2023年6月22日(木)
【6月16日】
ປາກຊ່ອງ(パークソン)で見つけたステキなCafeでゆっくりした後,ホテルへ戻ることにしました。途中激しく振った雨も上がり,帰れるうちに帰っておきます。
しかし,一つだけ気になる場所があります。ホテルとは反対方向になりますが,ほんのすぐ先に橋があるのです。Google Mapsさまによると川が流れているようです。
ປາກຊ່ອງ周辺にはいくつか滝があり,そこを巡るツアーがປາກເຊ(パクセー)の町から出ているくらいです。
滝でなくてもいい,川のせせらぎを見て癒されたい。
そう思って橋に近づいてみると,雨季のために泥だらけになり,なかなかハードな出立の橋になっていることが分かりました。
さらに,水が流れていません。池にかかる橋となっています。
三日月湖のように,川の流れが変わってしまったのでしょうか。
想像したのと違ったのでせせらぎで癒されることはありませんでしたが,これはこれでよしとしましょう。
ホテルへ戻る道は未舗装路のために,先ほどの激しい雨で泥だらけになっています。できるかぎり汚れない場所を選んで歩かなくてはなりません。雨季のラオスでは,いつも足元がどろどろになっていたことを思い出しました。
珍しくピンクの花を咲かせたバナナを見つけました。赤い花のバナナはその花弁を下に向けますが,こちらは天に向いています。初めて見ました。
舗装された16号線に戻ると,陽が沈もうとしていました。
ホテルに戻ってから少し休憩をし,晩ご飯を食べようとホテルを出たのは19時半を回った頃でした。
もう真っ暗になった16号線は車もバイクも走る数がだいぶ減っています。
Google Mapsさまを頼りに東へ向かって歩いていると,一台のバイクが近づいてきました。おじいちゃんが店主に話しかけます。
どこへ行くんだ?乗っけてってやるぞ。
ອັດຕະປື(アッタプー)でも言われたこの言葉。
今度は遠慮なく乗せてもらうことにしました。
バイクに乗って走ること数分。道沿いに肉を焼いたものを売る店がありました。ここか?おじいちゃんが尋ねます。
いえ,もう少し行ってください。
遠慮というものを知らない店主。
またしばらくすると同じような店がありました。
ここか?おじいちゃんがまた尋ねます。
いえ,もう少し行ってください。
本当に厚かましい店主。
次の同じような店で降ろしてもらう店主。
おじいちゃん,親切にありがとう。そう礼を述べると,じゃあなーと言っておじいちゃんは颯爽と去っていきました。感謝しかありません。
このようにラオ人は本当に親切です。助け合いの精神が根底にあると思います。それは,年配の方であったり,郊外の町に住む人に顕著に表れるように思います。
ただ,こうして見ず知らずの親切な方のバイクに乗せてもらった店主ですが,他人にはお勧めしません。せっかくのラオスの方たちの親切心を疑うわけではありませんが,万が一が起こった時に身を守れないからです。
例えば,おじいちゃんが実は強盗だったとして,店主は腕っぷしでは負けないと思いました。しかし,おじいちゃんが銃を持ち出したら。おじいちゃんが仲間の元に店主を連れて行ったら?また,これが筋力的にどうしても男性には負けてしまう女性だったら?
海外に限らず,最終的に身を守るのは自分自身しかいないと思います。
時には断る勇気も必要です。
丁寧な断り方をすれば,本当に親切な方は気を悪くしたりなんかしません。困ったことがあればいつでも言ってくれよな,という感じで去って行くだけです。
旅に出られる皆さま,どうかご安全に!
【お知らせ】
買い付けのため,しばらくの間休業いたします。
2023年7月7日(金)
19:00〜23:00
営業再開の予定です。
近況については,SNSで発信する予定ですので,こちらをチェックしていただけると幸いです。
皆様のお越しをお待ちしております。
【旅するラオ語会話】
6月のラオ語会話はお休みします。
7月の日程が決まり次第,連絡いたします。
日曜日 15:00〜16:00
弊店にて
お一人さま 2,000円(500円までのドリンクつき)
お申し込みまたはキャンセルは,2日前までにお願いします。