アメリカン・ギャングスター ~07(米) | 映画とcoffee、ときどき妄想

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     ≪そろそろ映画館に行きたい・・・・≫ 

監督:リドリー・スコット
脚本:スティーブン・ザイリアン
製作総指揮:マイケル・コスティガン/ブランコ・ラスティグ/スティーブン・ザイリアン/ニコラス・ピレッジ
製作:ブライアン・グレイザー/リドリー・スコット
原作:マーク・ジェイコブソン
撮影:ハリス・サビデス
音楽:マーク・ストレイテンフェルド
美術:アーサー・マックス
出演:デンゼル・ワシントン/ラッセル・クロウ/キューバ・グッディング・Jr/キウェテル・イジョフォー/カーラ・グギーノ/ジョシュ・ブローリン/テッド・レヴィン/アーマンド・アサンテ/ジョン・オーティス/ジョン・ホークス/ルビー・ディー/コモン/ユル・ヴァスケス/ロジャー・グーン/ヴァー・スミス

1970年代のニューヨークを舞台に実在した伝説のギャング、フランク・ルーカスの半生を描く犯罪サスペンス。
365日中、50日は映画館
評価★★★★☆

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[STORY]
1970年代の初頭のニューヨーク。ハーレムを牛耳っているギャングのボスの運転手をしていたフランク・ルーカス(デンゼル)は、ボス・バンピーの亡き後、ベトナムの麻薬を密輸する計画を決行する。時に横暴ともいえる強引なやり方で財力をつけたフランクは、マフィアにも一目置かれる麻薬王として君臨する。

[IMPRESSION]ネタバレ注意!

録画したままなかなか見れなかった作品。
イイ作品だとは思っていたけど、見る気になれなくて・・・。
どうも実話が題材のこの手の作品は、エンディングが決っているからね。

デンゼル演じるフランクは、市民から愛されていたマフィアのボス・バンピーに育てられ、彼から身の振舞い方から殺しから様々なことを学ぶ。

彼の死後、頭のいいフランクは、イタリアンマフィアの下請けではなく、黒人自ら起業しようと行動に出る。
365日中、50日は映画館

当時、ベトナム戦争で出兵中の従兄弟と連絡を取り、ベトナムに渡り、ヘロインの買い付けを行う。
厳重体勢の中、戦死した兵士の棺にしのばせてヘロインを持ち込むというもの。

そして田舎から、家族を呼び、豪邸で一緒に暮らしながら、家族でヘロイン売買を始めた。
365日中、50日は映画館

一方、麻薬犯罪摘発に燃える刑事リッチー(ラッセル)。
ちょっと小太りになったラッセルは、相変わらず悪人顔(笑)。
彼が汚職警官でも良かったような風貌だけど、実は実直な、当時では珍しい正義感強い刑事。
押収した100万ドルをくすねることなく、届け出た正直者。
正直者が当時は、署では変人扱い。

当時の汚職警官は、押収した麻薬を薄めて再販するというあり様なので、リッチーのような警官は珍しかった。

しかし私生活ではズタボロ。
子供の親権を争っているところ(笑)。
ありがちなシチュエーション。


この二人が出会うまではかなりの時間を要する。
なにせ、フランクは用心深く、できるだけ質素な生活を好み、目立たない。

365日中、50日は映画館

素敵な女性とも出会い、結婚式もするが、
ある日、妻からプレゼントされたゴージャスな毛皮を着て、ボクシングの観戦へ行った事から、リッチーの目に留まってしまうことに・・・・。

「あの大物マフィアの前に座る人物は誰なんだ?」

リッチーは、大物マフィアより前に座るフランクの存在に気づき、彼を調べ始める。


一方、フランクの商売に気づいた汚職警官トルーポ(ジョシュ・ブローリン)。
これがまた悪いやっちゃ(゚Д゚ )
フランクをゆすりたおし。

365日中、50日は映画館


リッチーの方では、次第に明るみになるフランクの身辺。
そして、リッチーは家族の1人を脅し、彼に盗聴器をつけて、フランクの会話を聞き、麻薬密輸の現場へ向かう。

365日中、50日は映画館

しかし、棺おけを前に、リッチーは何も発見できず、さらには、
「死者への冒涜ダー!」
と怒られる始末。

諦めきれないリッチーは張り込みを続け、ついにフランク家の一味が棺おけの中のヘロインを回収するところを目撃。後をつけて、ヘロイン工場へ突入。

それを受け、汚職警官トルーポはフランク家を家宅捜索し、
隠していた金を「押収」と言う名の「横領」(゚Д゚ )

悪いやっちゃ!(-_-;)


この事態をまだ何も知らないフランクは、母と妻と教会にいた。
出てきたところをリッチーらに押さえられる。

このシーンも、ドンパチではなく少し離れてフランクを包囲する形で警察車両を配備したり、逮捕する瞬間を見せないように静かに妻と母を教会に戻したりと、フランクに対してある程度配慮した形で展開されるストーリーは、物静かなビジネスマンちっくのフランクの最後にふさわしい。

365日中、50日は映画館

その後、取引したフランクは、汚職警官摘発に協力。
トルーポら数十人が逮捕。

フランクは刑期70年を言い渡されたが、その後、弁護士に転身したリッチーに弁護を頼み、15年でシャバに出てくる。


その後が、どうなったのか知りたい(笑)