2024.05.24 白内障の手術 | カイザーのブログ

カイザーのブログ

ブログの説明を入力します。

白内障の手術を受けてまいりました。

 

老眼こそあれ、実年齢的にはまだ若いのですが、右目の中心部が紫外線の

影響で白濁してきまして(固有の原因があることは自分は分かっている)、

ここ数年様子を見ていました。

 

昨年末ぐらいから掛かりつけの眼医者さんから(右目が矯正視力で0.8

ぐらいまで落ちてきて)

そろそろですかね」と言われ、そこからは一気呵成。

 

1/17に精密検査を掛かりつけの眼科で実施し、紹介状をもらい、

2/7にみなとみらいアイクリニック(ホームページの荒井医師の下で初回

検診及び初回計測。

 

ハードコンタクトレンズを使用している場合には、4週間以上の未使用期間

(乱視用ソフトで1週間、通常のソフトレンズで3日間)を空けて、計測しな

ければならないそうなので、間をあけて

3/6に2度目の精密検査。

 

ここで再度の計測と問診を重ね、手術後に欲しい要件を荒井医師と相談しつつ

選択するレンズを決定。

 

予約金を払い込んで、発注をかけ、メーカーに在庫があれば数週間で届く

けれども、私の場合は乱視矯正が入るので、2−6ヶ月ぐらいかかるかもと

言われつつ、幸い国内でも使用量の多いレンズらしく4月終わりに届きました。

(それでも7週間以上)

 

そこから手術予約を入れて、5/24に決定。

術後しばらくは洗顔洗髪ができなくなるので、暑くなる前にギリギリ滑り込み

という感じです。

 

私の場合、

お仕事柄、手元資料やPCを触ることが多い上に、ドライブや写真撮影などの

遠方視力の必要なことを趣味としていることもあり、メガネ・コンタクトの

補助なくとも遠近両用に対応するために、多焦点眼内レンズを希望。

 

現在は、多焦点眼内レンズであっても健康保険適用+選定治療で、多焦点レンズ

を選ぶことはできるのですが、選定外のレンズを選ぶ場合や、水晶体の摘出手術

にフェムトセカンド・レーザーを用いる場合には、自由診療に委ねる以外になく、

今回私は自由診療を選びました。

 

イスラエル製の5焦点眼内レンズを希望していたのですが、強度の近視という

ことで適合するものがなく、3焦点の多焦点レンズに決定。

 

近距離〜中距離の見え方を気にしていたのですが、

荒井医師曰く:

同一の光束量を3焦点に振り分ける構造で、半分以上の光束は遠距離に振り

分けられるので、レンズの性能差は近中距離ではつきにくい。

また、脳の処理能力や慣れの方が大きいので、過度な期待は禁物です。

半年ぐらいかけて慣れていくと脳の振り分け処理精度が高くなってきます

とのことでした。

 

結局、いくつかの選択肢の中でも近中距離の見え方が自然と評価されるものを

選択しました。

 

また、私のこだわりのあったフェムトセカンド・レーザーによる手術は、

機械計測による自動処理で、人間の手ではできない正確な正円での前嚢切開や

水晶体の分解を行うことで、周囲への悪影響を減らし、乱視用眼内レンズのよう

に装着軸角度の精度が求められる場合に、術前処理として最適

とのことでした。

 

というやりとりを3/6におこなって、手術の3日前から抗生剤目薬を点眼

して、5/24当日本番。

 

術前に11種類も点眼薬をさし、笑気ガスによる麻酔もかけて、レーザー手術台へ。

3分ほどで計測と水晶体を切開を終え、隣のオペ台へ。

 

右目を固定しつつ、バラバラになった水晶体を吸い取り、眼内レンズを挿入

します。目に触っているのは感じられますが特に違和感や痛みもなく20分ほどで

終了。大きな眼帯をつけられて退出。

 

ここから1週間ほどはレンズの定着(完全定着には半年ぐらいかかるらしい)と

感染症(角膜の横に小さな見えない穴が開いてます)との戦いということで

4種類の点眼薬をもらって帰りました。

 

クリニックが都内の自宅からだとやや遠いこともあり、この日は横浜ベイホテル

(クリニックと同じモール内にある)に宿泊し、翌日朝から術後検診。

 

翌日検診では、遠方近方ともに1.2以上の視力が出ていたので、直後としては

良好な方と言われつつ、養生してくださいとのことでした。

 

自分としても遠方近方ともにまずまずの見え方でしたが、左目との違和感があり、

ふわふわした感じもあったのですが、眼帯を外して30分ほどしたらそれもなく

なりました。

 

相談員曰く、光束の遠中近が同時に右の網膜に映るのを脳が処理しているのと、

左目の網膜には自前の水晶体が収縮して一つの像しか映らないので、脳は処理

する必要がなく、右目と左目の映像処理が異なるので、違和感を感じるのだろう

と解説してくれました。

 

さもありなん。慣れが解決してくれそうです。

 

そうして自宅に帰る途中初めて、外の風景を見たのですが、色が違います!

右目はフレッシュなレンズを通した、青い透明感のある画が見えるのに、

左目は経年劣化した水晶体を通しているので、セピア色の黄色い画が見えます。

 

4000Kぐらいの左目と7000Kぐらいの右目と言えば良いでしょうか。

両目だと混ざり合って左から右に向かって4000K-7000Kに傾斜分布した

5200Kぐらい、という感じでしょうか。困るというほどのものではないです。

むしろこんなに自前の目が劣化していたんだ、色がついた世界を見ていたんだ

ということを如実に感じさせられました。

 

当初予定は左目は当面手術するつもりはなかったのですが、3焦点の見え方に

慣れるようであれば、今年にでも左目の手術もしてしまうかもしれません。

それぐらい世界が変わりました。

 

以上、自分の記録とともに、白内障手術を受けようと思っている方に向けての

ブログ記事でした。