悲しい別れ | 保護猫&ドッグラン 『 さばいでぃ』

保護猫&ドッグラン 『 さばいでぃ』

犬猫の殺処分0を目指し、人と行き場のない動物たちの新たな出逢いのきっかけを作りたい。

一昨日(5月29日)、さばいでぃでペットシッターをさせて頂いている『チビちゃん』の飼い主E様が闘病の末、亡くなられました。

千葉から戻って来ていた息子さまから直ぐに連絡が入り、運営メンバーそれぞれ仕事を終わらせ、遅い時間にご自宅にお邪魔をさせて頂き、無言の帰宅をされたE様と最後のお別れをさせて頂きました。

チビちゃんは高齢の為、あまり環境を変えないほうが良いとの判断で、3月から長い期間の異例のペットシッターをさせて頂いておりました。1ヶ月の闘病の末、お元気になり1度はご自宅に戻られ、さばいでぃにも遊びに来て下さったのですが、4月下旬から再び入院され、チビちゃんを置いて旅立たれました。



       過去の投稿です
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【チビちゃんのペットシッター】

入院中のシッターの際は、1週間に1度チビちゃんのご報告を兼ねてお見舞いに伺っておりましたが、撮りためた写真をお見せすると毎回泣いて喜んでいらっしゃいました。




ご本人様はチビちゃんを最後まで面倒見て、元気になり退院したらさばいでぃの猫ちゃんも引き取るおつもりでいらっしゃいましたので、さぞ無念でチビちゃんが心配だったかと思います。

チビちゃんはもともとE様のご近所のおばあちゃんが飼っていた猫ちゃん。
そのおばあちゃんが施設に入るのを期に少し遠くの川に戻って来れないように投げ捨てられたそうです。
それでもチビちゃんはずぶ濡れになりながら川から自宅まで長い道のりを一所懸命歩き戻って来たそうです。
戻って来てはまた川に捨てられ、2回目もボロボロになり戻って来て、開けてはもらえない家のドアの前に佇んでいたところを見かねたE様が家の中に招き入れたそうです。

E様に愛され、大切にされてたチビちゃん、それでも外に出たがり、窓を開けてあげると元いたお家まで行き、しばらくウロウロしてE様のところに帰って来るのが日課だそうです。

E様が最後まで心配されてたチビちゃんはさばいでぃに託される事になりました。
E様は明日、荼毘に伏されます。

息子さんの計らいで、数ヶ月前に亡くした愛猫と残したチビちゃんの代わりに大切にして下さっていた空猫2匹を連れて…

ご親族のご意向で明日までチビちゃんのシッターをE様のご自宅で続けさせて頂きます。



E様、お約束した通り、チビちゃんは私たちが守ります。
E様が安心出来るような穏やかな場所をチビちゃんに見つけてあげたいと思いますので安らかにお眠り下さい。

2ヶ月以上に渡るE様とチビちゃんとの日々はとても大切な時間でした。
運営メンバー、ボランティア一同感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。