今回のテーマはタイトル通り、「熟年離婚」
ってか、熟年じゃなくても今回のように
旦那さんと奥さんの意識のすれ違い、特に奥さんが旦那さんに対して不満を持つケースって多いんじゃないかな
その多くは今回の主人公夫婦のように
旦那さんが奥さんに対して、今まで特に気遣いをしてこなかった
夫が稼いで食わせてやっている、という意識にあるんじゃないかな
そういう自分も、ちょっとそう思っていた時期がありましたからね
そうならないための反省を込めての小説でもあります
って書くと、すべて旦那さんに責任があるようにも見えますが
実はそうでもないんです
といっても、奥さんに悪いところがあるって言っているんじゃないんですよ
旦那さんがそれだけ「稼ぎ」に対して意識をおいている理由もあるんです
それが今回の主人公の旦那さんの台詞にあります
「オレはな、お前が望む未来をつくってやりてぇんだ。今までお前のことを考えずに、とにかく仕事に打ち込んできた。そうしねぇと小さな酒屋なんてのはすぐにつぶれちまう。でもよ、それはお前がいてこそのことなんだな。そんなこと考えてもみなかった」
実は私自身が言いたいことも、このセリフに込められています
自分も妻が望む未来を作ってあげたい
だからこそ頑張っている
けれど、それが逆効果だったりもするんですよ
そういうことをいかにして夫婦で話し合うか
ここが大切じゃないかな
夫婦ってもともとは他人同士がくっついたもの
価値観が似ていると思っていても、違うところのほうが多いのが当たり前
違うところに目を向けてしまうと、
「この人とはやってられない」
になっちゃう
そうではなく、いかにして同じ価値観を共有していくのか、つくっていくのか
ここのほうが大事ですよね
ってなことで、みなさんも熟年離婚を考える前に
夫婦できちんと価値観を話し合っていきませんか?