合格体験記(2016 武蔵) | 「都立受験」のプロフェッショナル(学志舎)

☆合格体験記(2016 武蔵:丹羽さん)

 

私が学志舎に入塾したのは、中学2年の夏休み明けでした。中学2年の夏休みは、大手塾の夏期講習を受けて過ごしていました。しかし、周りの雰囲気にのまれ、授業は聞くものの、家で勉強する気が起きず、勉強すること自体が嫌いになっていきました。また私の学校では課題としてレポートや作文を提出することが多く、要領の悪い私は勉強が疎かになっていました。そのため、中1の前期に40だった内申は、中2の前期には34に下がってしまいました。学校には優秀な人達が集まっており、私は頑張っても無駄なんだと大きな劣等感を抱いていました。もともと好きだったはずの勉強も面倒くさい、面白くない、頑張っても報われないものとして感じるようになりました。そんな中、学志舎と出会えたことは本当に奇跡だったと思います。私がこの濃い1年半に学んだことを少しでもお伝えできればと思います。

 

 

学志舎に入塾した後、入塾する前より勉強するようになったものの、授業は普通に受け、宿題は普通に解き、授業以外の日に自習に行くこともありませんでした。そんな普通の日々を送っても成長するはずもなく、内申も特に上がることもありませんでした。学校の課題は前日の夜になってやっと手をつけ始め、焦燥感にかられながら徹夜して終わらせ、一睡もせずに学校に行く。そして学校から帰ってすぐに眠りにつき、翌日の朝に目が覚めるというとても不規則な生活を送っていました。もちろん学校の授業はほとんど聞くことができず、塾に行っても眠いまま。時には課題が終わらず、中途半端なまま提出することもありました。これでは内申も偏差値も上がるわけがなく、学校の人達のように要領良くこなすことができない、また学志舎の人達のように何事にも努力することができない自分は何てダメな人間なんだろうという、自業自得による劣等感がつのるばかりでした。そして、その劣等感によってヤル気が起きないという悪循環に陥っていました。

 

 

中3の夏休み、学志舎ではハードな夏期講習が行われました。これまでの不規則な生活が染みついてしまった私にとって、とても大変で、十分な睡眠を取っているにもかかわらず、午前中だけ睡魔に襲われるということが度々ありました。丁度その頃、塾長から「ネガティブな言葉を口にすると、ネガティブになる。ポジティブな言葉を口にすると、ポジティブになる。成功している人はほとんどがポジティブな人だ。」という話を聞きました。これまでの私だったら、私はなんて不真面目なんだろうとネガティブに考えてしまっていましたが、「これは私のこれまでの行動の代償で、どうしようもない。だからこれから人一倍努力して取り返そう。」とノートに書いて、自分を励まして、ポジティブを保てるようにしました。また、1日13時間勉強することを夏期講習の期間中に続けたことによって自信になり、勉強が好きという気持ちが戻ってくるようになりました。

 

 

しかし、夏休みが終わり、学校が始まると再び課題に追われるようになりました。また、私はダンス部の部長を務めており、10月末にある年に一度の発表のために、学校に遅くまで残るだけでなく、朝早く学校に行き、家でも準備をしなければいけない日々が続きました。完璧主義であった私は、部活も委員会も学校も課題も全て完璧にしなければと取り組んだことで、結局体調を壊し、学志舎のみんなは毎日自習しに塾に行っているにもかかわらず、私は自習に行くことができませんでした。さらに最終内申が決まる前の最後の定期考査が部活の発表の5日後だったため、今までよりも対策勉強ができず、悲惨な結果でした。当時は都立青山高校を志望していましたが、ろくに受験勉強をしておらず、内申も平均に達していない状況だったので受からないかもしれないという不安な気持ちでいっぱいでした。模試での合格可能性は都立青山、武蔵ともにずっと20%以下でした。正確に言うと、もぎでは1月まで合格可能性は1%でした。塾長とは何度もお話をさせて頂き、私のやるべきことの優先順位がつけられない性格を正して頂きました。私の最終的な素内申は34でした。少し上がりはしたものの、都立青山を志望するにしても、都立武蔵を志望するにしても、低すぎる内申で本当に崖っぷちでした。しかし、塾長の熱意を帯びた数々から自分の力を全て出しきり、悔いのないようにしょうと、自分の足りないところや間違いの多いところを過去問から見つけ出し、うめていくという勉強を繰り返しました。1月のVもぎでは都立青山の合格可能性が80%を超えなかったため、合格可能性が80%を超えた都立武蔵に向かって残り2か月弱を頑張ることに決めました。科目ごとにミスの多いことを書き出し、次は絶対にミスをしないぞという気持ちを持って過去問に取り組みました。これと同じような問題が本番出るかもしれないと思うことで常に緊張感を持つことができます。塾長から「自分の努力を目で見えるようにした方が良い。」というお話を頂いたことから、毎日やるべきことを手帳に書き出し、やり終えたら線で消すということを続けていきました。これはモチベーションを上げるのに役立ったと思います。またその手帳の余白に塾長の奮い立つ言葉を書いていき、不安になった時は見るようにしていました。是非参考にしてみて下さい。

 

 

学志舎は、「自分を成長させるためにはどうすれば良いのか?常に考えることのできる場所」です。それは学習面だけではなく、生活面や性格面においてでもです。塾長から頂いた様々なプリントや「道徳の教科書」という本は今でも読んでいます。学志舎での経験は一生役に立つものになると思います。

 

 

この受験勉強は決して1人で成し遂げられたものではないと思います。塾長や家族には感謝したいことが多すぎて、ここには書ききれません。塾長は本気で生徒に向き合って下さいます。重みと説得力のある言葉が私達に指標を見つける力を与えて下さいます。このように合格へと導いて下さって、本当にありがとうございました。また、常に温かく見守ってくれた家族や良い影響を与えてくれた学志舎の皆や友達、沢山のアドバイスを下さった先輩方に本当に感謝しています。ありがとうございました。