まさか、みっちょがこんなに積極的に結婚に対してのことを紹介してもらおうと思っているなんて、ちょっとびっくりだ。
「慎也、いいよね?」
「もちろん、オレも自分たちのことを通じて、幸せな結婚ができる人たちが増えてくれればって思うよ」
とっさに口から出た言葉だった。けれど、口にしてあらためてわかった。オレもみっちょと同じ気持ち。たくさんの人に幸せな結婚をしてもらいたい。オレたちのことがそのモデルになればって、そう感じている。
「ではお二人は今回、具体的にどのような答を求めているのですか?」
マスターがコーヒーを淹れながらそう訪ねてくる。これについてはみっちょが口を開いた。
「今、みどりさんから7つのステップという指導をしてもらっているんです。今はその4つめ。『家庭の目標を決める』っていう段階なんです。それで、学び合い成長し合うってところまでは決まったんですけど。みどりさんからこんな宿題をもらったんです。そうなることで、私たちはどうなっていたいのかって」
「なるほど、その答を見つけにいらっしゃったということですね」
「はい。幸せになりたいっていうのは共通の願いなんですけど、その幸せってなんなんだろうって」