【小説】カフェ・シェリー

ここは喫茶店、カフェ・シェリー。
登場するのは40代の渋いマスターと20代の店員マイ、そして主人公はお客様であるあなた。
そこで体験する、魔法のコーヒー「シェリー・ブレンド」の味で、お客様は何かに気づき、そして希望を持っていく。
そんな喫茶店のお話です。

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 マスターの言う通り、私は自分がどんな部をつくりたいのかを考えながらコーヒーを口にした。

 

「えっ、なんで?」

 

 このとき、私が真っ先に頭に浮かんだものは、なんとお父さんの顔だった。どうしてこんなときにあんな人の顔が浮かんでくるのよ。これって何かの間違いじゃないの?

 

「どうだったかな?」

 

「あ、えぇ、その…」

 

 まさか、お父さんが浮かんできただなんて言えない。

 

「あまり口にしたくないのかな?」

 

 そう言われてしまうとその通りなのだが。マスターの前では隠し事はできない。そんな気がした。だから思い切って口にしてみることにした。

 

「実は、さっき真っ先に頭に浮かんだのがお父さんの顔でした。でも、私はお父さんって大嫌いなんです。なのにどうして…」

 

「そうなんだ、お父さんのことあまり好きじゃないんだね。ちなみにお父さんってどんな人かな?」

 

「お父さん、私が小さい頃にデザイナーになるとか言って、看板屋の仕事を始めたんです。そのおかげでお母さんとはお金のことでいつもケンカしてて。なんか自分勝手で、わがままで。でも、外面は良くてやたらとひょうきんで。周りからの評判は良くて」

 

「さらに看板の評判はとても高い。そうじゃないかな?」

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