エルム・スタッフのアヤネです★
4月から毎週月曜日に開催中の【昼下がりの音楽会2022Spring】、
3回目が4月18日に開催されました
チラシを見てお気づきになった方、
そう!!!!
今回はヴォーカルが1人\(◎o◎)/!
松坂屋友の会閉講に伴い、この3月からELM教室で歌を学ばれている
黒一点=池田昌弘さんのオンステージ
なんとなんと、御年89才
さらに言えば、あと一か月で90才
きゅ、きゅ、きゅ、きゅ、きゅーじゅーで約1時間ステージ
立ってるだけでもすごいのに、
歌にお喋りに朗読に……休憩なしで駆け抜けたッ\(゜ロ\)(/ロ゜)/
バンドさんたちも口を揃えて「すごい、すごい」と
何がすごいって、ただ歌うだけなんじゃなくて、そこに巧みな技を
取り入れての、リズム感の抜群さ、絶やすことのない微笑み★
“年取って体力落ちてツラい~”等の自虐トークじゃなくて、
歌への思い、これまでの大切な出会い、忘れられないエピソード、
そういうひとつひとつがとてもキラキラした話を組み込んで、
人生色々なことがあったけれど、自分の歩んできた道に満足し、
幸福と感謝の思いで日々を送っているということが随所で感じられて、
胸が熱くなるステージでした(*^-^*)
ナイスな紳士池田さんのこれまでのイケてる写真をアップしながら、
レポはじまりでーす
最初は加藤修滋さんのピアノ伴奏のみで、
「街角」♪
ご挨拶ソングに選んだのは、トレネの作品♪
郷愁の想いを込めながら、私にはその街角が池田さんが出会った
大切な瞬間の一瞬、一瞬に思えて、「今から過去を思い出しながら
精一杯歌い感謝を伝えます」って言っているように感じました◎
続いてもトレネの「風歌い」♪
どこか懐かしい匂いのする穏やかなメロディーと、
悲しい結末の少女の恋の物語を淡々と語り歌う池田さんの声が、
より一層歌の世界を深く伝えていました!
“音楽が好きです、歌うことが好きなんです”
“今日は皆さんが来てくれて、嬉しいです!感謝しています!”
と声を大にしてニコニコ顔で話す姿に、
もう客席中が池田さん親衛隊かのごとくでら温かい拍手\(^o^)/
そしてピアニストが片桐一篤さんにチェンジ
牛丸健司さんがベースを持って登場する流れで、
どんな歌がやってくるのかきっと皆さんワクワクした気持ちだったのではないでしょうか
それもこれも、池田さんの演出なり
今はシャンソンに情熱を注がれている池田さんですが、
学生時代は生まれ育った神奈川県でクラリネット奏者として
ホテル、ダンスホール、米軍キャンプ等で演奏活動をされていたそう◎
あっちこっちのダンスホールの名前を言いながら、
「踊りに行くんじゃなくてバンド演奏を聴きに行っていました」と
語るその目の前には、当時の華やかな光景が浮んでいたことでしょう!だって、もう目が輝きまくってたからッ(*^-^*)
ひしめき合い踊る男女、心が躍る音楽を奏でて盛り上げるバンド…
当時はコピーなんて便利なものはなかったので、
楽譜は全部手で写す
キーは自分で移調する
シャンソン愛好家となった現在も、この移調テクニックは大いに役立っているそうで、過去と現在をうまく結びつけながらのトークは
聞く人をより楽しませてくれます(●´ω`●)
「Too Young」「It's a sin to tell a lie」のジャズスタンダードは
カラオケもなかった当時、ピアノバーで口ずさんだ思い出の歌たち
ひょえ~~~かっこいいッ★★★
客席から自然と起こる手拍子、片桐さんの流れるジャズピアノと
牛丸さんの深く響くベース、全部全部ひっくるめて、かっこいいッ★★★
裏で耳を傾けていた加藤修滋さんも“リズム感の良さが抜群!”と
感心していました
続いてはビブラフォンのトップ奏者=平岡精二さんの作品から、
客席にいる大多数がよく知っているペギー葉山さんの歌った「爪」を
トークに盛り込み興味をそそって、「あいつ」を歌唱♪
「粋な別れ」はまるで池田さんのセリフを歌い綴ったかのように、
しんみりと、でもキザでかっこよくて、この曲をシャンソンとジャズの
後に持ってくる構成もナイスだなぁって思いました(*^-^*)
そこ かーーーーらーーーーーのーーーーーー
暗転!
ゆっくりスポットライトがついて、その中でハイチェアに腰かける
池田さんのかっこ良さ◎
手に持っている冊子を広げて、おもむろに朗読を始めます…
“新井満、千の風になって~ウパシとレイラの物語~”
お話が進むと片桐さんのピアノが静かに鳴りだし、
「千の風になって」の歌が始まる…
そしてまた、お話が入ってくる…
絶妙な間で贈る朗読に、大きな拍手が起こりました!!
もはや感動しかない(/ω\)
そして、ここからは大切に歌い続けて来たシャンソンの数々。
池田さんは、約30年前から全国のシャンソニエに通い、何千人という
歌を聴いてきたそう\(◎o◎)/!
『お客様が歌える日』にも行きまくって、とにかく歌う日々だったと
名古屋に移ることになって、シャンソン教室を探した結果、
松坂屋友の会のシャンソン教室に入会★
“的確な指摘を受けながら、目からウロコのレッスンで、
指導者に恵まれてよかった”と語る池田さんの熱い想いに、
アヤネもジーーーーーンとしました。。。。
思い出があふれ出す中、歌の前に椅子からすくっと立ち上がり
「サンフランシスコの六枚の枯葉」と一言。
歌への力強い思い、歌へのまっすぐさをその瞬間に感じました!
本当にあと1か月で90才(;・∀・)
ハキハキとした口調で引き続き繰り広げるトークでは、
シャンソンを長く学ばれてきた友人の方から、エルム・メソッドを
絶賛された話をして、ビデオ研修等細かなレッスン内容に対する
感謝を伝えてから「帰り来ぬ青春」。
拍数を数えてうまく合わすのではなく、もう歌の中身が池田さんの中に
入っているからこその間、息づかい。スゴイしか出てこない。
加藤ハツ館長の遺した言葉に触れて歌うは「ゲッティンゲン」!
90才を前にして声を強めて歌うのは体力を使うはずなのに、
今までの穏やかな雰囲気とは変わって、とても力強い歌終わりに、
大きな拍手が起こりました
そして、池田さんが人生で一番大事に、一番数多く歌ってきた特別な
シャンソン「赤い風船」をお届けしました。
東京のライブハウスでお客様が歌える日にこの曲を歌ったら、
その場にいあるたシャンソン歌手の男性が、
“なんて良い歌詞だろう。インパクトがあって、流れもいい。どなたの歌詞ですか?”と声をかけてきたそうです。
池田さんは誇らしい気持ちで“加藤修滋さんの詞です”と答えたそうです。
その歌手は、2年前にコロナで亡くなられた高木椋太さんでした。
オリジナルへの敬意と一曲に込めた思いを客席の皆様もきっと
強く感じられたことでしょう!そんな大拍手でした
最後の曲と選んだのは「自由への旅立ち」!
多くは語らず、さっと歌い出す池田さん。コンクールでも歌われるような
力が入りやすいところを、ずっと変わらぬトーンで歌うのが逆に
印象的で惹かれます◎
ラストに向けて、終始にこやかに晴れ晴れとしたエンディングを
お届けした池田さんですが、急遽1曲追加することに
その歌は、「愛しかない時」。
どうしても、最後にこの歌をプラスしたい。今だから、伝えたい。
そういう気持ちで愛を込めて歌う池田さんですが、
びっくりしたのは最後の歌い上げッッッ
今日一番のお腹から出す声で『私たちが手を繋ぎ合えば、
世界を飾れる友情と平和で!!!!!!!!』
すごいスゴイすごいスゴイ\(◎o◎)/!
でっら感動したッッッ
お客様も口々に、「今日来てよかった」「この場にいれたことが幸せ」と
すっごく嬉しそうなお顔
いやもう、すごいですよ池田さん。
アヤネも、パワーもらっちゃいました(≧▽≦)
真面目一筋、でもおちゃらけも大好き♪
人が好き♪歌が好き♪
ポジティブな気持ちで進んでいく池田さん素敵
ブログ最後にどんな写真よ(笑)
たくさんの人とたくさんの歌に囲まれて、
池田さんの90代はさらにさらにキラキラすることでしょう
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました★