「カワイイ」系ファッションに対する日仏価値観の相違＆ニューウエーブ台頭にあなたはどっち派？
こんばんはー！
「子供料理＆お菓子教室」講師＆「カフェ茶の子」店主＆”命のスープ”の専門家・中村幸子です。
前回は、
個人主義🇫🇷フランス人の考えかたとファッションに対する考え方とは？【1970年代のフランス】
でした。
今回は、
「カワイイ」系ファッションに対する日仏価値観の相違＆ニューウエーブ台頭にあなたはどっち派？
についてお話します。
実は私、多くの日本人女性同様、
「ちっちゃくてカワイイ」ものが大〜好き！
だったりします。
「いや〜ん、めちゃくちゃカワイイーッ！！」
は、自然に出てくる最高級の褒めコトバ。
この表現は、
人にも使うし、モノにもフツーに使う。
多分これ、
日本人女性の８割以上は共感する
のではないでしょうか。
赤ちゃん、
幼い子供、
キティちゃん、
コナンくん、
童顔の女性、
、、、
、、、、
、、、、、
話は飛びますが、私、
「子供料理＆お菓子教室」
に通う３歳の女の子に
「せんせい、かわいいーっ！」
って言われているのですよー！（照）
こういうときの「かわいい」とは、
「大好き」の意味。
なので、返礼のことばは
「ありがと〜〜〜！」
♪( ´θ｀)ノ
この「かわいい・KAWAII」は
今や「世界語」になっていますよねー！
日本のマンガやアニメブーム人気が定着、
欧米でも日本の「KAWAII」文化が理解されています。
これは、日本発「KAWAII文化」の
世界戦略?「黎明期」から「発展期」への
移行段階でしょうか。^^
「令和」の時代には、
「KAWAII」文化の「全盛期」になるかも〜♪
さてさて前置きが長くなりましたが、
「カワイイ」系ファッションに対する日仏価値観の相違＆ニューウエーブの台頭
です。
こういう「カワイイ」系
ニューウエーブ（新しい波）は
ここ10~20年のような気がします。
以前にも書きましたが、
「フランスシリーズ」1970年代フランスパリのファッションと私サチコのいた環境とは？
私サチコがフランス留学をしていた
1970年当時、今から50年近く前の
「ファッション大国フランス」では
日本文化の「カワイイ」は、
子供っぽい
未熟だ
未完成のモノ
といった否定的な評価でしかなく、
日本人女性の「カワイイ仕草や考え方」は、
当時のフランス人には、一刀両断！
幼稚で魅力に乏しい
知的レベルが低い
大人の魅力がまるで無い
とまぁーこんな感じで鼻であしらわれていました。
日本人の私サチコは、
フランス語教師の資格を取るための留学なので、
「カワイイ」発言は封印して、ひたすら
・私はこう思う
・私はこう考える
・私は、、、
と意識的に主張していた覚えがあります。
当時のフランスではすべて
「論理的」
でないと、話を聴いてもらうことさえ
できなかったからです。
フランス人には
「日本人が共感するカワイサ」は
どちらかというと
「否定的、価値の低いもの」
に捉えられるのですね。
子供用衣服の分野でさえ、
大人用のミニチュア版はあれど
フリルやリボンがいっぱい！の
子供服などは雑誌でさえ見かけなかったのです。
1970年代のフランスは
若者からデニム（当時のジーンズ）やTシャツを
身に付けだした最初でした。
大人の女性のファッションについては、
「ファッション大国」フランスの名に恥ない
「パリコレ（クション）」に名を連ねる
クリスチャン・ディオールやピエール・カルダンなど
有名なデザイナーたちが次々と
既製服「プレタポルテ」を発表する時代の始まり、、、
でした。
なので、1970年代はファッション業界でも
新旧入り乱れる「過渡期」でもあったことが
今ではわかります。
フランス人の「意識の面での変化」はどうか？
これは、１世代〜２世代たたないと
つまり孫の世代を見てやっと
理解できる人たちも現れる、、、感じでしょうか。
だから、現代フランス人の小学生が
「KAWAII」洋服をフツーに身につけ、
「KAWAII」感性を発揮しだし、
本家本元の「KAWAII」考え方や文化に
価値を見出し始めたのが今！
とも言えるような気がします。
なので、
本家本元の「KAWAII」考え方や文化を
本当に身に付ける世代は、20代以下！
ということになりそうです。
モノの流行り廃りは、数年単位。
しかし、人間の意識がついていくのは10〜20年の世代単位
この法則が理解できていれば、
これって私たち大人にめっちゃ良いヒントを
与えてくれていると思いませんか？
「かわいい大国」日本の
「かわいい」事情の研究など、
日本女性にとっては興味しんしん
になれるのではないでしょうか？
ちっちゃくてカワイイもの、
箱庭、盆栽、ままごとのお道具、
数年前からの流行り物で、
私が講習会まで行ったものは
フェイクスイーツ！
（クレイ粘土で作ったスイーツ、もちろん食べられません）
こんな感じです。↓
（指との比較から、その小ささを推測してください）
＊AYAPECOさんのFB画像からお借りしています。
こういうものを作りたい女性が
いま増殖中なのです。
ワクワクしながら教室に詰め掛けて、
子育てそっちのけ?で趣味の域を超えて
ビジネスとして取り組んでいる、、、
いやはや日本の「カワイイ」文化の
奥深さに驚嘆しつつ、
この「カワイイ」文化に
乗っかって行きたい！
と考えている私中村は現在71歳（笑）
いつまでもミーハーでございまするー。
♪( ´θ｀)ノ
本日は、ここまで。
「カワイイ」系ファッションに対する日仏価値観の相違＆ニューウエーブ台頭にあなたはどっち派？
についてお話しました。
次回は、２〜3日おやすみして
この「フランスシリーズ」を続けますー！
お楽しみに〜！！
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元フランス語講師＆現「子供料理＆お菓子教室」講師。
23歳で、難病の潰瘍性大腸炎を発症。その後20数年は、症状が重い状態が続いた。現在は、小康状態。
「世界観ブログ」を書くことで自己開示ができ、50年近く難病とつきあってきた経験を活かして体系化した「”命のスープ”メソッド養成講座」を年に数回開催中。
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