製作:ブロデリック・ジョンソン/アンドリュー・A・コソーヴ/レッドモンド・モリス/チャールズ・シャイア
製作総指揮:ナンシー・マイヤーズ
脚本:ジョン・スウィート
撮影:アシュレイ・ロウ
音楽:デヴィッド・ニューマン
出演:ヒラリー・スワンク/サイモン・ベイカー/エイドリアン・ブロディ/ジョナサン・プライス他
ルイ王朝最大のスキャンダル―― フランス王朝崩壊の引き金となった実話。
仕掛けたのは、一人の女と2800カラットのダイヤモンド。

評価★★★☆☆
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[STORY]
かつて王位にもついていたフランスの名門ヴァロワ家は、ジャンヌの父の代に政敵の罠によって葬り去られ、領地は没収、館は炎上し、両親は死亡。わずか9歳にして、ジャンヌは頼る者のない孤児となる。すべてを失った彼女は再び名誉を取り戻し、ヴァロア家を再興することだけを人生の目的として生きていく。
15年後、美しく成長したジャンヌは、爵位を得るためだけにニコラ・ド・ラ・モット伯爵と愛のない結婚をし、伯爵夫人となり、宮廷に取り入るチャンスをうかがっていた。晩餐会で知り合ったジゴロのレトーがジャンヌの野望を知り、協力を買って出る。こうして、彼女の復讐劇が幕を開ける。
ヴェルサイユ宮殿では、ルイ16世が君臨し、王妃マリー・アントワネットは人生の絶頂期を迎えていた。しかし、華やかな宮廷生活の裏では王家の家計は苦しいものであった。また民衆も生活苦にあえいでいた。王室御用達の宝石商ベメールは、ダイヤの首飾りを、マリー・アントワネットに売り込みにやってきたが、160万リーブル(時価192億円)もの法外な金額。そしてこの申し出を断る。
時の枢機卿ルイ・ド・ロアンはアントワネットに好意を持っていたが、以前アントワネットの母マリア・テレジアを侮辱したために王妃から遠ざけられていた。ジャンヌはロアンとダイヤの首飾りを利用し、羽振りの良いロアンから大金をせしめる計画を立てる──。
全ては王妃アントワネットが知らぬところで進行していくのだった・・・。
[IMPRESSION]ネタバレ注意!
衣装もいいし、キャスティングもB級ぽくてイイし、申し分ないね。ジャンヌの田舎者臭さが、名門家らしくなくて、皆から疑われるに十分だった(笑)。実のところ、もっとマリー・アントワネットに対する民衆の怒りなんかが露骨に表されていたら、リアリティーが増したのだろうけど、そのあたりのタッチが弱かったためか、この≪首飾り事件≫が≪フランス王朝崩壊の引き金≫なった事実がなんとなく薄らいでしまったような気がせんでもない。結局のところ、そこら辺の描写が弱かったせいか、この作品の結末は、「王妃の処刑」ではなくて「ジャンヌの処刑」にもありえたような・・・?
だってあの流れだったら、ジャンヌは処刑でしょ?ってなるわけで。笑