【レポ】午後のシャンソンVol.19 | カフェ・コンセール・エルムのブログ

カフェ・コンセール・エルムのブログ

名古屋市千種区吹上にあるシャンソニエ『cafe concert ELM』のスタッフブログです。
ライブ情報だけでなく、シャンソン情報、イベント情報、はたまたスタッフの小話など色々更新していきます♪

エルム・スタッフのアヤネです★

 

2017年から始まった【午後のシャンソン】というコンサート、

皆様覚えていらっしゃいますかはてなマーク

ほぼ毎月、日仏シャンソン協会公認教室で歌を学ばれている

4名の出演者が加藤修滋さんのピアノで歌うという

午後ののほほーんとしたまったりタイムだったのですが、

コロナで泣く泣く中止となり……

 

それをひっさしぶり~~に復活しよう!とやる気満々で挑むのは

岩月美恵子さん&西藤陽子さんニコニコ

 

教室が違うので今までそこまでの絡みはなかったのですが、

加藤修滋さんの引き合わせで、気が付いたらでら仲良し\(^o^)/

二人とも熱いハートを持っていて、歌が大好きで、

話し方がおっとりしているとこが似ています(●´ω`●)

ぴったりんこのお二人が、初めての共演で何歌おうか

打合せを進める中、世界では悲惨な争いが起こってしまいました…

連日ニュースで流れて来る攻撃や犠牲者の話に心を痛め、

このタイミングで二人がステージをする事には意味があると、

急遽内容を変更して「平和希求ライブ」を行うことになりました!

 

長年歌を続けていると言っても、当初の予定から大幅に変更しての

プログラム構成は、とても大変なことです。。。。

それでも、今だからこそ伝えたい歌を選んで、イチから考える姿に

私はとても胸を打たれました!!

 

そんな二人の初ステージレポ、どうぞご覧ください(*^-^*)

西藤陽子さん★

優しく微笑む西藤さんの1曲目は「朝の食事」。

イスに座りながら語るように歌う姿は、

映画のシーンの一コマのようにとても自然で、

何も言わない相手を前に、淡々と状況説明をするような歌詞なのに

そこにはすごく感情が込められていて、“私は泣いた”の一言で

アヤネも泣きました(ノД`)・゜・。あせる

リハーサルでも本番でも泣きました(ノД`)・゜・。あせる

後日ビデオチェックしている時もやっぱり泣きました(ノД`)・゜・。あせる

どんだけ涙腺崩壊してるの(ノД`)・゜・。あせる

2曲目は「モネの庭」。口から発せられる言葉のタイミングや息づかいで、静かなメロディーと共に世界を一緒に作っていってるって

感じがしました◎すごく幻想的!キラキラ

最初の日常風景、2曲目の美しい自然と素晴らしい絵画……

そういうひとつひとつも、人間と人間と争いの中にあっては

感じることが出来ないわけで。。。。。

歌に感動しつつも、そこでまた胸が痛みました。。。。。

西藤さんの良い意味で淡々とした歌い方が深い世界を作っているの

とは打って変わって、今度は反戦歌を2曲。

「今夜は帰れない」は声をしっかり出しながら感情をぶつける

歌い出しにハッとさせられました!わずかな休符を入れることで

その言葉を強調したり、マイクとの距離や語尾のかすれ等、

すごく聴かせる一曲に仕上がっていました◎

「ヒロシマ」は低音を意識して、でもドロッとした嘆き節にはならずに

悲惨さを訴える歌い方は、静かな炎を感じました!

やっぱり、西藤さんの歌が魅力的なのは語尾にあると思うアップ

「赤い風船」なんて、もはや消えゆく語尾に引きこまれるし、でも

ところどころ力を込めて歌う抑揚が大袈裟じゃなくて心地がイイ!

ソロの最後は加藤修滋さんの作品から「心の十字架」。

西藤さんの体と心の中に、この歌が浸み込んでいるのがわかるような

作品へのオマージュを感じるステージに、思わず心の中で

拍手を贈りました\(^o^)/

初めてのつけまつげも効果バッチリ(≧▽≦)ラブラブ

 

 

岩月美恵子さん★

なんてかっこいいお姉様!!!ヘアスタイルも、メイクも、ドレスも、

全部かっこいいでまとめられる(≧▽≦)

本来は、ノリノリな声高らかに出し出しな、テンション高めマダムアップ

でも、最近の岩月さんは芯があって凛とした強さと美しさがある

真っすぐなマダムって感じで、だから西藤さんとも仲良しになったのだと思いますチョキキラキラ

3月8日付けの中日新聞・中日春秋にある記事を見て「ひまわり」を

絶対にこのステージで歌いたいと心に決めた岩月さん◎

岩月さんが歌っている間、脳裏に浮かんでくる大輪のひまわり…

その下に眠る多くの命、引き裂かれる人たち…

中日春秋からの歌の流れで、きっと客席の皆様も心をひとつにされたのではないかと思います!

戦争で亡くなった兵士たちを悼んだ反戦歌「鶴」は、

特徴的な少しかすれた歌声で物悲しさを出しながら、

ベージュのドレスの袖が腕を動かすたびに揺れて、指先まで美しい動きと共に引き寄せられるステージでした!

赤いドレスに着替えてお届けしたのは大好きな「群衆」音譜

プロ歌手の方が歌われるのはライブでしょっちゅー耳にしますが、

生徒さんが挑戦するには早くてリズム感がないと歌えない難曲です汗

「淡き光に」も大好きなタンゴキラキラ

こういう、難しいからこそ惹かれて歌いたくなるってところが、

リズム感抜群の岩月さんのGoGo精神で素敵なところ( *´艸`)

加藤修滋さんのタンゴ伴奏で歌うのが嬉しいって、満面の笑みで話してくれました飛び出すハート

西藤さんが何度着替えても「黒」なので(笑)

岩月さんがカラーもイメージもガラッと変わるデザイン性のあるドレスで

魅了します(●´ω`●) 全部お見せ出来なくてざんねーんべーっだ!

「孤独の島」はかぼそい声というのでしょうか…それまでの歌い方とは

ガラッと変わって、とても丁寧に物語を歌い綴ります◎

歌い方の幅がすごいッッ\(゜ロ\)(/ロ゜)/聴き入ってしまいました!

ラストはやっぱり平和を願って「愛しかない時」ビックリマーク

“愛こそすべて、お金も名誉も愛の前では色褪せる…”

小さなことにこだわり、大事なものがみえなくなるのは悲しい事です。

でも、本人にとっては小さなことではないのかもしれません。

皆、自分のこと以外は本当のところは分からないのかもしれません。

でもでもやっぱり、「愛」の力は大きくて、この歌を最後に持ってきた

岩月さんの思いをヒシヒシと感じたのは私だけじゃないようで、

客席からは大きな拍手が!!

 

 

当日は、中日新聞の取材が入り、記者の方は最初から最後まで

じっくりとライブにお付き合いくださいました(*^_^*)

メディアの方はタイトなスケジュールで動かれているので、

終演までいて下さるのはめったにない事なのでビックリアップ

そして、翌日の新聞には早速写真入りで記事掲載(≧▽≦)

 

タイトルにある「反戦の思いシャンソンに込め、主婦ライブ」、

そう、主婦なのです!!

レパートリーの多い、ステージ数の多い歌手の方がするのとは

事情が違って、

元々は一生懸命に練習を重ねた歌を、一生懸命に考えたトークを、

大切なお友達に披露するドキドキ&ワクワクなステージを、

急遽プログラムも進行も変えて「平和希求ライブ」にしたのです。

その決断にブラボー(^O^)/

 

笑っちゃうような楽しいライブも好きだけど、

心のあるライブの後は「楽しい」よりも「嬉しい」気持ちになります♪♪♪

記事の中にもあるけれど、子供、孫、ひ孫…平和の中で

愛する人たちが過ごせるようになりますようにキラキラ

ってか、西藤さんにひ孫が4人もいることにビックリ(-ω-)/

こんな美しい大おばあ様、なかなかいませんってパー

 

ご来場いただきました皆様、ありがとうございました(*^_^*)

 

 

~お知らせ~

今月は平和希求ライブ・マチネ特別版が2回あります!!

4月21日(木)は下条万里子さん&渡会美子さんをお迎えしてキラキラ

4月26日(火)は杉浦知恵子さん&秦野早智子さんをお迎えしてキラキラ

ぜひお出かけ下さい★☆★☆彡

ご予約はエルムまで→☎052-733-0085