監督:ジョージ・ティルマン・Jr
製作:ロバート・テイテル
脚本:スコット・マーシャル・スミス
製作総指揮:ビル・コスビー、スタンリー・ロバートソン
出演:ロバート・デ・ニーロ、キューバ・グッティング・Jr、シャーリーズ・セロ
1950~60年代。まだアメリカ海軍に厳しい人種差別の壁があったころ。
様々な障害や苦境を乗り越えて、アフリカ系アメリカ人として初めて栄誉ある“マスター・ダイバー"の称号を勝ち取った男がいた。彼の名はカール・ブラシア。
評価★★★★☆
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[STORY]
【カール・ブラシア】1943年、ケンタッキー州ソノラ。成長したブラシアは海軍に入隊。海軍でブラシアを待っていたのは、黒人はコックか雑用係という現実だった。しかし艦艇ホイストに乗り組んだブラシアは、泳ぎの才能を見てとったプルマン大佐から甲板兵に取り立てられる。
折しも同じ頃、ヘリの墜落事故で仲間を救出しようとしたビリー・サンデーは空気塞栓症にかかってダイバー生命を断たれてしまう。しかし、この一件がブラシアのダイバーへの夢を駆り立てた。2年に渡って100通以上の嘆願書を書いた末、彼はニュージャージーにあるダイバー養成所への入学を許可される。
ここには教官としてサンデーが赴任していた。養成所では、司令官ミスター・パピーを筆頭に露骨な人種差別が横行していた。サンデーのブラシアへのイジメは徹底していた。
半年間の訓練も終わり、卒業試験の時がやってきた。司令官からブラシアを合格させぬよう命じられたサンデーは、海底で組み立てる工具の部品をわざとバラバラに散らして海に放り込む。冷たい水の中で作業が長引けば、体温を失って死んでしまう。既に9時間以上が経過した。もう限界だ。ブラシアがギブアップするまで放っておくよう命じる司令官。しかし、サンデーは引き揚げるよう指示し、訓練生がロープを引き始めた。その時、ブラシアから完成の合図が届く。
命令に逆らったサンデーは降格された。謹慎を命じられたサンデーが見ていたテレビに、スペイン沖の公海で核弾頭の回収作業に携わるブラシアの姿が映し出されていた。ブラシアは接近してきたソ連の潜水艦にロープを引っかけられて危うく命を落としそうになるが、そのおかげで核弾頭を見つける。しかし、艦に引き揚げる際に起きた事故で脚に大けがを負い、切断は免れたものの経過は思わしくなく、ダイバーとしての生命は断たれたも同然だった。
[IMPRESSION]
前評判や予告を見て想像していたのよりも、はるかに良かった♪感動しました☆
人種差別を取り上げる作品は、今までも、何度も見てきてる。多分、無くならない、こういった差別が、人の命をも奪うこともある。この作品のようなサクセスストーリーは、現実にはそう無い事だけれど、これによって、勇気付けられたり、励まされることで、人生をもう一度見つめなおしたり、人種差別に対する考え方を見直そうとする人が一人でも増えれば、この作品の価値は大きなものになるんじゃないかな(^-^)v