製作:ネリー・ベルフラワー/リチャード・N・グラッドスタイン
製作総指揮:ゲイリー・ビンコウ/ニール・イズラエル
原作戯曲:アラン・ニー
脚本:デヴィッド・マギー
撮影:ロベルト・シェイファー
プロダクションデザイン:ジェマ・ジャクソン
衣装:アレクサンドラ・バーン
音楽:ヤン・A・P・カチュマレク
出演:ジョニー・デップ/ケイト・ウィンスレット/ジュリー・クリスティ/ラダ・ミッチェル/ダスティン・ホフマン/フレディ・ハイモア他
永遠の名作“ピーター・パン”誕生にまつわる真実の物語を描いた感動のヒューマン・ストーリー。父を亡くし心を閉ざした一人の少年と劇作家ジェームズ・バリとの心の触れ合いと、2人の交流が新作劇“ピーター・パン”へと結実していく過程を、事実をベースに、繊細かつハートフルに綴る。

評価★★★☆☆
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[STORY]
1903年ロンドン。変わり者という風評の絶えなかった劇作家ジェームズ・バリは、新作『リトル・メアリー』の不評で気落ちしていた。たまたま散歩に向かった公園で若い未亡人のシルヴィアとその4人の幼い息子たちと出会う。少年たちとすぐに打ち解けていくバリは、中でもどこか冷めた物言いで少年らしさの見られない三男のピーターを気に掛けるようになる。やがてバリとシルヴィア親子との交友が深まっていく一方、バリの妻メアリーは疎外感を強め、夫婦の仲は悪化していく。そんな中、早く大人になろうと無理をしているピーターに、新作劇「ピーター・パン」というファンタジーを与えた。
[IMPRESSION]ネタバレ注意!
非常に現実逃避した作品。『ピーターパン』の原点がこの作品に描かれている。『ピーターパン』のモデルとなったピーターは、劇中のピーターとは真逆の性格。早く大人になりたい、と思い悩むピーターの夢と願望を、『ピーターパン』を描く事で、実現しようとしたバリのイマジネーションは素晴らしいものだと思う。こういうズバ抜けた才能の持ち主がいたからこそ、あの有名なファンタジーが生まれ、今に語り継がれているんだ。そう思うと、我の才能の無さに情けなくなるばかり(笑)
この作品の中に、矛盾と言うかアリエネー描写はいくつかあるにしても、ファンタジーの原点として見ると、納得できるのかも。この作品で、アカデミー音楽賞を受賞した劇中のBGMはそりゃもう美しいの一言。情景描写と相まって素晴らしい映像を生み出してると思うね。