― 僕たちは、本当に特別なスピリットをもたらした。

だから僕はいつでもそれを受け入れようとしている。―
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いつも読んでくださりありがとうございます!!

アンドレ・イグダーラのベイエリア帰還に関するシーンを抜粋しました。

ゲーム内容は別途...

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(現地2020/2/10)
【サンフランシスコ発―

今シーズンのウォリアーズは、祝賀する機会があまりない。

しかし、月曜夜の彼らにはそれがあった。

 

アンドレ・イグダーラが、ここにいたのだ。

 

“圧倒されたままでいるチャンスがなかった。”

とアンドレ・イグダーラがゲーム前の会見で言った。

”新しいチームが何をしようとしているか、自分がどのようにフィットするのかを掘り下げようとしてきた。

...これは予定された別のゲームであるだけだ。

これが異なる状況になることではないということが役立った。”

 

しかし、イグダーラは、TippOFFの前にコートで自分を称える式典で、大画面で放映されたトリビュートビデオに少し圧倒されているように見えた。

これにはお決まりのイグダーラ・ダンクだけでなく、ホワイトボードに戦略を描くシーンも含まれていた。

[参:スチーブ・カー、ウォリアー達に自分たちをコーチさせた理由]

[Welcoming Andre Iguodala on Warriors Ground]

↓トリビュートビデオを見上げるイグダーラ...

ゲーム前、イグダーラは、自分が今でもウォリアーズとどれだけ親しくしているかを言及した。

ステフィン・カリードレイモンド・グリーンダミオン・リーらと定期的に連絡を取り合っていて、”見つけることが出来たらいつでもクレイにチェックインしている”と言ったほどだ。

 

彼は、コート中央でマイクを持ち観客に演説し、”僕たちの組織の歴史の中で最も偉大なプレイヤーの一人”と称えるクレイ・トンプソンを見つけた。

元チームメイトのステフィン・カリーとクレイ・トンプソンがこのゲーム前のイグダーラの紹介をどちらがするかをじゃんけんで決めていた。

イグダーラはスタンディングオベーションを受けたが、実は、何を期待したらいいかわからないでいた。

 

イグダーラがロンドン・オリンピック中にデンバーへトレードされた後にフィラデルフィアに戻ったとき、彼はブーイングを受けた。

プレーオフでナゲッツを破ったチームに加わった後にデンバーに戻った時も、彼はブーイングされたからだ。

 

クレイ・トンプソンがイグダーラにメッセージを送った。

”今日はDUBNATIONにとって特別な夜だ。

ウォリアーズの歴史上最も偉大な一人、

Swiss Army knife(アーミーナイフ)が戻った。

僕の大好きなチームメイトだ、

僕や、カリー、ドレイモンドのの仕事をちょっと簡単にしてくれた。

コーチカー、コーチスタッフ全員も助けた。

僕たちはこの人が僕たちに与えてくれたことに感謝している。

マイクを受けとったイグダーラはウォリアーズに敬意を払いこう言った。

”僕たちを支えてくれた全ての人に、

心の底から感謝したい。

ずっとここで僕を支えてくれた。

間違いなく、ここがホームのように感じる。

僕は去ったばかりだが、ホームのように思う。

ベイエリアの忠実なファンの皆に感謝している。

 

来シーズンは80試合のリーグで大混乱を引きおこすために、

僕のブラザーズがフルスロットルで活動を再開する。

Love you all.(みんな、大好きだよ)ラブラブアップ

イグダーラは、崇拝を浴びていた。

そして、第1Qの残り3:15、イグダーラが水色と鮮やかなピングのヒートのユニフォームを着てチェイスセンターのコートに足を踏み入れた時、再びそれが起こった。

ここまでのシーズンを休んでいたイグダーラは、木曜にトレードされ2年3,000万ドルの延長契約を獲得し、金曜にサクラメントにいるヒートに加わった。

その3日後、自分の家に戻り、元チームとの対戦となった。

 

”彼が別のチームのユニフォームを着ているのを見るのは奇妙だ。”

とスティーブ・カーが言った。

”しかし私は、彼に会えて嬉しい。

自分勝手な理由だが、彼を称えるタイミングがうまく行ったことに嬉しい。”

 

イグダーラは、ウォリアーズのチャンピオンシップパレードでファイナルMVPトロフィーを掲げている自分の写真の前に座ってメディアと話した。

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ゴールデンステイトでの6シーズンのキャリアでの彼の貢献全ての中で、2015ファイナルNBAファイナルMVPの名前を呼ばれた瞬間は、カーにとって最も際立ったことだった。

 

”間違いなく、あれが私のお気に入りの瞬間だ。”

とカーは言った。

 

2013年にイグダーラが来たとき、彼のリーダーシップがその後の全ての方向性を決めた。

彼はウォリアーズのために来たいと言った最初のベテランだった。

2015年、カーの決断もあって、イグダーラがセカンドユニットと一緒にベンチから出場した方がいいと判断したとき、全てのことがうまく行き始めた。

 

それがまた、”Strength in Numbers”につながった。

イグダーラのようなスターがアンセルフィッシュでいることをいとわないと、他の誰もが自分のエゴを出すことが出来なくなるからだ。

 

その後、ファイナル中には先発ラインナップに加わり、MVPの称号を得たとき、それは運命のように見えた。

 

”我々のシーズンの完璧な結び目だった。”

とカーは言った。

”ハリウッドのようなエンディングだったね。”

 

そう、その瞬間だった。

しかしもちろん、全体像としては、少なくともウォリアーズのファンにとっては、完璧なハリウッドのような結末ではなかった。

それどころか、イグダーラは、ウォリアーズがディアンジェロ・ラッセルを獲得するためのケビン・デュラントとのサイン・アンド・トレードの一貫で、急に7月からトレード放出されたのだ。

 

”僕たちは、本当に特別なスピリットをもたらした。

だから僕はいつでもそれを受け入れようとしている。

Romo moment※があった。

トレードが起こる匂いがしたと思う。

僕は経験があるので、ドミノ効果がどのように起こるかを知っている。”

とイグダーラは言った。

※Romo moment:CBSスポーツのNFL解説者のトニー・ロモがチームのプレーが起こる前によく推測するので、それにちなんで引用している。

ファンがフラストレーションを感じるのは、一種の”数”に欠ける、ロマンティックとはかけ離れた退団だったからだ。

しかし、イグダーラにはわだかまりはなかった。

 

”物事の仕組みを理解している。

これはビジネス・リーグだ、スーパースターのリーグだからね。”

とイグダーラは言った。

 

イグダーラは、ビジネスを理解していて、NBAプレイヤー・アソシエーション(NBPA)のリーダーである。

彼はトレード後、自分のキャリアの管理に対処した。

そして、メンフィスにレポートせず、代わりに、家族をイースト・ベイに留め、ベイエリアでビジネス・ポートフォリオを育てた。

チームとの合意はあったものの、グリズリーズの若いメンバーを含め、彼はまだ批判されていた。

 

”組織がどのような立ち位置かを知り、何よりも彼らに強力しようとした。

それが僕がやろうとしていたことだ。

僕の意図は、特定のバスケットボール選手とのプレーを避けようとすることではなかった。

プロセス全体を通して誤って伝えられたと思う。”

 

”しかし、チームと合意しただけで、両当事者にとって何が最善であったかを把握し、

最終的に双方が満足する結果を得ようとするものだ。”

 

イグダーラとグリズリーズのフロントオフィスは、若いプレイヤーにより多くの時間を与えようとしてたため、彼がチームの貢献者であることでなく、トレードチップになることを決断していたのだ。

 

”僕は、誰かの行動を強制するためにレバレッジを使用していたのではなかった。”

とイグダーラはゲーム前に言った。

”戦略的なこともないし、誰かを出し抜こうとしていたのでもない。

僕はバスケットボールから離れた自分の時間を最大限に活用していただけだ。”

 

”我慢強くいることが、何よりも僕を助けてくれたようだ。”

 

メンターとしての役割を果たしたプレイヤーには、ディロン・ブルックスとジャ・モラントに対する恨みの感情はない。

”感情は全くない。

立ち位置を理解していただけだ。

様々な声がどこから来ているのか、それが直接的なものでもないかもしれないことを理解していた。

メディアに居なくても、人々にメッセージを来る方法があることを理解しているだけだ。

 

彼ら全員が好きだ。

彼らのプレーを見てきた。

ディロンは今シーズンプレーするのが本当にうまくなったし、ジャは新人王だし、驚くべき才能がある。”

彼は二人を称賛し、マーション・リンチ(現NFLで記者と話すのが苦手な選手)のようなアドバイスを提供した。

 

“Save your money, young fella,

Take care of your chicken and your mentals.”

”お金の無駄を遣いしないでね、

自分の中の臆病者とメンタルの管理に気を付けて。”

現在、彼はチャンピオンシップの血統をもつ別のチーム(マイアミ・ヒート)にいて、ジェリー・ウェスト(Jerry West)を思い出させるレジェンドのパット・ライリー(Pat Riley:ヒートの球団社長)のために働いている。

 

イグダーラ(36歳)は、それをキャリアと呼ぶときがいつになるのかを考えている。

16分間連続でプレーした彼のデビュー戦では”ソファから飛び起きたので再び混乱した”と認めた。

しかし8か月間休んだ彼の脚は、新鮮だ。

 

彼の最後のゲームは6月13日、オークランドコロシアムでのNBAファイナル第6戦だった。

イグダーラの粘り強いディフェンスとクラッチショットで、ウォリアーズは5シーズンで3回のタイトルを獲得した。

今、彼は、サウスビーチにタイトルを奪還するのを手伝っている。

 

 

多くのことが変わった。

しかしイグダーラは常にウォリアーズの心と歴史の中心にいる。

そしてチェイスセンターでも。

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ウォリアーズのオーナー、ジョー・レイコブはイグダーラのジャージを永久欠番にすると約束した。

”待ちきれないね、

君のジャージが垂木に掲げられるのを見るのがね...”

とトンプソンは言った。

***

ゲーム後、コートサイドのインタビューを受けたイグダーラは...

”非常に面白かった。

僕が展開したいくつかのプレーでのランが実際あった。

スポルストラは、そういうことが非常に上手だ。

彼は、僕たちが不通に展開するプレーの一つで僕にバケットをくれた。

面白かった。

しかし若い選手達を見ると、どのように成長しているかわかる。

ダミオン・リーは今夜素晴らしいボールを撃ったし、

ジョーダン・プールの進捗と開拓を見られるのは素晴らしいことだ。”

ウォリアーズとの6シーズン中で何が最も印象深かったかについて答えた。

それはウォリアーズがタイトルを獲得したことではなかった。

ステフの満場一致のMVPだと思う。

それかな、と思う。

ステフの満場一致のMVPは僕のお気に入りの瞬間だ。

おそらく彼が注いできたハードワークを知らないだろうからね。

彼らは知っているが実際知らないと僕は思う。

彼はちょっと見落とされていたと僕は思うんだ。

リーグ全体のプレイヤーが彼をmったく尊敬していなかったが、

彼が満場一致を取ったのを見て、

’Oh s--t、あいつは本当に優れている’

ってなったのが美しかったね(笑)

だから世界中で彼を謙虚な目で見て、その一部であるのを見るのは美しいことだった。”

ウォリアーズに戻らなかったイグダーラは、将来のある時点で、コートや別の役割での再会を受け入れている。

”間違いないよ、当然だ。

僕は今でも1日おきに彼らとビデオで話をしているよ。

今朝も、彼らと話をした。

2日前にはドレイモンドと話をした。

こういう関係は決して終わらないので、ここに居なくなるまでそれは続くんだ。”

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[The Golden State Warriors welcome back Andre Iguodala | NBA on ESPN]

称賛されたイグダーラがヒートのメンバーに笑顔で迎えられているところが素晴らしい...

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[Verizon Game Rewind: Damion Lee Drops 26 Points, 5 Treys in Loss]

 

】(情報元:Andre Iguodala returns to Warriors in the visiting locker room

Andre Iguodala reflects on championships and getting traded by the Warriors

Andre Iguodala reveals favorite memory from memorable Warriors tenure、)

 

素晴らしい帰還の式典だった。

まだイグダーラ本人が座る前の会見台の背後の大きな写真を見た時に、

もうイグダーラが選手としてウォリアーズに戻ることはきっとないんだろうな、

と諦められる瞬間でもあった。

 

式典では

来シーズンは80試合のリーグで大混乱を引きおこすために、

僕のブラザーズがフルスロットルで活動を再開する。

と言ってくれてよかった。

ありがとうね、Andre!

 

ポートランドでのヒートデビュー戦の後でもイグダーラは個人的な感情は持っていない、と大人の発言で周囲のざわめきを沈めていましたけど、何度聞かれても、聞き方を変えられても、答えはぶれないというところが素晴らしい。

そして↓ここにも書いたけど、”自分よりもチームの勝利”の考え方もぶれない。

[参:アンドレ・イグダーラ、ヒートで今季NBAデビュー、”彼は変わり者だ。信じられない”]

 

そして8か月間休んで、チーム練習もろくにしないで、この活躍を見せているのも素晴らしい...

この日のイグダーラは、(+/-)+22という影響力を見せつけました。

 

ウォリアーズに戻って来る時は、選手ではないかもしれないけれど、いつかショーン・リビングストン、リアンドロ・バルボサ、アンドレ・イグダーラがフロントオフィスの一員になってくれるといいな、なんていう夢は大事にしまっておこう。

 

今シーズンはまだまだプレイオフまで2か月ある。

アンドレ・イグダーラがAndre Iguodalaのままで常にコートのゲームの流れを支配するプレイヤーであり続けますように...!

***

↓ジョー・レイコブが振り返るアンドレ・イグダーラ...

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おまけ:

ウォリアーズのトレードの余波はこちらにも...

イグダーラ称賛の日、ひっそりとNBCSが報じた元ウォリアーのこと。

先日ミネソタ入りしたディアンジェロ・ラッセルと共に加入した彼ら。

ジェイコブ・エバンスIIIとオマリ・スペルマン...

JはGリーグへ降格した...Oはウェーブ検討中という...(src)

エバンスIII-Gリーグアサイン

スペルマン-チームにいない

ウルブズはスペルマンの代理人と会い、彼をウェーブする可能性がある。

トレードのルール下により、彼がウェーブをクリアし、シーズンの残りを他のチームとサインしない場合、ゴールデンステイトが追うことが可能。

...とありますが、

ウォリアーズが彼を再契約することはきっとないと思います。

減量と食事制限と鬱病から回復してキャリアを再生し始めていたスペルマンの本気のシーズンでしたが、

残念です。

しかし、まだ若い、スペルマンの今後のキャリアも続きますように...!

 

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NBAを語る英語がなかなか上手に訳せないけど、”愛情”持って頑張ります!
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