この日は民間航空機の撮影のメジャースポットである大阪の
伊丹空港(大阪国際空港)の千里川土手を訪問。
ポートレート撮影以外での軽い被写体探しのつもりで始めた
航空機撮影も遠征を伴うものになってしまいました。
ちょっと場所の紹介。
千里川土手は、アクセスがやや悪く、阪急電鉄の宝塚線の
曽根駅から歩いても相当な距離があり、カメラ機材を抱えて
は歩きにくいところ。
しかし、歩いて5分ぐらいのところにコインパーキングができ、
最大64台駐車可能、20分100円という東京から来た者には低
価格と感じられる値段設定。
さらに24時間止めても最大600円とお値打ち値段設定!
ほぼ飛行機の離着陸を楽しむ以外に利用客のいないコインパー
キングとはいえ、整備しているのは良いことです。
これから数年かけてさらに大規模な公園に改修することも
決まっているようで、それは何よりだと思われます。
駐車場から少し歩くと千里川に出る道があらわれ、
「より滑走路に近いけれどもフェンスが邪魔をする左側(千里川右岸)」
と
「滑走路より少し離れるけれどもその分フェンスが邪魔になりにくい右側
(千里川左岸)」
とに分かれます。行き来するにはこの分岐点まで戻らなければならず、
最初の選択にかかります。
私は、より遠い側の千里川左岸を選んでみました。
(左岸の風景: 滑走路は左、右から着陸機が来ます)
←空港滑走路 着陸機のアプローチ→
事前にwebなどで情報を集め、聞いてはいましたが、なかなかの大迫力。
こんな感じで着陸コースの真下に入ることができます。
R6- EF70-200mm F2.8LISII, 1/1000, F6.3, ISO200
(ほぼ頭の上を通って、着陸していきます)
R6- EF70-200mm F2.8LISII, 1/1000, F6.3, ISO200
展望デッキのように制限があるわけでもなく、細い川の両側に幅広く撮影
できる場所があり、分散できることからさほど混雑していないので、自由
に撮影場所を動けるのもメリットです。
(逆光を狙って場所移動〜70mmでこの大きさ)
R6- EF70-200mm F2.8LISII, 1/1000, F4.0, ISO200
騒音がすごいかと思って、耳栓を持っていったのですが、現代の民間航空機の
騒音レベルは静かなもので不要でした。
頭上にある時こそ騒音が響きますが、静かすぎて気づかず、至近距離に近づい
て初めて音がして、慌ててシャッターを切る、という場面も多かったです。
(より近い千里川右岸側のスポットの様子)
滑走路に近い側の右岸の土手の方は、空港の外構のフェンスが邪魔をするので、
脚立や高めの三脚が必要な感じでした。
そして、あとは気ままに撮影を楽しみます。
(A350の着陸シーン)
R6- EF70-200mm F2.8LISII, 1/1000, F7.1, ISO200
(スモークを上げて着陸)
R6- EF70-200mm F2.8LISII +2.0ExIII, 1/800, F5.6, ISO2500(トリム600mm相当)
滑走路から遠い側の左岸の土手からですとフェンスはそれほど邪魔にならず、
400mm望遠があればそれなりに撮れますし、600mmレンズがあれば上記
のような画角で撮影できます。
(ANAの鬼滅の刃特別塗装機)
R6- EF70-200mm F2.8LISII, 1/1000, F3.5, ISO100
フェンスにギャラリーとフォトグラファーが張りついているのが見えます。
〜子連れやカップルで見に来ている人も多く、その割に飛行機は5〜15分
間隔と間があく感じ。
羽田や成田で撮影している身としては、意外に伊丹空港の発着間隔は長く、
どこかのんびりした雰囲気が漂い、名物の飛行機案内おばさんのコールと
案内が必要なのもなんとなく分かります。
で、徐々に夕日が沈んでいき、いい雰囲気の時間帯に入ります。
(B767の着陸とGallary)
R6- EF70-200mm F2.8LISII +2.0ExIII, 1/800, F5.6, ISO1600
(Busy time)
R6- EF70-200mm F2.8LISII+1.4ExIII, 1/640, F4.5, ISO12800
(夜間飛行)
R6- EF70-200mm F2.8LISII, 1/500, F2.8, ISO25600
(夜間飛行〜離陸前)
R6- EF70-200mm F2.8LISII, 1/2, F10.0, ISO4000
三脚を用いて、スローシャッターで光芒を光らせながら静止したところをトライ。
少しレンズが短かったので、今ひとつイメージと出来上がりが異なりましたが、
まぁ初トライとしては許せるところでしょうか。
色々な撮影技法を試したくなるし、天候や時間帯によっても大きく変わりうる場所
なので、非常に興味の惹かれる場所でした。ただ、遠征しないとダメなのでそうは
来れません。
19:00過ぎに撮影を切り上げて引き上げたのですが、その頃から撮影に来る人や
散歩に来る親子連れがいたりして、結構近所の人たちにとっての憩いの場にも
なっているようでした。
というわけで、この日の撮影は終了。次回に期待です。
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