出張旅行記その35

2023年1月15日(日)

【1月10日】

今日のMissionは4つです。

The 1st Mission

ルアンパバーン行きの電車のチケットを購入しに行きます。購入場所は駅構内とビエンチャンセンターにあるチケットオフィスの2箇所が選べるそうです。ネット情報によると，ビエンチャンセンターではQRコード決済のOnePayしか使えないそうで，それを持っていない店主は却下。周りのラオ人に現金を渡して，代わりにOnePayで払ってもらう方法あるとか。

しかし，大荷物を持って移動する店主としては，実際にどれくらいの距離にあるのか，駅がどんな感じになっているのかも知りたいので，駅へ行ってみることにしました。

遠いです。半端なく遠いです。店主のホテルからだと車でも30分はかかると，Google Mapsさまはおっしゃいます。ラオ人の友達曰く，なぜあんな場所に作ったのか。街中から遠すぎて意味がない。

駅はとてつもなく巨大でした。その手前に不釣り合いなくらい小さなCafeがあります。

チケット売り場らしい窓口へ行くと，いくつかの列ができています。ガードマンの男性に聞くと，どうやら乗車する日によって窓口が異なるようです。

とりあえず，列に並んで待ちます。その間にSNS投稿の記事を書き上げます。ふと周りを見て気づいたんですけど，みんなマスクをしています。スタッフに至っては，100％のマスク率。街中ではマスクをしている人も見ますが，店員さんに多く，街を歩く人はほとんどがマスクをしていません。しかし，この空間だけは別世界でした。この空間だけマスクをしてもあまり意味はないと思うのですが，店主もしておくことにします。

列も半分ほど進んだかと思う頃，突然後ろに並んでいるご夫婦のおじさんから声を掛けられます。パスポートを持っているか？ネットで調べた時にパスポートの提示が必要になると聞いていたので，その辺は抜かりなく。ただ，パスポートは預けてしまっているので，パスポートの写真を撮ってスマートフォンのフォルダに入れてあります。それを伝えると，それではダメだ，紙でないと受け付けてくれないぞ，と言います。

何ィ？

店主の脳内で翼くんが叫びます。初めて立花兄弟のスカライブハリケーンを見せつけられたレベルの衝撃が走りました。

どうすりゃいいの？

駅の前にあった小さなカフェに行け。あそこでパスポートの写真をプリントアウトしてくれるから，とおじさん。とりあえずこのまま列に並んでも時間の無駄ですから，カフェに向かいます。ありがとう，おじさん。

カフェに行くと，かつての兵藤ユキ，いや、GAOのように短髪のお姉さんがいました。ラオ人女性で短髪の人を見るのは初めてと言ってもいいくらい，女性は皆長い髪をしています。彼女は，ラオスビューティーの中では時代の先端を走っていると言っても過言ではありません。もしかしたらタイ人かもしれません。モデルのように綺麗な方です。

日本人ですか？と，流暢な日本語で尋ねられました。聞けば，日本語ガイドもされているそうです。

まず，店主のスマートフォンに表示したパスポートの写真を，お姉さんのスマートフォンで撮影します。それをトリミングして，プリントアウト。なんだかデジタルのようなアナグロのような，よく分からない手法ですが，実は店主もよく使うミックス法です。

再び，列に並びます。さっき，列に並んでいたんだけど，とスタッフのお兄さんに言ったつもりなのですが，最後尾に並べと言われてしまいました。ですよね。

しばらく待つこと数十分。ついに店主の番がやってきました。明日のルアンパバーン行き15:05の列車のチケットを購入。プリントアウトしたパスポートの写真も渡して無事終わりかと思いきや，窓口のお姉さんが何か言っています。

？？？

何やらパスポートのことを言っているみたいなのですが。よく分からないでいると，ついにお姉さん諦めたかのように，英語でOriginalという言葉を使いました。あ！なるほど。

乗車の時はパスポートの原本を持ってこいということなんだね。OK，OK。OK牧場，と店主脳内のガッツ石松さんも笑顔で答えます。

それにしても空港かと思うほど巨大な駅構内。スタッフによって厳格に統制されています。トイレを借りようと入り口に入ろうとしたら呼び止められ，ここはダメだ，なんだ？トイレか？なら向こうだ。言われた方へ行くもののトイレは見当たらず，諦めました。明日，すんなり乗車できる自信がありません。ご武運を祈ります。