キヤノンがミラーレスカメラのRシリーズの新製品としてAPS-Cサイズの
センサーを備えたEOS R7を発表しました。(キヤノンホームページ)
昨年から飛行機撮影を始めている私にとっては、APS-Cサイズで
望遠側に強く、動きモノの撮影に強かった一眼レフカメラのEOS 7D
MarkIIの後継機種と目されるカメラなので俄然注目の一台です。
仕様としては、
・3250万画素のAPS-Cセンサー(22.3mmx14.8mm)
・OLEDカラー電子ビューファインダー(0.39型、約236万ドット、倍率約1.15倍)
・コマ速最大 :約15コマ/秒 (メカシャッター)、約30コマ/秒 (電子シャッター)
というところが目を引きます。
→そんなに高画素機である必要は、私にはない。ファイルサイズも無駄に大きく
なり、ポートレート撮影中心で、APS-Cでは飛行機などが中心になろうことから、
2000万画素もあれば十分。でもまぁいいか。
(35mm版換算では8300万画素級になり、高感度特性が懸念される)
→コマ速もそんなにはいらないけど、多くても問題なし。
・静止画撮影時の常用ISO感度:ISO100~32000
→3世代ほど古い7D2のISO16000から1段だけの進化、35mm版で4500万画素
の R5のISO51200や、2000万画素級機のR6のISO102400には大きく劣ります。
この辺はAPS-Cセンサーで3250万画素というものを採用した弊害でしょうか。
8年も前の機種である7D2は昼間の撮影には全く問題がないけれども、ISO1600
でノイジーで夜間撮影に難あり。今回この7D2の後継機種に選ぶにはやや不安が
残ります。
使い勝手にかかる部分については
・サブダイヤルが、マルチコントローラーと同軸上に設定されて、ファインダー横に。
→これは互いに干渉しないかどうか、使ってみないと分からない。
ただし、R3/R5/R6の35mm版機種と操作性が異なるのは、ちょっと困りますね。
統一感のあることが一瞬にかける場面では重要。
・価格は本体のみで20万円を切るレベル
→買いたくても入荷がないR3に比べても廉価の¥198,000のキヤノン公式OL価格。
8年前発売の7D2とほぼ同価格で、高額路線に振っている近年のキヤノンR系列
としてはかなりの戦略的な価格づけに見受けられます。
期待半分、不安半分。
実物を見てから購入すべきか、あるいは安いから迷わず予約を入れるべきか。
R3は予約受付初日の1時間後に申し込んでも半年以上待ちという例が出るほど人気
ですから、この廉価機の場合にはいかほどの予約数が殺到するのでしょうか?
(5/26の10:00-予約受付開始の店が多い)
実は日付を間違えて、今朝(5/25)予約受付サイトに申し込みに行ってしまいました。
(もちろん拒絶されて、「なんで入れないの?」と若干パニック。)
で、明日の受付開始と勘違いに気づいて、改めて落ち着いて情報を取集します。
ポートレート撮影でのタテ位置撮影や、飛行機撮影でも自由雲台を簡易ジンバル
として使っていると三脚座を使ってのタテ位置撮影にする時に便利なのがバッテ
リーグリップ。
これのオプション商品としての設定のないのが気になるという意見がweb界隈
にちらほら。
む。
確かに、キヤノンの公式サイトには一切そのような商品の告知はないです。
でも、ないわけないでしょう?EOS Rでもあったのにと思っていましたら、
鋭い指摘が。
価格.comのクチコミサイトにて、R7の底面には三脚取り付け用の穴は開いて
いるけれども、バッテリーグリップの位置決めをして、固定するピンを留める
穴が開いていないとの指摘。
キヤノンのページを見ても底面写真はない。
色々情報収集していて、参考になったのがこちらのサイト。(デジカメWatchサイト)
確かに穴がないです。
手元の7D2やR6にはガイドピンを挿入する穴があります。
むむ。
さらに情報収集していて、またもやデジカメWatchのタッチ&フィールの解説を
している動画(YouTube動画)が興味深い。これの1'58"のところにチラッと
写るバッテリーの蓋の部分の画像が参考になります。
R6のバッテリー蓋の蝶番部分のバネの横には下の丸の部分のように蓋を取り外し
するためのピンの操作用の突起があります。
しかし、上記の動画にチラッと写る蓋にはそのような構造がない(ように見えます)。
むむむ。
まさか、動きモノ専用機といっても良いようなR7でタテ位置構図用のバッテリーグリップ
の装着ができない?
これは焦って手を出さずに待つべきなのか。
ひと晩悩みます。