から銃殺される彼の姿を一部始終見ることとなる・・・・。

365日中、50日は映画館!-闇の列車、光の旅 ~09(米・メキシコ)

かつては舎弟関係だったスマイリーの容赦ない発砲。

365日中、50日は映画館!-闇の列車、光の旅 ~09(米・メキシコ)

これが組織を裏切る事の代償かと思い知らされるシーン。
既に死んでいるであろうカスペルに対して、情け容赦ない発砲は、組織の連中への見せしめともいえる。

それを見つめるサイラが感じたものは一体何だったのだろう。
アメリカへ渡り、新たな人生を始めるには過酷すぎる現実。
これをリアリティ溢れる作品に仕上げ、残酷な現実の中でも希望の光を見い出せるようなラスト。

か?

私には、空虚感しか残らんかったなぁ~というのが正直な感想でして・・・。
当然、共感できるわけもなく・・・。
彼女の将来が返って不安になる作品でしたの。