脚本:スコット・フランク/ジョン・コーエン
製作:ヤン・デ・ボン
製作総指揮:ゲイリー・ゴールドマン/ロナルド・シャセット
撮影:ヤヌス・カミンスキー
出演:トム・クルーズ/コリン・ファレル/サマンサ・モートン他
「ブレードランナー」「トータルリコール」などの作者であるSF界の巨匠フィリップ・K・ディックの短編小説をスティーブン・スピルバーグ監督とトム・クルーズが送るアクション・スリラー。

評価★★★☆☆
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[STORY]
西暦2054年ワシントンD.C. テクノロジーの発達により3人の『プリコグ(予知能力者)』によって犯罪は予知され、犯罪予防局が設立され、犯罪者はその犯行前に逮捕される。それは人類が願っていた犯罪ゼロの理想的な社会の誕生であり、完璧なシステムのはずだった・・・。有能な捜査官アンダートンはそのシステムを忠実に守る一人だった。
だが、ある日、彼自身が≪犯罪者≫として予告され、自己の無実を信じて、逃亡の身と化す。
[IMPRESSION]
うんうん、ケッコウ面白かったのです。それなりに。まずこの脚本。犯罪予知という観点が、少し面白い。えぇ理想郷でしょうな。こんなシステムが現実にあれば・・・そこへ、そのシステムに携わる者に対して、犯罪者になると言う事実を突きつけられたらどうなるか?という極単純な発想だが、大いにありうる状況を見事にリアルに表現されている。トム・クルーズでなくても、この作品はそれなりにイイ作品として残ったと思う。