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AutoCAD2006新機能

ダイナミック入力

今までのAutoCADは、オブジェクトの作成、編集を行う際に、

コマンドラインに表示されるメッセージを見ながら操作しました。

AutoCAD2006では、ダイナミック入力設定によって、

コマンドの実行、プロンプトの確認、値の入力を

マウスポインタの場所で行えます。

20050510_1


ダイナミック入力は、ステータスバーのボタンで有効にできます。

20050510_2

ツール>作図補助設定のダイナミック入力タブで詳細設定を行えます。

AutoCAD2006新機能

今までのAutoCADは、ズームも1操作とカウントされ、

ズームや画面移動を繰り返した後で元の状態に戻すには、

UNDOコマンドを繰り返さなければなりませんでした。

AutoCAD2006より、連続したズーム操作および

画面移動操作を1つのグループとして扱うことができます。

設定方法は以下の通りです。

1.メニュー>ツール>オプションを実行します。

2.基本設定タブの「ズームと画面移動コマンドをグループ化」の

チェックを入れます。

 

文字の高さを変更できなくなってしまった

1.形式>文字スタイル管理を実行します。

2.フォントの高さに0以外の値が指定されている場合は、

  指定された文字高さで固定になります。

  文字により高さを変えたい場合は、「0」にして下さい。

文字の高さを変更できなくなってしまった

1.補助>形式>文字スタイル>文字スタイル管理を実行します。

2.フォントの高さに0以外の値が指定されている場合は、

  指定された文字高さで固定になります。

  文字により高さを変えたい場合は、「0」にして下さい。

寸法許容差のマイナス値を「-0」と表示したいが「0」となってしまう

寸法のオブジェクトプロパティ管理で、
文字>寸法値上書きの内容を編集します。


例)寸法値10 許容差+0.1 -0 の場合

<>{}{\H0.71x;\C3;\S+0.1^ 0;}
の赤字で書かれている0の前に「-」を入れます。
<>{}{\H0.71x;\C3;\S+0.1^ -0;}

寸法記入時に寸法を編集したい

1.メニュー>ツール>アプリケーションオプションを実行します。

2.「スケッチ」タブの「作成時に寸法を編集」のチェックボックスを

  オンにします。

ねじ穴を配置したが、ねじ切りが表示されない

1.メニュー>ツール>アプリケーションオプションを実行します。

2.「色」タブで、「反射とテクスチャの表示」のチェックボックスを

  オンにします。

外部参照しているオブジェクトを編集する時に、それ以外のオブジェクトも一緒に選択されてしまう。

外部参照を編集ダイアログボックス

(外部参照しているオブジェクトをダブルクリックすると表示)

の設定タブで、

「作業セットにないオブジェクトをロック」のチェックを入れます。

図面をコピーしてWordなどに貼り付ける場合の背景について

システム変数「WMFBKGND」でコントロールできます。

1.コマンドラインより「WMFBKGND」を実行します。

2.値を設定します。

  「0」の場合:背景色は透明になります。

  「1」の場合:AutoCADの現在の背景色になります。

※このシステム変数には保存先がありませんので、

  AutoCADを終了すると規定値に戻ります。

許容差の後に文字を書く方法

1.パワーディメンジョンの一般タブの寸法文字の領域にカーソルを移動します。

2.Shiftキーを押しながら、[] と入力します。

3.この後に文字を入力します。

20050509_4

※ [] は、入力しても目に見えません。